【どんな英文もAIがネイティブ音声でクリアに読み上げる!音読さん⑥】

 
from 師範代Shinya
 

(→前回のつづき)

今回は、僕が実際に「音読さん」に自分の手持ち英語テキストの英文を読み上げてもらおうとして、気付いた注意点をお伝えします。

手持ちのテキストの英文を、音読さんの読み上げ枠の中に1文字ずつ打ち込んでいくのは面倒ですよね?

できれば、テキストデータをコピペしたいところです。

でも、僕の環境で試した限りでは、

「英語テキストの文字データを、音読さんにコピペする」

という時短技は使えませんでした。

ネットで色々と情報を調べてみましたが、「本をコピーしたデータは、コピペできないことが多い」ということが分かりました。

これは音読さんの問題ではなく、電子書籍のルール的な問題です。

 

僕の英語テキスト管理法

僕は英語テキストをたくさん持っています。英語テキストだけで大きな本棚がいっぱいになってしまうほどの数です。

そこで最近は、英語テキストをデータに変換してiPadに入れています。

データは2種類あります。

↓↓↓

①紙のテキストをPDFデータに変換したもの

②アマゾンのKindleで買って、アプリで見れるようにしたもの

この2種類のどちらかです。

紙のテキストをPDFデータにするのは、専用の業者に発注してやってもらっています。(僕が使っているのは「スキャンピー」という会社です)

僕が発注する時には、PDFデータはすべて「文字データを認識できるバージョン」にしてもらっています。

データ変換する時に、「文字認識ができるバージョン」と、「文字認識ができないバージョン」を選ぶことができます。

文字認識ができないバージョンは、本のページを単に写真のように表示するので、iPadがテキストの上の文字を認識できません。

文字認識ができるバージョンで変換すると料金がちょっと高くなりますが、iPadが本の文字を認識できるようになります。

 

文字認識できるPDFデータのメリット

文字認識できるPDFデータでは、文書を開いた状態で「検索スペース」にキーワードを打ち込むことで、そのキーワードが使われているページに一気にジャンプすることができます。

この形式は、電化製品の取扱説明書のPDFファイルなどでよく使われています。

取説はページ数が多いので、索引から探すのも時間がかかって面倒です。

電子版の取説なら、やりたいことや知りたい機能をキーワードで打ち込むことで、解説ページを一瞬で見付けられます。

英語テキストも文字認識が便利

英語テキストもこの形式にすると、ピンポイントでページを探すのにとても役立ちます。

「あの英単語が使われているページはどこだったっけなぁ?」

という時に、検索枠に英単語を打ち込むだけで、候補がズラッと出てくるのです。

これは正直、紙の本より使いやすいです。

 

文字は認識できるけど、コピペはできない?!

文字を認識できるということは、文字のコピペもできるのでは?

そうすれば、音読さんの読み上げスペースに素早くコピペして、長文を読み上げてもらえるのでは?

と思ってやってみました。

でも、どうやってもコピペができませんでした。

文字の選択はできるのですが、コピーを押しても、反応がないのです。

その後ネットで理由を調べたところ、どうやらPDFファイルには文字認識機能に加えて、「文字コピーを許可するかどうか?」の設定があることが分かりました。

これは最初にデータを作るときに設定するので、後から変えることはできないようです。

本には著作権があります。

本のページをPDFデータに変換するプロの業者に頼めば、当然、著作権に配慮した設定でデータを作ります。

つまり、文字情報のコピーができない設定になっているのです。

たしかに文字コピーができたら、文字情報をだけを抜き出して、それをあたかも自分の作品であるかのようにネットにアップすることができてしまいます。

そういう行為を防ぐために、業者に頼んだPDFデータはコピーガードがかかっているようです。

そしてこれは、電子書籍も同じです。

iPadのKindleアプリでは、文字の認識や選択はできますが、コピペができません。

あくまで、個人利用の範囲でマーカーを引いたり、しおりを付けたりといった機能に制限されています。

 

手打ちが一番

ということで、手持ちのテキスト英文を音読さんに読み上げてもらうには、手打ちが一番確実な方法かもしれません。

どうせなら手打ち作業をトレーニングにしてしまうのがオススメです。

音読さんの文字枠は小さくて読みづらいので、直に打ち込むのはやりづらいと思います。

まずはパソコンのメモ帳やワードなどのソフトを立ち上げて、英文全体を見やすい環境の中で文字を打ち込むのがオススメです。

テキスト付属の音声を1節ごとに止めながら、聞こえた英文をタイピングしていきます。

一字一句声出ししながら手打ちしていけば、ディクテーショントレーニングになります。

書き取った英文を後で答え合わせして、そこで英文を正しく直します。

最後に、正しい文字データを音読さんにコピペします。

この使い方が、一番良い気がします。

次回は、音読さんのもう1つの使い方、「自分の作った英文を読み上げてもらう」時の具体的な方法をお伝えします。

・・・つづく。

 

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※「どれがいい?電子辞書の選び方」はこちら

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2件のコメント

私は電子書籍を買って、全ページをスクショしてPDFにしてます。
(スクショ作業はWindows Power Automateで自動化)

法的にどうなのかはわかりませんが、
自分で買った電子書籍を写真に写して自分で見る分には問題ないのではないかと思ってます。

PDFなら、ペンで書き込んだり画像を貼り付けたりも出来て便利ですよね(^^)

それは良いアイデアですね!
スクショを自動化できるソフトがあるとは知りませんでした。

ご自身で使用する分には、著作権は問題ないかと思います。
PDFはペンで書き込みできるので便利ですね!

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