from 師範代Shinya
文法、英単語、リスニング、作文(スピーキング)、発音の5つのスキルのうち、あなたはどれが一番得意で自信がありますか?
「どれもまだまだ足りないと思ってますよ!」
という場合でも、強いて言うなら・・・という前提で順序を付けてみてください。
おそらく、「発音」が最初に来る確率はかなり低いと思います。
もし来たら、あなたは少数派です。
実は中上級者でも、自分の発音が苦手な人は多いです。
英語の先生でさえも、自分の発音にコンプレックスを持っている人は多いのです。
発音は英会話けっこうネックになることが多い
もしあなたが海外旅行の経験があれば、自分の発音が通じなかった経験をしたことが1度はあると思います。
「お店でコーヒーを注文したら、コーラが出てきた。」
「単語を何度言っても通じなくて、店員さんにため息をつかれた。」
なんて苦い体験談もよく聞きます。
自分の話す英語が通じない時に、その理由が発音にあった、というケースは、かなり多いのです。
逆に発音さえよければ、多少語順がめちゃくちゃでも、言いたいことは伝わることが多いです。
英会話で通じる確率を左右するのは、発音の要素が大きい気がします。
話す英語の評価基準も、発音の要素が大きい
また、ネイティブが僕たち日本人の話す英語を評価するときにも、発音でジャッジされやすいです。
特にちょっとしたやりとりの英会話シーンでは、難しい構文を間違えずスラスラ言えるよりも、短い構文を良い発音で言う方が、「英語ができる人」風に聞こえる確率が高いです。
これは逆のパターンで考えてみると分かります。
こんな想像をしてみてください。
日本語を勉強している外国人と、あなたは日本語で話しています。
その相手の話す日本語を聞いて、どういう印象を持つか?
2つのパターンで比べてみましょう。
パターン①長い文章を間違えずに言える&カタコト発音
「ワタ~シハ、センシューウマツに、オ~サカのホテ~ルに3連泊シタンダケド、サービスはイマイチデシ~タ。景色はキレ~イデシタケド!」
パターン②短い文章で終わらせる&良い発音
「私、行きました。大阪。3泊しました。景色がキレイでした。」
(このパターン②の発音は、日本人とほぼ同じイントネーションと発音で話すと想定してください)
どちらの方が、より「上手だな」と感じると思いますか?
おそらく、パターン②ではないでしょうか?
もちろんこれは、日常会話のちょっとしたやりとりに限ったことです。
フォーマルな場面になれば、パターン①の人の方が本領を発揮すると思います。
また、日本語を読み書きする能力も、パターン①の人の方が圧倒的に高いでしょう。
ただ、旅行中にレストランやホテルのスタッフを相手に交わされるような短いやりとりでは、パターン②の人の方が通じやすく、聞き返される確率も低いと思います。
英語圏は日本よりユルめの基準
僕たち日本人は、「外国人の話す日本語」をあまり聞き慣れていません。
そのため、第2言語として日本語を学んでいる人の日本語を聞くと、発音とイントネーションを厳しくジャッジする傾向があります。
一方で英語圏の人々は、「ノンネイティブの話す英語」を聞き慣れています。
そのため、僕たち日本人の話す英語を、そこまで厳しくジャッジしてきません。
とはいえ、やはり「通じない原因」が発音になることも事実です。
発音が良いと、「上手ですね」と言われる確率が高いことは間違いありません。
だからこそ、発音は練習する価値があると思います。
でも一方で、発音は文法や英単語に比べて上達しづらいのも事実です。
次回の記事では、その理由と探っていきたいと思います。
・・・つづく。
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From 師範代Shinya(新村真也)
(やり直し英語達成道場 師範代)
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