from 師範代Shinya
半日の「セブ島の歴史めぐりツアー」の1つ目の立ち寄り地の市場で、僕は大きな衝撃を受けました。
そこにいたのは、ほぼ100%地元人たちだけです。
僕とQQスタッフの西牧さんだけが、完全な「よそ者」でした。
自分たちが、服装や見た目で明らかに目立っているのが分かりました。
お年寄りから子どもまで、みんなじろじろ見てきます。
ツアーガイドのビビさんは、よくここに来るそうで、店の人達に現地語で話しかけたりしながら、グイグイと進んでいきました。
僕らは、ビビさんの後ろにくっついて歩いて行きました。
現地育ちのビビさんは、自信満々に歩いて行き、大きな声で僕らにガイドしてくれました。
めちゃくちゃ頼もしいです。
ここに来るなら、ガイドさんを付けた方が絶対に安全だと思います。
市場の衛生環境
もう1つ、僕が衝撃を受けたのが、市場の屋台の衛生環境でした。
豚の丸焼きや、海鮮料理など、売られている食べ物自体はとてもエキゾチックで魅力的だったのですが、とにかくハエが多いのです。

肉1切れに、常に~10匹ぐらいのハエが止まっていて、店の人もハエを払おうとはしません。
海鮮料理にはもっとたくさんのハエがいて、常に30匹ぐらいがブンブン飛んでは止まって・・・を繰り返していました。
ビビさんは、そんな屋台フードを見ながら、
「うわぁ~美味しそう!」
と叫んでいました。
おそらく、現地の人たち目には、ハエは無視されるようになっているのかもしれません。
僕は、ハエが気になって料理そのものがまったく目に入ってきませんでした。
YouTube用に撮影したビデオを後で見返したら、うまくハエだけ見えづらくなっていました。カメラが自動で判断して、ハエを消したのか?それとも単にカメラの距離が遠くて、小さくて動きが速いハエを捕らえきれなかったのか?
分かりませんが、とにかく録画して後から見返した市場と、現実の市場は全然違って見えました。
今後アップする予定のYouTube動画の中で、わざわざ「実際にはハエが多くて・・・」なんて説明しても、見ている人が不快になってしまうかもしれないので、言う予定はありません。
ここだけに真実を書きます。
現地人たちは、僕たちの前で屋台の食べ物を買って、中央のフードコートに移動して、おいしそうに食べていました。
現地人のタフさ
フードコートでは、たくさんの人達が、鍋のような料理をつついて食べながら、会話をしていました。
時間帯的に、若い学生のような人達が多くいました。
もちろん、鍋の上にはハエがたくさん飛んでいます。
「こりゃ、日本人が食べたら、ひとたまりもないわ・・・」
と僕は思いました。
現地の人達は、生まれたときからこの環境で食べ物を食べ続けているわけです。
腸内環境は、めちゃくちゃ強くなっていることでしょう。
ハエが運んでくるバイ菌など、一撃で無効化する、強力な免疫力を獲得しているに違いありません。
以前、僕の同僚の英語の先生たちが、フィリピン旅行で最終日にナイトマーケットに行き、屋台フードを食べて帰国後に下痢で倒れていましたが、納得しました。
もしあの先生たちが、この環境で、食べ物を口に入れたとしたら、すごい度胸だと思います。
市場を歩いている最中に、ビビさんが何度か、「これ食べたい?良かったら私のおこづかいで買ってあげるよ!」と、笑顔で優しい言葉をかけてくれました。
でも、すべての食べ物に止まっているハエと、地面から立ち上る下水っぽい臭いで、僕の食欲は吹き飛んで、マイナスになっていました。
ありがたいと思いつつ、
I’m OK.
とやんわり断りました。
(ちなみに、英語の「OK」は日本語の「大丈夫」という意味で、使い方も似ています。相手の提案を、ソフトに断る時に使えるのです)
幸せそうな表情
僕が市場で感じた、もう1つのこと。それは、現地人たちがとても楽しそうにしていたことです。
特にフードコートは活気に満ちあふれていて、すごい賑やかでした。
みんなが鍋をつつきながら、笑顔で会話していました。
確かに、食べ物の衛生環境だけ見れば、僕ら日本人からするとキビしいものがあります。
でも、彼らは別に、それでお腹を壊すわけでもありません。
おいしく食べて、健康に生活しているわけです。
だったら、何も問題ないと言えます。
むしろ、衛生環境が良くても、毎日通勤電車で押しつぶされて、ストレスまみれの時間を過ごしている日本人の方が、幸福度は低い可能性もあるかもしれません。
スマホを触っている人がほとんどいない
ちなみに、フードコートを見ていて気づいたことの1つに、「スマホを触っている人の数が少ない」ということがあります。
スマホを持っていないのか?持っているけど、このエリアはネットにつながりにくいから、あまり使わないのか?
理由は分かりませんが、市場にいる人達のほとんどは、お互いに向き合って話をしていました。
下を向いてスマホをいじっている人の姿は、ほとんど見えません。
これは、日用品や野菜を売る屋台の店主たちも、同じでした。
ヒマそうにしている人も、スマホは手に持っていませんでした。
その結果、市場には「人同士の交流」が生み出す、何とも言えない活気がありました。
「人間にとって、本当の幸せとは何か?」
を考えさせられる、強烈なインパクトのある体験でした。
・・・つづく。
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From 師範代Shinya(新村真也)
(やり直し英語達成道場 師範代)
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