【アドリブで話す力を手に入れる:ビジネス英語パワー音読トレーニング③】

 from 師範代Shinya

(→前回の続き)(この記事のシリーズを最初から読む場合はこちらをクリック)

※最近新しく発売(復刻)された「パワー音読トレーニング」シリーズ3部作のレベル3:ビジネス編の本のレビューの続きです。

①ひたすら手持ちボキャの数を増やしていく勉強法=剛の英語

②すでに知っていて忘れない英単語を使い回して色んな表現に対応する=柔の英語

この2つのスタイルのうち、「ビジネス英語パワー音読」の本では、②の柔の英語を提唱しています。

そして、柔の英語を身に付けるために必要な「5つの武器」があると、著者のカズ先生は書いています。

その5つの武器とは、

①無生物主語

②基本動詞(+前置詞)

③関係詞(WH語)

④it

⑤カンマ+which

です。

この5つの武器を使いこなせると、どんな場面でも、どんな相手でも、英単語をど忘れしても、あわてず、英語が瞬間的に口から出せるようになる、とカズ先生は書いています。

これは気になりますね!

1つずつ解説します。

①無生物主語

英語では、人間以外を主語にすることがよくあります。

たとえば、

「私、飽きっぽいんです。」

これを英語で瞬間英作文してみてください。

どうぞ!






おそらく、私=I を主語にしたくなりますよね。

飽きる=bored

~しやすい=easily

を合わせて、

I get bored easily.

みたいな文章を作ったかもしれません。

もちろん、それでもちゃんと通じるし、自然な英文です。

ただ、英語ではこんな言い回しもあります。

↓↓↓

Nothing keeps me entertained.

(直訳:何もない、私を楽しませた状態に保つものは)

もう1ついきましょう。

日本に来た外国人に向かって、

「どうしてこちらに来たのですか?」

この文章を瞬間英作文してみてください。

どうぞ!





いかがでしょうか?

おそらく、

Why did you come here?

というように、you を主語にしたのではないでしょうか?

もちろん、言いたいことは通じますが、この言い回しはちょっと直接的すぎて、場合によっては、「何しに来やがった!」みたいに聞こえてしまうこともあるそうです。

ここでネイティブがよく使うのは、主語を you にしない手法です。

What brought you here?

(直訳:何が持ってきたのですか、あなたをここに)

という表現です。面白いですね。

何かがあなたを突き動かして、ここへ連れて来る。

そんなイメージの表現です。

無生物主語にしかできないパターン

たまに、無生物主語にしかできない表現もあります。

「地図には、まっすぐ行けと書いてある」

これを瞬間英作文してみてください。

どうぞ!





いかがでしょうか?

これは、日本語でも「私」を主語にできないので、無生物主語を使わざるを得ません。

答えは、

The map says we should go straight.

(直訳:地図は言っている、私たちがまっすぐ行くべきだと)

です。このように、「○○には~と書いてある」みたいな時には、無生物主語の出番です。

The sign says ~(看板には~と書いてある)

The poster says ~(ポスターには~と書いてある)

The book says ~(本には~と書いてある)

みたいな感じで、色んなパターンで使えます。

無生物主語で、言い回しが無限大に!

無生物主語が使えるようになると、同じ型で色んな言い回しができるようになります。

たとえば、

What brought you ~という言い回しを1つ覚えるだけで、

What brought you to study Japanese?

(どうして日本語を学び始めたんですか?)

What brought you to move to Japan?

(どうして日本に移住したんですか?)

What brought you to be an English teacher?

(どうして英語の先生になったんですか?)

とうように、次々と英文が口から出せるようになります。

ネイティブの耳には自然に聞こえる、こなれた言い回しなのに、文章を作るハードルは低い。中学英語で対応できる。

そんなメリットがあります。

無生物主語を使いこなせると、最強です。

次回は、5つの武器のうち、②以降を見ていきましょう。

 

・・・つづく。(この記事のシリーズを最初から読む場合はこちらをクリック)

 

※5つの武器を音読で手にれる「ビジネス英語パワー音読」のテキストはこちら
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From  師範代Shinya(新村真也)

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