【海外旅行体験談⑬価格交渉】

From  師範代Shinya(新村真也)

(最近行ってきたカリブ海クールズ10日間の旅での体験談のシェアの続きです。)

(→前回のつづき)

 

イルカと泳ぐツアーに参加した後、最後にオススメされた「記念写真」の価格に驚いた僕と妻は、ダメ元で価格交渉をしてみることにしました。

 

全部の写真データをCD-Rに焼いて渡される価格が、なんと230ドル=日本円で約2万6,000円です!

 

そんなん買うか-!!と言って突き放したいことろでしたが、たしかにイルカと泳いでいる写真ほ欲しい!

 

でも、いくら何でも高すぎる!

 

僕らの財布には、クレジットカードは入っていません。

クルーズ船の部屋の金庫に入れてあります。

 

現金は、念のため20ドル札2枚とチップ用の1ドル札数枚が入っています。

 

トータル40数ドルくらいです。しかも、これはお昼ご飯用に持ってきたものです。

 

昼飯用に20ドル、あとは写真とかおみやげ用に20ドルくらいあれば足りるっしょ?という感覚でした。

 

しかし!全然足りません!

 

僕は、価格交渉に入りました。

 

価格交渉

僕:「全部のデータはいらないから、欲しいデータだけもらって安くすることできますか?」

 

スタッフ:「じゃあ、好きな写真データを3枚だけ選んで。それで安くできるよ。」

 

僕:「3枚でいくらですか?」

 

スタッフ:「3枚で150ドル」

 

僕:「高いなぁ!」

 

スタッフ:「そうだよ、だから、全部買った方が1枚あたりの値段は安くなる。全部買った方がお得だよ。」

 

僕:「2枚でいいから、もっと安くできない?」

 

スタッフ:「2枚なら、100ドル」

 

僕:「まだ高い!もっと!」

 

スタッフ:「これ以下は無理だ。今、いくら持ってるの?」

 

僕:「全部で45ドル。でも、昼飯代を残しておきたいから、払えて30ドルかな。」

 

スタッフ:「そりゃ、さすがに無理だ!」

 

僕:「じゃあ、いいです。」

 

スタッフ:「クレジットカードも使えるよ!」

 

僕:「いや、クレジットカード持ってきてないし。」

 

スタッフ:「今、カード番号分かる?」

 

僕:「分からない。」

 

けっこう食い下がってきます。

 

僕と妻はもう、モチベーションがダウンして、帰りたくなってきました。

 

最後の抵抗

スタッフ:「分かった!俺が何とかしよう!ちょっと待ってて!」

 

僕:「え?値下げしてくれるの?」

 

スタッフ:「いや、値下げはこれ以上無理だけど、支払い方法を何とかできるかも。」

 

僕:「いや、もういいっす・・・」

 

スタッフ:「とにかく、ここで待ってて!」

 

長いやりとりで戦意をなくした僕と妻は、疲れと空腹でこの交渉が面倒くさくなってきました。

 

そこで、僕らはそのまま部屋を出ました。

 

ねばり

そのまま着替えようとして表へ出ると、さっきのスタッフが走ってきました。

 

すごい執念だ!

 

スタッフは僕に小さな名刺サイズの紙切れを渡しながら言いました。

 

「クルーズ船に帰ったら、ここにメールして!そうすれば、彼らが何とかしてくれるから!」

 

僕:「なんとかってどうするの?」

 

スタッフ:「たぶん、支払いを確認したらCD-Rを配送するとか、データを転送するとか、何かしらの手段で写真を届けられるから。」

 

僕:「はい、分かりました~」

 

僕はもう、どうでも良くなっていました。

 

なぜなら、僕らはクルーズ船内でインターネットが使えない状態だったからです。

 

別料金

クルーズ船内のWi-Fi使用料は別料金でした。最初に来たときに「え?」と思いましたが、なんと滞在中のWi-Fi使用料金は約5,000円でした!

 

わずか数日間の滞在中にネットにつながらないからといって、そんなに不便はありません。

 

むしろ、ネットにつながらない環境の方が、旅で見る景色そのものに集中できます。

 

スマホも海外で使える契約にしていないので、僕らにとっては通信手段はありませんでした。

 

なので、今回のイルカツアーの写真は完全にあきらめました。

 

形には残らなくても、心のフィルムに焼き付けておこう!そう思ってジャマイカを後にしました。

 

・・・つづく。

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