from 師範代Shinya
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(→前回の続き)
口頭英作文(瞬間英作文)のテキストには、全部で3つのステージがあります。(第2ステージだけは2種類あります)
【第1ステージ】
文型を自分の身体に刷り込むことで、自分の言いたいことをゼロから作文できる力を身に付けるのが目的。
そのため、第1ステージのテキストは文型ごとに例文が並んでいる。
同じ文型で違う英単語の例文を何度も声に出すことで、文型を意識しながら練習することができる。
「日本語でこう言いたいときには、この文型を使うのか!」
という発見も多いステージ。
もし例文の中に自分が知らない英単語があると、文型に意識を向けられなくなってしまう。
そのため第1ステージの例文の英単語は、基本的に中学英語の範囲内にとどめられているものが多い。
【第2ステージ(シャッフル)】
第1ステージで身に付けた文型を、場面に応じて使い分けるためのアドリブ力を養うのが、第2ステージのシャッフル。
そのため第2ステージのシャッフル用テキストは、文型がミックスされた状態で、順不同に出てくる。
第1ステージを終えずに、いきなり第2ステージに入ると、単なる「フレーズ丸暗記」になってしまうので注意。
このステージの例文でも、英単語は中学英語の範囲内にとどめる。
【第2ステージ(コンビネーション)】
第1ステージで身に付けた文型を組み合わせながら、長い1文を組み立てて話せるようになるのが目的。
・私には友達がいる。
・その友達は、アメリカに住んでいる。
という、ブツ切りの文章をまとめて、
・私には、アメリカに住んでいる友達がいる。
というように、スッキリまとめる力を養う。
そのため第2ステージのコンビネーション用テキストは、1文が長くて負荷が高い英文が連発する。
負荷が高いところで練習しておくと、今度は短い文章を組み立てる時のスピードと正確さがアップするという、副次効果もある。
文型の負荷は高いものの、英単語レベルはこれまでと同じく中学英語の範囲内。
ただし、第1ステージを終えずにコンビネーションに入ると、文型の負荷が高すぎて挫折する確率が高い。
【第3ステージ】
自分が言いたいことを自由に話すためのトレーニングをするステージ。
これまで制限してきた英単語レベルの上限を取り払い、好きな表現を好きなだけ学んでいく。
・超ハイレベルなフォーマル表現
・こなれたネイティブ表現
・日本語で言いたい微妙なニュアンスを英語にする表現
・自分の仕事や趣味の、専門的でニッチな世界だけで使われる表現
など、自分の興味や目的によって、自由に学べる。
このステージには終わりはないので、第2ステージで満足したら、そこで卒業してもOK。
という感じです。
スピフルには、この3つのステージすべてが収録されています。
スピフルの口頭英作文3ステージ
スピフルの中を見ると、
①口頭英作文基礎(第1ステージ)
②口頭英作文基礎シャッフル(第2ステージ)
③ビジネスフレーズ(第3ステージ)
という構成になっています。
①では、今日からビジネスの現場で使えるような日常的な言い回しが入っています。
②の中には、シャッフルとコンビネーション両方が入っています。
前半の方は短い例文がメインで、後半の方は、接続詞や関係詞を使って長くした例文がたくさん出てきます。
長いと言っても、英会話で使われるの範疇を超えるものは出てきません。
あくまで実戦のビジネス英会話で使うシーンを想定して作られているからです。
そして第3ステージでは、上級者でも、
「え?!この表現何て言うんだろう?」
と迷うような言い回しが出てきます。
リモート会議など、時代の流れに合わせた例文もたくさん登場します。
もしあなたが、今すぐ仕事で英語が必要な環境にいるのなら、あえてこのビジネスフレーズを先にやり、フレーズを丸暗記しながら同時進行で第1ステージから進めるのが良いと思います。
次回の記事では、実際に各ステージの英文がどれぐらい実戦的か?
を見ていきましょう。
・・・つづく。
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