【留学するのに最低限必要な英語レベルはどのぐらい?】

from 師範代Shinya

 僕が「大人のセブ留学の体験談を発信するようになってから、よくいただくご質問があります。

「留学に行くなら、最低限どのぐらいの英語力が必要ですか?」

というものです。

特に大人になってから英語をやり直している方ほど、この不安は大きいと思います。

「今の自分のレベルで留学しても意味があるのかな?」

「先生の言っていることが全然分からなかったらどうしよう」

「せっかくお金と時間を使うなら、もう少し英語ができるようになってから行った方がいいのかな?」

こんなふうに考えて、なかなか一歩を踏み出せない方も多いです。

たしかに、留学は旅行とは少し違います。

現地で英語のレッスンを受けたり、先生と話したり、海外の環境の中で生活したりするわけですから、英語力がまったく関係ないとは言えません。

ただ、ここで最初にお伝えしたいのは、留学に必要な英語レベルは「目的」によって変わるということです。

英語力アップを目的にするのか。

海外で英語を使う体験を目的にするのか。

自分の課題を知ることを目的にするのか。

英語学習のモチベーションを高めることを目的にするのか。

この目的によって、「最低限必要なレベル」の答えは変わってきます。

英語力アップを狙うなら、ある程度の基礎力はあった方がいい

まず、英語力アップだけを目的にするなら、ある程度の基礎力はあった方がいいです。

特に短期留学の場合は、1週間、2週間、長くても1ヶ月くらいの方が多いと思います。

この限られた期間で、

「前よりも英語が口から出やすくなった」

「先生の英語が聞き取りやすくなった」

「会話のテンポについていける感覚が出てきた」

という変化を感じたいなら、完全なゼロから行くよりも、日本である程度準備してから行った方が効果は感じやすいです。

目安としては、TOEIC500〜600点以上くらいです。

もちろん、TOEICの点数だけで英会話力が決まるわけではありません。

TOEIC800点でも話すのが苦手な人はいますし、TOEICの点数が高くなくても、簡単な英語でうまくコミュニケーションを取れる人もいます。

ただ、TOEIC500〜600点くらいの基礎力があると、単語、文法、リスニングの土台がある程度できています。

そうすると、現地で先生が話す英語を聞いたときに、

「あ、この単語、見たことがある」

「あ、この文法、勉強したことがある」

「あ、この表現、DUO3.0の単語帳に出てきたな」

というふうに、これまでの学習と現地の英語がつながりやすくなります。

この「つながる感覚」は、とても大事です。

なぜなら、留学はゼロから英語を入れる場所というより、日本で学んできた英語を実際に使って、回路を開いていく場所でもあるからです。

単語帳やテキストの中で知っていた英語が、先生との会話の中で出てくる。

頭では分かっていた文法を、自分の口で使おうとして詰まる。

知っているはずの表現なのに、実際の会話ではすぐに出てこない。

こういう経験をすることで、知識が少しずつスキルに変わっていきます。

僕はこれを、「テンポ良く会話するための回路が開いていく感覚」だと思っています。

英語を読むだけなら分かる。

聞けばなんとなく分かる。

でも、会話になると反応が遅れる。

言いたいことはあるのに、英語が出てこない。

この状態から一歩進むには、実際の会話の中で何度も英語を出す必要があります。

そのときに、すでに日本である程度の単語や文法を入れていると、現地でのトレーニングがかなり濃くなります。

だから、短期留学で英語力アップをしっかり感じたいなら、ある程度の準備をしてから行くのはかなり有利です。

まったくの初心者だと効果がないのか?

では、TOEIC500〜600点くらいないと、留学しても意味がないのでしょうか。

これは、まったく違います。

ここを誤解しないでほしいです。

英語力アップだけを見るなら、ある程度の基礎力があった方が効果を感じやすい。

でも、留学の価値は英語力アップだけではありません。

特に短期留学であれば、まったくの初心者でも得るものはたくさんあります。

むしろ、初心者だからこそ得られるものもあります。

たとえば、海外に行くと、英語が急に「勉強」ではなく「現実」になります。

空港の表示。

空港の係員とのやりとり。

ホテルのチェックイン。

ショッピング中の店員さんとの会話。

タクシーでのやり取り。

学校の先生との自己紹介。

日本で英語を勉強していると、英語はどうしても教材の中のものになりやすいです。

単語を覚える。

文法を理解する。

音読する。

リスニングする。

もちろん、これらはとても大切です。

ただ、それだけを続けていると、ふとした瞬間に、

「これ、本当に使う日が来るのかな?」

と感じることがあります。

でも、実際に海外に行くと、英語は目の前の現実になります。

分からないと困る。

でも、少しでも通じるとうれしい。

聞き取れないと焦る。

でも、相手がゆっくり言い直してくれると安心する。

この体験は、机の上の勉強だけではなかなか得られません。

初心者の方が短期留学に行く一番大きな価値は、英語学習のスイッチが入ることだと思います。

「もっと単語を覚えたい!」

「自己紹介くらいスムーズに言えるようになりたい!」

「先生にもっと質問できるようになりたい!」

「次に来るときは、もう少し会話を続けたい!」

こういう気持ちが、自分の中から自然に出てきます。

これはとても強いです。

人から「英語を勉強した方がいいですよ」と言われるより、自分で「話せるようになりたい」と思った方が、学習は続きやすくなります。

英語学習は、必要性を体で感じたときに強くなります。

その意味では、初心者の留学にも大きな価値があります。

短期留学なら、初心者でも行く価値はある

僕は、特に短期留学であれば、初心者でも行く価値は十分あると思っています。

もちろん、いきなり長期留学となると話は少し変わります。

英語がまったく分からない状態で長期間海外にいると、生活面でも精神面でも負荷が大きくなる可能性があります。

先生の説明が分からない。

授業中に何をすればいいか分からない。

買い物や移動のたびに緊張する。

トラブルが起きたときに対応できない。

こういう状態が長く続くと、英語が嫌になってしまうこともあります。

でも、1週間や2週間の短期留学であれば、目的を変えればかなり価値があります。

短期留学は、英語力を完成させる場所ではありません。

英語の世界を体験する場所。

自分の課題を知る場所。

英語学習の目的を作る場所。

次の学習につながるきっかけを得る場所。

そう考えると、初心者でも得るものは多いです。

たとえば、レッスン中にうまく話せなかったとしても、

「自分は質問表現が弱いんだな」

「単語が分かっても、文にする練習が足りないんだな」

「聞き取れない理由は、単語不足だけではなく発音にもあるんだな」

と気づけます。

この「自分に何が足りないかが分かる」というのは、英語学習ではかなり大事です。

なぜなら、多くの人は何となく不安なまま勉強しているからです。

単語をやった方がいいのか。

文法をやった方がいいのか。

音読をした方がいいのか。

瞬間英作文をした方がいいのか。

リスニングを増やした方がいいのか。

何となく全部大事な気がするけれど、何からやればいいか分からない。

そんな状態のまま勉強している人は多いです。

でも、実際に現地で英語を使ってみると、自分の課題がかなりはっきり見えます。

これは、留学の大きな価値です。

留学前に完璧を目指さなくていい

留学前に英語を完璧にしてから行こうとすると、たぶんいつまでも行けません。

なぜなら、英語はどこまで行っても完璧にはならないからです。

TOEIC600点になったら、今度は700点が気になります。

700点になったら、会話力が気になります。

少し話せるようになったら、発音や自然な表現が気になります。

つまり、

「もっとできるようになってから行こう」

と思っていると、留学のタイミングはどんどん先になります。

もちろん、準備は大事です。

準備なしで行くより、準備してから行った方が現地での安心感は増えます。

ただ、準備が完璧になってから行く必要はありません。

大事なのは、準備と体験を行き来することです。

日本で勉強する。

現地で使ってみる。

できなかったことに気づく。

帰国後にまた練習する。

次に行ったときに、前より少し使えるようになる。

この往復が、英語を自分のものにしてくれます。

英語は、机の上だけで完成するものではありません。

実際に使って、失敗して、通じて、悔しがって、また学ぶ。

その繰り返しの中で、少しずつ自分の英語になっていきます。

だから、留学前に完璧を目指す必要はありません。

でも、何も準備しなくていいわけでもありません。

このバランスが大事です。

ちなみに、この繰り返しサイクルを回すのに最適なのは、セブ留学だと僕は思います。

理由は、

・安い

・近い

・時差が少ない

という3拍子が揃っているからです。

この3つの要素があることで、留学へのハードルがグッと下がります。

「年に1回ぐらい留学したいな」という気持ちになります。

特に、僕が行ったQQイングリッシュは、日本企業なので安心感があります。

学校のカフェで出るご飯は衛生面が徹底されているので、お腹を壊すリスクが限りなく低いし、日本人スタッフがカウンターにいるので、困った時にも安心です。

さらに、ビーチフロント校では徒歩5分で美しいプライベートビーチに入れます。

限られた人しか入れないビーチなので、ゆったりした気分でリラックスしながら、リフレッシュしたり自習することができます。

最低限準備しておくと安心なこと

では、留学前に最低限どんな準備をしておくといいのでしょうか。

初心者の方であっても、次のようなものを準備しておくと、現地での安心感がかなり変わります。

まずは、簡単な自己紹介です。

名前、住んでいる場所、仕事、家族、英語を学んでいる理由。

このあたりを英語で言えるようにしておくだけでも、レッスンの最初がかなり楽になります。

たとえば、

「英語を話せるようになって、海外旅行をもっと楽しみたいです」

「仕事で英語を使うわけではありませんが、自分の人生を広げるために学んでいます」

「大人になってから英語をやり直しています」

こういうことを簡単に言えると、先生との会話が始まりやすくなります。

今はAIを使えば、自己紹介文の添削が簡単にできるので、ハードルが下がりました。

次に、レッスン中に使う質問表現です。

「もう一度言ってください」

「ゆっくり話してください」

「これはどういう意味ですか?」

「この表現は自然ですか?」

「別の言い方はありますか?」

こういう表現は、留学中に何度も使います。

完璧な文法でなくても大丈夫です。

困ったときに使えるフレーズがあるだけで、安心感がかなり変わります。

そして、中学英文法の基本です。

be動詞。

一般動詞。

疑問文。

過去形。

未来表現。

助動詞。

比較。

現在完了。

このあたりの基本が少しでも分かっていると、先生の説明が入りやすくなります。

最後に、よく使う単語です。

難しい単語を大量に覚える必要はありません。

まずは、自分の生活、自分の趣味、自分の仕事、自分の家族について話すための単語です。

留学中に使う英語は、意外と自分の身近なことが多いです。

だから、一般的な単語帳だけでなく、

「自分は何を話したいのか」

から逆算して単語を準備しておくと、現地で使いやすくなります。

レベル別に見る留学の意味

留学の意味は、英語レベルによって変わります。

初心者の場合、留学の目的は「英語力を一気に伸ばすこと」よりも、「英語の世界を体験すること」だと思います。

英語を使う空気を知る。

自分に必要な英語を知る。

英語学習の目的をはっきりさせる。

少しでも通じる喜びを味わう。

この価値はとても大きいです。

初級から中級に入りかけている人の場合は、日本で学んだ知識を会話につなげるチャンスになります。

知っている単語が聞こえる。

短い文なら返せる。

でも、テンポが上がると詰まる。

質問されると頭が真っ白になる。

こういうリアルな課題が見えてきます。

この段階の人は、短期留学でもかなり刺激を受けると思います。

そして、TOEIC500〜600点以上くらいの基礎がある人は、英語力アップを実感しやすくなります。

これまで知識として持っていた英語が、会話の中でつながり始めるからです。

特にマンツーマンレッスンが多い環境では、話す回数も増えます。

言えなかった表現をその場で直してもらえる。

何度も口に出して練習できる。

先生の反応を見ながら、自分の英語を調整できる。

この状態になると、留学はかなり濃いトレーニングになります。

大人の留学は、英語力以外にも残るものがある

大人になってからの留学は、英語学習だけでは終わりません。

むしろ、人生の体験としてもかなり大きいです。

普段と違う場所に行く。

違う文化に触れる。

日本では当たり前のことが、海外では当たり前ではないと知る。

自分の中の小さな常識が揺れる。

こういう体験は、英語力とは別に残ります。

そして、その体験が英語学習を続ける力になります。

「あのとき、もう少し話せたら楽しかっただろうな」

「次はもっと先生と深い話をしたい」

「海外で困ったときに、自分で対応できるようになりたい」

「将来、海外に移住してみたい」

「次は1ヶ月ぐらい滞在したい」

こういう気持ちは、帰国後にテキストを開く理由になります。

僕は、英語学習において、この「体験と感情のつながり」はとても大事だと思っています。

知識だけだと止まりやすいです。

でも、体験が入ると記憶に残ります。

悔しかったこと。

うれしかったこと。

焦ったこと。

通じてホッとしたこと。

こういう感情が、英語学習に意味を与えてくれます。

だから、留学は英語ができる人だけのものではありません。

英語を学び続ける理由を、自分の中に作る体験でもあります。

結論。最低限必要なレベルは目的によって変わる

結論として、留学するのに最低限必要な英語レベルは、目的によって変わります。

短期で英語力アップをしっかり感じたい。

テンポ良く会話するための回路を開きたい。

日本で学んだ単語や文法を、現地で実際に使える形にしたい。

そういう目的なら、TOEIC500〜600点以上くらいの基礎力があると効果を感じやすいです。

ただし、これは、

「TOEIC500〜600点ないと留学してはいけない」

という意味ではありません。

留学には、英語力アップ以外にも大きな価値があります。

英語を使う空気を知る。

自分の課題に気づく。

英語学習の目的がはっきりする。

海外で少しでも通じる喜びを味わう。

「もっと話せるようになりたい」という気持ちが生まれる。

この意味では、英語レベルに関係なく行く価値があります。

特に短期留学であれば、まったくの初心者でも得るものは多いです。

だから、今の英語力だけで、

「自分にはまだ早い」

と決めなくても大丈夫です。

大事なのは、何を目的に行くかです。

英語力アップを強く狙うなら、日本で準備してから行く。

英語の世界を体験したいなら、今のレベルでも一歩踏み出してみる。

この2つを分けて考えると、留学はもっと現実的な選択肢になります。

英語は、机の上だけで完成するものではありません。

実際に使って、失敗して、通じて、悔しがって、また学ぶ。

その繰り返しの中で、少しずつ自分のものになっていきます。

留学は、その大きなきっかけになってくれると思います。

P.S.

留学前に英語を少しでも準備しておくと、現地での吸収はかなり変わります。

特に大人のやり直し英語では、いきなり英会話だけに飛び込むよりも、単語、文法、音読、瞬間英作文などで、知識を使える形にしておくことが大切です。

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