【僕のCASEC(キャセック)初体験談】

 From  師範代Shinya(新村真也)
 
(※僕がカナダに3ヶ月間留学してから帰国後の、日本での体験談です)
 
(→前回のつづき)
 
 
僕はカナダ留学から帰ってきてからすぐに、TOEICと英検準1級を申し込みました。でも、結果が出るまで就活をスタートするのを待ちきれませんでした。
 
 
そこで僕は、すぐに結果が出て、しかもTOEIC換算や英検換算でどのくらいの実力があるのかを教えてくれる「CASEC(キャセック)」という名前のオンラインテストを受けることにしました。
 
 
まず、クレジットカードで受験料を支払いました。
 
 
CASECは、受験料も安いのが特徴です。
 
 
TOEIC=5,725円
 
 
英検準1級=6,900円
 
 
CASEC=3,600円
 
 
です。かなり安く感じます。
 
 
安い、結果が出るのが早い、試験時間もかからない、と3拍子揃っているので、気軽に受けられます。
 
 
 

パソコン環境が命!

CASECはパソコンで受けるテストなので、ネット環境と音声環境が命です。
 
 
僕はパソコンの環境を整えました。
 
 
CASECに申し込むと、画面にテスト音声が流れる動画が出てきました。
 
 
それを聞きながら、しっかり聞こえるかどうか確認します。
 
 
CASECの画面の指示で、ヘッドフォンを使うことをオススメされました。
 
 
僕はさっそく、ヘッドホンをパソコンに指して準備しました。
 
 
テスト用音声はしっかり聞こえます。
 
 
それにしても、オンラインテストということは、監視の目がないから、試験中に電子辞書を使ってもバレないのでは?
 
 
と思いました。
 
 
でも、僕はあくまで自分の今の素の英語力を知りたかったので、電子辞書は封印しました。
 
 

試験スタート!

第1セクションがスタートしました。
 
 
日常会話文が出てきて、それのセリフの中に空欄があり、そこに入れる英単語を選ぶようになっています。
 
 
会話文には絵があるので、割とイメージしやすいです。
 
 
最初はすごくカンタンな問題から始まりました。
 
 
これは自信があるぞ!そう思いながら進んでいきました。
 
 
画面のすみにタイムリミットを測るアイコンがあって、時間と共に進んでいきます。
 
 
持ち時間は、1問あたり60秒のようです。
 
 
おっ!これはもしかして、TOEICに比べて回答時間にけっこう余裕があるのかも?!
 
 
TOEICの穴埋め問題は、1問あたり30秒以下で解いていかないと、とても最後まで間に合いません。
 
 
でも、CASECでは、2倍の1問60秒もかけられます。
 
 
それに、1問回答したら次が来るって事は、TOEICみたいく、タイムマネジメントのスキルが足りずに時間切れで最後の方の問題が回答できない、なんてことが起こらないってことか!
 
 
これは親切な設計だ!
 
 
そう思ったら、急に気が楽になりました。
 
 
 

急激なレベルアップ!!

5問ぐらい進んだ頃から、急にボキャブラリーのレベルが上がりました!
 
 
場面もフォーマルな感じになっています。
 
 
うぉっ!急に難しくなったぞ!!僕は手強さを感じながらも、かろうじて進んでいきました。
 
 
でも、10問目あたりを越えると、めちゃくちゃボキャブラリーのレベルが上がります!!
 
 
まあ、問題文のレベルが上がるってことは、その前の問題に正解している証拠だろうな、ということで、前向きに捉えていましたが、とにかく難易度はかなり難しく感じました。
 
 
 

日常表現

セクション2に進むと、こんどはさっきまでのようなシンプルな英単語を選ぶ問題ではなく、もっと「フレーズのかたまり」を選ぶ問題が出てきました。
 
 
会話の前後の流れから判断するので、2~3往復ぐらいの会話を読んで穴に入るフレーズを答えるタイプです。
 
 
制限時間も増えて、1問90秒になりました。
 
 
会話でよく使う表現です。
 
 
こういう表現は、TOEICのリスニング問題のパート2でもよく出ます。
 
 
たとえば、
 
 
Why don’t you~
 
 
という表現が、「なぜ~しないの?」という意味ではなく、「~したらどう?」という「軽い提案」の意味になったりします。
 
 
また、
 
 
Let’s go to the movies!
 
 
(映画に行こうよ!)
 
 
と言われたら、
 
 
Why not?
 
 
と返すことがあります。
 
 
これは、「行きたくない」と言っているわけではありません。
 
 
実は逆で、「いいね!行こう!」と言っているのです。
 
 
ちなみに、この「Why not?」は、直訳すると、「なぜNOなの?」という意味で、そのニュアンスは、
 
 
「なぜNOなの?」
 
 
 
「NOなんて言う理由あるの?」
 
 
 
 
「NOなわけないじゃん!」
 
 
 
 
「YESに決まってるじゃん!」
 
 
 
という図式です(笑)あまのじゃく的な発想ですね。
 
 
もうひとつ似たような例を挙げると、たとえば会議で自分の意見を言った後、ネイティブの人に感想を聞くと、
 
 
Couldn’t be better.
 
 
と言われることがあります。
 
 
これは、一見、「良くない」とか、「もっと良くなるはず」とか思えてしまいます。
 
 
実際、ネイティブにこのセリフを言われて、「反対されている」と感じてしまう日本人は多いです。
 
 
でもこれは、実は「大賛成!」という意味です。
 
 
Couldn’t be better.
 
 
は、直訳すると「これ以上良くなり得ない」です。
 
 
「これ以上良くなることはない」
 
 
 
 
「これを越える意見はもう出ないだろう」
 
 
 
 
「これが現時点で最高の意見だろう」
 
 
「大賛成!!」
 
 
という図式です。なんだか、回りくどい言い方ですね(笑)
 
 
こういう「欧米人の思考回路」を知らないと、そのまま文字だけ見ても意味がすぐに取れません。
 
 
これが、「表現の知識」です。
 
 
この問題も、最初はカンタンなものから始まって、途中から一気に難しくなりました。
 
 
後半は、自分がまったく知らない表現がたくさん出てきて、撃沈した気分になりました・・・
 
 
 
・・・つづく。
 
 
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