from 師範代Shinya
(→前回のつづき)
※ネイティブ向けの2,000万部突破のベストセラー本「The 5 Love Languages」の原書を1冊丸ごと音読した感想の続きです。
前回の記事では、「ムズカしい英文でつまずいた時の葛藤と、その乗り越え方」の体験談をシェアしました。
今回はもう1つ、「手間」という点で感じた僕の葛藤をお伝えします。
これは、「英語学習者用のテキストではない」からこその悩みだと思います。
また、僕は紙の本ではなく電子書籍(キンドル)で本を買って、タブレット上で使いました。この方式には、便利な面と不便な面の両方を感じました。
もしあなたが今後、僕と同じようにネイティブ向けの本などを音読に活用する時には、同じ問題に直面するかもしれません。
その時に、僕の解決法が1つでも参考になれば嬉しいです。
僕がこの2年間で感じた不便は、この3つです。
↓↓↓
①オーディオブック(著者が読み上げた音声)の英文と、本の英文が違って戸惑うことがある。
②英文の空きスペースに手書きのメモを書きたい場合、準備に手間がかかる。
③補助として使っている日本語翻訳版は、原書の内容がだいぶカットされている。
という3点です。
そして、それぞれの解決法も見付けました。
1つずつ解説します。
①オーディオブック(著者が読み上げた音声)の英文と、本の英文が違って戸惑うことがある。
これは、今回の本に限ったことではありませんが、本の著者が読み上げた音声では、本の原文と違うことがたまにあります。
・本文にない内容を追加でしゃべったり。
・本文の一部が音声ではごっそり抜け落ちたり。
・ちょっとだけ言い回しを変えてきたり。
こういった違いは、「著者が読み上げた時」のみに起こります。
なぜなら、著者は本文を勝手に変える権限があるからです。
プロのナレーターが読み上げる時には、その権限がないので、原文に忠実に読み上げます。
英語学習の目的で使う僕にとっては、著者の読み上げ音声は、一長一短あります。
著者は気持ちを込めて読み上げるので、お手本として良い。
けれども、英文が勝手に変わるので混乱するのです。
特に僕が今回、著者のチャップマン博士に泣かされたのが、
「ちょっとだけ言い回しを変えてきたパターン」
です。
一番困るパターン
チャップマン博士は、原書と比べて微妙に使う前置詞を使ってきたり、名詞の単数形を複数形にしたり、後半にある副詞句( in the park, at 3 o’clock のような、場所や時間を表す言い回し)の順番を入れ替えたりしてきます。
こういったマイナーな変更点は、日本人の英語学習者泣かせです。
スゴく困ります。
シャドーイングと音読のコンビネーションでのトレーニングが、すごくやりづらいからです。
僕は音読しながら、「あ~!またですか!博士!!カンベンしてくださいよ~!」と何度も叫んでしまいました。
そして、最終的には解決法を思いつきました。
それは、原文を「音読さん」に読み上げさせる、という方法です。
音読さんは、無料でオンライン上で使える「AI音声の読み上げソフト」です。
英文をコピペしてボックスないに貼り付けると、本物のネイティブのような自然な音声でAIが読み上げてくれます。
そしてそれを、音声データとしてダウンロードできるサービスです。
音読さんは、電子書籍との相性が良いです。
キンドルでは、書かれている文章データのコピペがカンタンにできるからです。
この手順でやればあっという間!
①タブレット上でキンドルアプリを開いて、読み上げたい英文を指で選択。
②同じタブレットで音読さんのサイトにアクセスして、そのままペーストして音声データを作成&ダウンロード。
③ダウンロードした音声データを、音声読み上げアプリで開いて再生。
この3ステップだけで、すぐに原書の音声データを使ってシャドーイングができるのです。
これが、めちゃくちゃ便利です!
①~③までの操作は、あっという間に完了します。
僕はこの方法を始めてから、だいぶ心の余裕を持って音読ができるようになりました。
僕と同じ悩みを感じている人には、オススメの方法です。
・・・つづく。
The 5 Love Languagesの原作はこちら
ちょっと英語はハードルが高いな・・・と思った方へ。この本を翻訳した日本語版は「愛を伝える5つの方法」として出版されています
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