from 師範代Shinya
半日の「セブ島の歴史めぐりツアー」に参加するまで、僕はフィリピンの歴史について、何も知りませんでした。
新鮮味を感じるために、あえて予習をしないで行った、というのもありますが、現地で見る歴史の跡は、かなりインパクトがありました。
さらに、ガイドさんがセブ島の生まれ&育ちなので、「歴史の話に登場する人物の子孫」である人の口から直接聞くストーリーは、やはり重みを感じました。
フィリピンの人達は、全体的に明るく元気なので、悲しい歴史があったことを感じさせませんが、ガイドさんから聞く話は衝撃的でした。
フィリピンの人達は、かなり長い間、スペインやアメリカなどの他国に植民地化されてきた歴史があるそうです。
特に、「マゼラン」のイメージが、日本で習ったのはだいぶ違うことに驚きました。
恐怖のマゼラン
僕は、確か日本の学校ではマゼランは「冒険家」とか「探検家」というようなくくりで習った記憶があります。(今の学校ではどう教えられているのか分かりませんが)
でも、僕がフィリピンで見た石像のマゼランは、どう見ても「戦闘を好む侵略者」でした。
「軍勢を率いて、自らも盾と剣を振りかざして先頭に立ち、現地のフィリピン人たちに襲いかかっている姿」が描かれていたのです。
僕の受けた印象は、「ひ~!!マゼラン怖えぇ!!」でした。
しかも、セブ島のラプラプ王がマゼランを返り討ちにして、マゼランはセブ島で命を落としているそうです。
その歴史のストーリーが、石像として刻まれ、そのすぐ隣に立派な教会がありました。
僕はこれまで、セブ島を観光地としてしか見ていませんでしたが、今回、歴史を知ることで、セブ島やフィリピンに対する見方が大きく変わりました。
直接目の前で歴史の建造物を見ながら、現地人のガイドさんの話を聞く感覚を、文字で表すのはかなりムズカしいです。
ぜひ、あなたも大人のセブ留学の期間に1度は「歴史めぐりツアー」を体験することをオススメします。
フィリピン人の英語が上手な理由
フィリピンの人達は、英語が上手です。
だからこそ、留学先としてセブ島が人気なのです。
実際に、僕がレッスンを受けた先生たちの英語は、とても流ちょうでした。
その理由は、「アメリカに植民地化されていた歴史」にあるそうです。
英語を第一言語にするアメリカが支配していたことで、フィリピンの国全体にアメリカ文化が導入されて、その過程で英語が公用語化されたそうです。
そして、子どもの頃から英語を使う世代が今大人になっているので、英語が堪能な人達であふれている状態になっているそうです。
そう考えると、フィリピン人が英語を上手に話せることは、苦しい植民地時代の裏返しとも言えます。
植民地時代を経て、今残っている英語というスキルを使って、フィリピンの人達は世界へ出るチャンスを手に入れているわけです。
実際に、英語圏の国に移住する若者も多いと聞きました。
英語が話せることで、どの国でもやっていける自信が持てるのは、若い人達にとって良いことでしょう。
フィリピンに限らず、英語が公用語になっている国は、英語圏に国に植民地化されていた歴史があるケースが多いです。
日本人は世界的に英語が話せないことで有名ですが、それは英語圏の国から植民地化された歴史がないからとも言えます。
「英語が話せない」というのは、もしかしたら、歴史的に見ると「他国に支配された経験がない」という、良い面も含んでいるのかもしれない、と思いました。
ちなみに、日本人が英語を話せない理由として、「文法的に英語と日本語はまったく共通点がない」というのがあります。
これについて、ガイドさんに聞いてみたところ、「フィリピンの現地語の文法も、英語と共通点はまったくないよ」と言っていました。
文法ルールに共通点がないことは、英語を話せない理由にならないのかもしれませんね。
僕は今回、歴史めぐりツアーで多くの学びがありました。
実際に、帰国して記憶が強烈に残っているのは、歴史めぐりツアーでの経験です。
参加して、本当に良かったと思いました。
・・・つづく。
QQイングリッシュの「大人のセブ留学プラン」情報はこちらをクリック
(※お申し込み時に「師範代Shinya紹介」と書いていただくと、いつでも入学金無料になります) ※今回、僕が行ったのは「ビーチフロント校」の方です。
—————————————
※このブログに読者登録をしていただくと、最新の記事を1日1回、メールでお届けします。読者登録はこちらをクリックしてください。
↓↓↓
From 師範代Shinya(新村真也)
(やり直し英語達成道場 師範代)
※もくじは、こちら
自己紹介は、こちら
コメントを残す