from 師範代Shinya
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今回、僕がセブ島で留学したスクールの「QQイングリッシュ」のレッスンで一番のウリは、「カランメソッド」です。
前回の記事では、カランメソッドとは何か?を解説しました。
良くも悪くも、カランメソッドはかなりクセの強いトレーニング法です。
当然、向き不向きは出てきます。
今回は、カランメソッドが向いている人と、向いていない人の違いをお伝えします。
カランメソッドが向いている人
僕が実際に受けてみて感じた、カランメソッドが向いている人の特徴は、
①ブロークンな英語から脱却して、しっかりした文法で素早く話せるようになりたい人。
②先生が話す英語を聞くよりも、「自分が英語を話す時間」を多くしたい人。
③文法も英単語も頭では分かっているけど、いざ自分でしゃべろうとすると、ゆっくりになってしまう人。とにかくレスポンスのスピードを上げたい人。
④ナチュラルスピードで話そうとすると、文法が崩れてめちゃくちゃになってしまう人。
⑤反復練習が効果あると分かっているけど、一人ではなかなか続けられないと感じている人。
⑥瞬間英作文トレーニングをある程度続けた経験があり、それなりに楽しくやれた人。
⑦瞬間英作文トレーニングから、いきなりフリートークに行くのがハードルが高くて、もう一段かけ橋を作りたいと思っている人。
以上のどれかに当てはまる人は、カランメソッドが向いていると感じます。
もし、あなたがどれか1つに当てはまって、まだカランメソッドを試したことがなければ、やってみる価値は十分にあるでしょう。
僕自身は、瞬間英作文トレーニングで発話力を上げてきたタイプなので、カランメソッドのレッスンを、ゲーム感覚で楽しく受けられました。
カランメソッドが向いていない人
逆に、カランメソッドが向いていない人は、
①多少ブロークンでも。「ネイティブが使う自然な表現」の例文だけを使って、勉強したい人。
②自分が英語を話すよりも、先生の英語を聞いている方が好きな人。
③自分がこれまで積み上げてきた英語力の高さにプライドがあり、今さら基礎レベルの分かりきった文法を使って練習するのに、強い抵抗を感じる人。
④瞬間英作文トレーニングなどの機械的な反復練習が苦手だった人。
⑤瞬間英作文トレーニングをやっていた頃に、「こんな言い回し、現実の世界で言う機会はないだろ!」と突っ込みまくってストレスを感じ、挫折した経験がある人。
以上のどれかに当てはまる場合は、カランメソッドが向いていないかも知れません。
英検1級&TOEIC975点でも、レベル3からスタートの現実
僕は今回、カランメソッドの上でのレベルは「3」と判定されました。
全12レベルあるそうなので、かなりベーシックレベルです。
実際に今回のレッスンでやった内容は、
・比較級&最上級
・位置を表す前置詞
・日付や月の言い方
などです。
ただ、カランメソッドのルールに従ってフルセンテンスで答えようとすると、けっこうムズカしいのです!
間違っていることに、自分で気づけなかったりします。
ふだん、ネイティブとの英会話の時に、いかに自分が「省エネ英文法」で話しているかを痛感しました。
もちろん、ネイティブの耳には省エネバージョンの方が「自然な英語」には聞こえるでしょう。
でも、カランのルール内でフルセンテンスで答えられなければ、容赦なく初級レベルからスタートすることになるのです。
この初級レベルでのやりとりを楽しめるかどうか?で、向き不向きが決まります。
英文に「現実味」を求める人には、ツラい可能性アリ
カランのレッスンで先生が質問してくる内容は、日常会話で聞かれることは少ないです。
たとえば、先生が、
Am I Mrs. Brown?
(私はブラウン婦人ですか?※先生の名前ではない)
と言ってきて、それに対して、
No, you’re Ms.○○.
(いいえ、あなたは○○です。※先生の名前)
と答えたり。これは、現実の世界では起こらないやりとりです。
また、先生が、
Is the table lighter than the notebook?
(テーブルはノートより軽いですか?)
と聞いてきて、それに対して、
No, the table’s heavier than the notebook.
と答えます。これも、現実の世界のやりとりとは違います。
現実の世界で重さを誰かに聞くときには、たとえばパソコンショップで店員さんに、
「このノートパソコンと、そちらのノートパソコンでは、どっちが重いですか?」
みたいに、同じ種類のアイテムで、微妙な違いを確認したい時に聞きますよね。
これは、相当な知識がないと答えられません。
レッスンの素材としては向いていないのです。
「紙とテーブルのどっちが重いか?」なんて分かりきったことを先生が聞いてくる理由は、
「文法に意識を100%向けてもらうために、答えを考えなくてもすぐ分かる、明確な質問に絞るため」
です。
カランメソッドでは、とにかくスピードを重視します。
そのため、日常では聞かれないような、分かりきった質問をしてくるのです。
このコンセプトに賛同できない人は、カランメソッドが向いていない人と言えるでしょう。
以上踏まえた上で、試してもらうのが良いかと思います。
正直、僕はどんな勉強法にも、向き不向きはあると思っています。
一番良いのは、とりあえずやってみて、しばらく続けて、自分がどう感じるか?で決めるのがベストです。
次回はまた、セブ島留学の体験談に戻ります。
・・・つづく。
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From 師範代Shinya(新村真也)
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