【自分の中に眠る「情熱」を見つける「パッションテスト」で英語学習のモチベアップ!⑥】

from 師範代Shinya

(→前回の続き)

自分の実力のなさにヘコんで、モチベーションがガタ落ちした時、僕は英語学習をあきらめたい欲求に駆られました。

1年間も英語漬けの環境に身を置いたのに、相変わらず外国人の友達の英語が聞き取れないし、自分の口からも英語が出てこない。

英会話スクールのクラスも1年間同じレベルだし、入学した頃とそんなに大きく変わった実感もない。

そして、英会話スクールに通い始めた一番の目的である「彼女をゲットする」というのも、まだ実現できていない。

もう、英語はあきらめようかな・・・

別の習い事を探すか。やはり料理教室がベストなのかな。

と思ったのです。

そのタイミングで、森沢洋介先生の「英語上達完全マップ」に出会いました。

そして、瞬間英作文トレーニングや音読トレーニングの存在を知ったのです。

自分がこれまでやってきたことは、ひたすら試合(実戦英会話)を繰り返すだけで、それでは伸びないことがよく分かりました。

スポーツと同じように、英語も正しいフォーム(文法)を学び、それが自然に口から飛び出すまで反復練習をする(瞬間英作文トレーニング&音読)ことで、始めて試合(英会話)で使える技術に変えていくことができると分かりました。

この考え方は、すごく自分の中で腑に落ちて、「これ試してからでも、あきらめるのは遅くないだろう」と、再びやる気がみなぎってきたのです。

メソッドを自分の身で試す情熱

この頃から、僕の中にあった英語学習の情熱の種類が切り替わりました。
純粋に、このメソッドがどのぐらい効果があるのか?自分自身を実験台にして試してみたくなったのです。

それまで空手やダンスなどの肉体系トレーニングを経験していた僕にとっては、英語も満足いくレベルに到達できるまでには、最低でも3年~5年はかかるだろうと予測できました。

そこで、少なくとも3年間はあまり結果を気にせずに、練習に集中することにしたのです。

練習時間を確保するためには、できるだけ一人の時間を増やす必要があります。

そこで、週3回ペースで通っていた外国人バーに行くのをしばらくやめて、その時間を英語トレーニングに充てることにしました。

やり始めると、明らかにこれまでとは違う手応えを感じれるようになりました。

毎週、1ユニットずつ音読で確かな上達を感じられるようになっていったのです。

最初はうまく言えなかった発音も、1週間毎日同じ英文を音読していると、さすがにスムーズに口が回るようになってきます。

瞬間英作文トレーニングも、どんどんスピードが上がっていき、上達を感じられました。

もちろん、自由英会話が上達した実感があったわけではありません。

ただ、自分がやっているテキストの範囲内では確実に上達している実感が持てたのです。

これは、実戦英会話だけでやっていた最初の1年間では一度も味わえなかった感覚でした。

僕は、毎日の英語トレーニングが楽しくなっていきました。

と同時に、当初の目的であった「彼女ゲット」は、僕の頭の中から消えていきました。

手放したら、実現する

そして不思議なことに、彼女ゲットのゴールを手放したら、実現しました。

彼女ができたのです。

出会いのキッカケは、ネイティブの友人でした。

僕と年が近いニュージーランド人男性が、友人の日本人女性を僕に紹介してくれたのです。

友人の紹介の場合、最初からお互いの信用が得られるので、婚活や恋活によくある「探り合い」の過程が減らせます。

「この人は、深追いするとヤバい人かな?」とお互いに様子を見合う必要性が薄まると、付き合いに発展しやすくなります。

割とトントン拍子で付き合いまで進むことができました。

タイミングが遅かったら

もし、彼女との出会いがもっと早い段階で訪れていたら、きっと僕は目的達成して満足して、英語学習から離れていたと思います。

でも、この時点では、僕は英語トレーニングをすることが一番の情熱で、1日の中で最優先事項になっていたので、彼女ができても止めませんでした。

後になって振り返ると、すべてはベストなタイミングで起こったいたことが分かります。

でも、その時には分からないものです。

「なぜ、こんなにガンバっているのに、成果が出ないんだ?なぜ報われないんだ?」

と、悲しくなります。

でも、すべてはベストなタイミングで起こっているのです。

何がどうベストだったのかは、時間がたたないと分からないし、行き詰まっている時に動揺しないのはかなりムズカしいです。

でも、苦しくてもいつか、今を振り返って「むしろ良かった!」と思える日が来ます。それだけは確かです。

そんな感じで、当時の僕は「英語トレーニングの成果を確かめること」が最大の情熱でした。

そして、しばらくするとまた、僕の情熱は別の場所に移り変わっていきました。

 

・・・つづく

 

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