From 師範代Shinya(新村真也)
(→前回のつづき)
僕の2人目の英語学習のメンター、ダイスケさんが英語を話す姿には、いつも圧倒されました。
発音、リスニング力、会話の内容、返しのスピード、どれを取っても1級品なのです!
「ネイティブと対等に渡り合う」という言葉がぴったり来るのは、ダイスケさんだけでした。
僕は、ダイスケさんがネイティブと話している内容を、ほとんど聞き取れませんでした。
ひととおり会話が終わった後に、
「今、何を話していたんですか?」
と聞くと、ダイスケさんはいつも日本語で説明してくれました。
その内容は、
・仕事の話
・最新テクノロジーの話
・政治や経済の話
・男女関係の話
・ジョーク
・下世話なトピック
などなど、幅広い種類でした。
カタいトピックも、柔らかいトピックも幅広く英語で対応できるのは、本当にスゴいことだと思います。
僕の目指す理想
ダイスケさんは文字通り、「英語で何でもしゃべれる」状態だったのです!
ダイスケさんは、僕が目指す「日本人英語学習者の理想型」でした。
ここまで幅広く話せるようになるには、英語力だけでは無理です。
きっとダイスケさんは、日頃から英語の経済ニュースや専門的な情報を取り入れているに違いありません。
そこで僕は、英語学習仲間のケイタと一緒に、ダイスケさんのアパートにお邪魔して、ダイスケさんの英語トレーニング風景を目の前で観察させてもらえるように、お願いしてみました。
するとダイスケさんは、快くOKしてくれました。
密着取材
ダイスケさんのアパートは、スッキリしていて余計な物が何もない部屋でした。
僕:「ずいぶんキレイに片付いていますね!いつもこんな感じなんですか?」
ダイスケさん:「いつもこんな感じだよ。俺は気を散らすものが何もない方が集中できていいさ。」
僕:「なるほど!徹底してますね!」
ダイスケさん:「仕事だけしてても、スキルはアップしないからね。いかに家で自分のスキルを磨くかが、自分の将来を決めると俺は思ってるよ。」
僕:「おぉ!さすがです!!」
ダイスケさんは、身につけた高い英語力を活かして、某有名大企業で技術翻訳の仕事をしています。
僕と同じ高卒ながら、ふつうは大卒か大学院卒の人しかできないような仕事をしている姿が僕の目にはカッコよく見えました。
見慣れない英語
そのせいか、ダイスケさんの部屋には見慣れない英語の本がたくさん置いてありました。
海外の専門書っぽいやつがメインで、僕にはタイトルすら読めません。
日本語の本も科学技術系の本ばかりが並んでいます。
僕と一緒に来たケイタは、理系の大学院卒なので、それらの本を手に取りながら、ダイスケさんと色々と話しています。
僕にはさっぱり分かりません。
3人で一緒に英語トレーニング
「せっかくだから、見てるだけじゃなくて、一緒にやっていこうよ!」
ダイスケさんが僕とケイタに提案してきました。
僕&ケイタ:「おぉ!マジすか!ぜひ!お願いします!」
僕らは一緒に英語トレーニングを始めました。
ダイスケさんはまず最初に、僕らにCDの英語を聞かせました。
ダイスケさん:「俺がふだんやってるトレーニング内容の英語だよ。
今のシンちゃんとケイタにはちょっと難し過ぎるかもしれないけど、どのくらい聞き取れるか?気楽な気分で聞いてごらん。」
僕&ケイタ:「はい!了解です!」
リスニングしてみましたが、スピードは速いわ、内容は難しいわで、僕にはさっぱりです!
でも、ケイタはけっこう分かっている感じでした。
ぬぬっ!やばい!
僕は焦りを感じ始めました・・・
・・・つづく。
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