from 師範代Shinya
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※最近新しく発売(復刻)された「パワー音読トレーニング」シリーズ3部作のレベル3:ビジネス編の本のレビューの続きです。
「柔の英語」を使えるようになるために必要な5つの武器、
①無生物主語
②基本動詞(+前置詞)
③関係詞(WH語)
④it
⑤カンマ+which
のうち、②と③をご紹介します。
②基本動詞(+前置詞)
日常会話の中でよく登場する英単語は、基本動詞と呼ばれるものが多いです。
たとえば、get, take, have, put, do, give, see, make, work などです。
これらの動詞は、1つでたくさんの日本語訳が当てはまります。
そのため、登場頻度が高いのです。
さらに、前置詞と結びついて、特別な意味になる「句動詞(熟語)」と呼ばれるものが英会話でよく登場します。
get on = (電車やバスなどに)乗る
get up = 起きる
get back to = 折り返し連絡する
get to = 到着する
など、日常でよく登場する表現が多いのです。
ネイティブは、この熟語を会話の中でよく使ってきます。
日本人が苦手な熟語も、使いこなせるようになれば、強力な武器になります。
色んな状況を、これらの基本動詞と前置詞だけで表現できるようになるからです。
僕自身も、英会話の中でこれらの基本動詞を使うようになってから、ネイティブから「自然な英語を話すね」と言われるようになりました。
arrive の代わりに get to を使い、contact の代わりに get back to を使うと、ネイティブの耳には「英語ができる人」というイメージが焼き付くようです。
そして何より、自分が話せる幅が広がります。
「しっくり来る動詞が思いつかないから、ここはとりあえず get in にしておこう。」
と思って言ってみると、ちゃんと通じたりするのです。
たまに勘がハズれて、
「その言い回しはないなぁ(笑)けど言いたいことは伝わるよ。」
と言われるこもありますが。
基本動詞と前置詞が使えるようになるだけでも、だいぶ自分の英語が変わりました。
ちなみに、基本動詞と前置詞を使いこなせるようになるには、各単語の日本語訳ではなく「イメージ」で覚えるのがオススメです。
さすがにこのパワー音読の本1冊の中でイメージまでは解説されていないので、サブ教材としてこの本がオススメです。
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ちなみに僕は、この本を使った動画セミナーも作っています。
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③関係詞(WH語)
基本動詞と組み合わせて絶大な力を発揮するのが、関係詞です。
「あぁ、文章の真ん中にWH語があって、文章全体も長めになるやつね。」
というイメージで覚えているかもしれません。
関係詞というと、「なんかやたら小難しい文法ルール」という記憶がある人も多いでしょう。
実際に、学校の授業で関係詞の説明する時には、やたら複雑でフォーマルな英文が登場します。
その結果、「関係詞は書き言葉で使われるから、会話では必要ないのでは?」と疑問に思う人も一定数います。
実際に、僕が作っている瞬間英作文トレーニングの受講生の方々から、
「関係詞ってどのぐらい会話で使われるんですか?覚えないとダメですか?」
というご質問をいただくことがあります。
もちろん、関係詞なしでも自分が言いたいことは伝えられます。
短くてシンプルな文章を並べるだけでも、十分にコミュニケーションが取れるからです。
でも、関係詞が使えるようになると、「話せることの幅が広がる」ことは間違いありません。
そして、「関係詞=長い英文」という図式も、必ずしも成り立ちません。
たとえば、このビジネスパワー音読の本に収録されている英文から例を挙げると、
① You get what you pay for.
(安物買いの銭失い / 努力は報われる)
② I’m doing what I can.
(自分なりにガンバっています)
③ I wonder where we are going.
(ウチの会社はどうなっちゃうんだろう)
などのように、短くて日常的な表現の中にも、関係詞がバンバン登場するのです。
そして、関係詞が使いこなせるようになると、「ど忘れ」に対応できるようになります。
たとえば、「努力は報われる」と言いたい時に、
「あれ?努力って英語でなんて言うんだっけ?こないだ習ったのに!」
とど忘れしてしまったとします。
その時に、先ほどの例文
① You get what you pay for.
の一部だけを入れ替えて、言いたいニュアンスを再現することができます。まず、
努力 = 一生懸命働く、勉強する
と置き換えます。
次に、すでに覚えている基本動詞の中から、ニュアンスの近いものを引っ張ってきます。
働く=work(基本動詞)
を思いついたら、そこだけを入れ替えて、
① You get what you work for.
(働いた分を得られる=努力は報われる)
という英文が作れるわけです。
他にも、
① You get what you put in.
という言い方でも、同じ内容を表現できます。
「自分が入れたものを得られる」というニュアンスです。
この「ビジネス英語パワー音読」の本には、これでもか!というぐらい、関係詞が登場します。
そして、どれもが日常会話で使えそうなものばかりです。
これを読むことで、あなたの中にある「関係詞の位置づけ」が、大きく変わるでしょう。
・・・つづく。(この記事のシリーズを最初から読む場合はこちらをクリック)
※5つの武器を音読で手にれる「ビジネス英語パワー音読」のテキストはこちら
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From 師範代Shinya(新村真也)
(やり直し英語達成道場 師範代)
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