from 師範代Shinya
(→前回の続き)
カナダ留学から帰国した後に、僕は英会話スクールの講師に転職しました。
留学前に、自分が生徒として通っていた英会話スクールの講師の職に応募して、採用されたのです。
そこでも、また僕は「自分の過去の英語の録音」に救われることになりました。
英会話スクールの講師になってからは、環境が激変しました。
前職までは、会社の中で英語ができる人は、誰もいませんでした。
また、生徒として通っていた英会話スクールでも、留学前までにレベル11の最上級クラスまで行けたので、生徒の中でも、「話せる人認定」を受けていました。
ところが、講師になったとたん、周りに自分より英語ができる人たちがゴロゴロいる環境になったのです。
研修などで会う同僚の日本人の先生たちは、
・幼少期~青年期までを海外で過ごした帰国子女
・日本育ちでもインターナショナルスクールに通った経験がある
・海外の大学を卒業している
など、高卒で28才からのやり直し英語でここまで来た僕とは、まったく違う環境で英語を身につけた人達でした。
同僚たちの中には、TOEIC990点満点を何度も連続で取っている人たちもいました。
また、TOEICの点数だけではなく、話す英語が流ちょうすぎて、圧倒されました。
そんな環境の中で、僕は自分がすごくちっぽけな存在に思えてきた時期があったのです。
もちろん、他の先生たちとはバックグラウンドが違うので、差があるに決まっています。
それでも、やっぱりヘコみました。
人は、どうしても自分と周りを比べてしまう生き物です。
自分の過去の英語の音声に救われる
そんな時にも、僕は過去の自分の音声に救われました。
音声を何度も聞き返しては、
「大丈夫、自分はちゃんと上達している。比べるべきは、他人ではない。過去の自分だ。今日の自分が昨日の自分より、1ミリでも前に進んでいれば、それでいい。」
と自分に言い聞かせました。
おかげで、またモチベーションを復活させることができました。
過去の自分自身の声というのは、「他人と比べている自分を、もう一度我に返らせる効果」があると思います。
「周りの先生の英語を聞く→ヘコむ→自分の音声を聞いて復活する」というサイクルを繰り返しながら時間が経つにつれて、僕はだんだん開き直っていきました。
この環境に慣れた、と言ってもいいかもしれません。
開き直った時に同僚の先生から言われた、衝撃の一言
そんなある日、僕が「自分の英語力は、この人達に全然及ばない」と思っていた帰国子女の同僚の先生たちの中の1人から、研修の帰り道に驚くことを言われました。
同僚:「私、シンヤ先生ってスゴいなって思ってるんですよ。」
僕:「え?何でですか?」
同僚:「だって、英検1級持ってるんでしょ?私にはムリ!一度トライしたけど、過去問を見ただけでもうダメって思っちゃった。」
僕:「そうなんですか。確かに、英検1級はマニアックな英単語が多いですよね。それにしても、帰国子女の先生でも読みづらいものなんですね。」
同僚:「帰国子女って一口に言っても、色んなタイプがいますからね。大人になるまで海外にいた人は、英検1級もいけるかもしれないけど。
それにしても、シンヤ先生は日本で生まれ育ったのに、あんなムズカしい英文、よく読めますね。」
僕:「あ、ありがとうございます。」
同僚:「私、実は日本語に自信がないんですよ。」
僕:「え?そうなんですか?今もめっちゃ自然な日本語話してますけど。」
同僚:「こういう会話はね。でも、かしこまった敬語とか、漢字の読みが苦手。あと、英語の文法を日本語で上手に解説できない。
でも、生徒さんからよく質問されるんですよね、日本語で。そのたびに内心、焦ってます。
日本語のネイティブで、英語もできるシンヤ先生がうらやなしいなぁ~、なんて。」
僕:「え?そんな風に感じていたんですか!知りませんでした・・・」
僕はそれを聞いて、本当に驚きました。
僕が劣等感を抱いていた帰国子女の先生の一人から、僕に対して「スゴい」とか「うらやましい」というキーワードが出てきたことが、すごく意外だったのです。
僕はこの時、「その人がどんな劣等感を感じているかなんて、他人からはまったく見えないんだな」と気づきました。
だからこそ、人と自分を比べることは意味がないと。
とはいえ、分かっていてもついやってしまうのが人間です。
やってしまった時の保険として、自分の過去の英語の声を定期的に聞き直すのは良い手法だと思います。
よかったらぜひ、あなたもお試しください。
もし、過去の音声録音データがない場合は、今すぐ英語の音読や英会話の様子を録音してみてください。
今は、スマホのボイスメモ機能でカンタンお手軽に録音できます。
また、オンライン英会話のプラットフォームでは、音声録音ができるところが増えています。
大事な録音データは、本体の外に保存する
ただし、録音した音声データを長く保存したい場合は、必ず外付けの外部ストレージ(HDD、SSDなど)、もしくはクラウド上に保存しておくことをオススメします。
僕はそれを怠ったために、自分の過去の英語音声データを失いました。
ある日、突然パソコンの電源が入らなくなったので、パソコンショップに持って行ったら、「残念ながら、修理不能です」と言われました。
「中のデータだけでも取り出したい」と思い、見積もりを出してもらったらビックリ!かなりの高額で、泣く泣くデータは諦めました。
それから10年以上経ってから買ったiPadも、同じようにある日突然、動かなくなりました。
アップルストアに持って行ったら、「中のデータは取り出せません」と言われ、ガーンと衝撃を受けました。
それ以来、iCloudをサブスクして、大事なデータはクラウド上に保存しています。
「自分の英語音声データは、外付けメモリーかクラウドに保存」
僕の経験上、これは必須です。
そこさえ気をつければ、今録音したあなたの英語音声データは、将来のあなた自身のモチベーションアップに、きっと役立ち続けてくれるでしょう。
(完)
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From 師範代Shinya(新村真也)
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