From 師範代Shinya(新村真也)
僕が最初に手にした英単語帳。
それは、「DUO3.0」でした。
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この英単語帳は、次の3つの点で「最強」です。
① 超効率がいい例文
ふつうの英単語帳は、ひとつの例文につき、1つのターゲット単語が入っています。ひとつの英単語の使い方を覚えるのに、ひとつの例文を読み上げる作業が必要です。
でも、DUO3.0には、ひとつの例文に3~7個くらいの例文が埋め込まれています。それによって、例文の読み解き時間が大幅に短縮されます。
ふつうの英単語帳は、だいたい1,000語くらい収録されています。なので、その中にある英単語をすべて覚えるには、1,000個の例文を音読していく必要があります。
でも、DUO3,0に収録されている英単語の数は、1,600語もあります。さらにプラスして、「句動詞」も1,000語入っています。
句動詞というのは、
・take off (脱ぐ)
・get on (乗る)
など、日常でよく使う動きを「基本動詞+前置詞」で表現することばです。これは、ネイティブの人たちがよく使う表現です。TOEICのテスト問題でも出ます。
その「句動詞」が1,000語も入っています!
英単語とあわせて、トータル2,600語です!!これは、ふつうの単語帳2冊半分のボリュームです。
ふつうの英単語帳で2,600語を覚えようと思ったら、2,600個の例文を音読しなければなりません。
でも、このDUO3.0に入っている例文は、たったの540個です!!
トータル2,600個の単語&句動詞を覚えるのに、たったの540個の例文を読めばいいのです。
ふつうの英単語帳の「2冊半分のボリュームの内容」を、ふつうの英単語帳の「1冊の半分の労力」で身につけることができます。
これは、DUO3.0の中のひとつの例文に3~7個のターゲット単語が入っているからこそ、可能になるのです。
「効率の良さ」という点で、このDUO3.0にかなう英単語帳は、他に見たことがありません。
② 例文が自然で使える!
ひとつの例文にここまでたくさんのターゲット英単語を詰め込むと、どうしても「不自然な例文」になりがちです。「こんな言い方、日常会話でしないっしょ?」と突っ込みたくなるようなものが多くあります。
でも、このDUO3.0は、例文が自然です。ふだんの日常生活や仕事、ネイティブとの会食の場などでそのまま丸ごと使える表現ばかりです!
しかも、それぞれの英文が微妙に関係し合っていて、ひとつのストーリーになっているようにも感じます。
特に、何度も登場する「ボブ」というキャラクターは、個性的で親近感があります。ボブは、何度もひどい目にあいます。ボブが登場するたびに、「あっ!ボブだ!こんどは何をやらかすんだ?」と期待してしまいます。
単語帳なのに、例文同士をさりげなくつなげて、登場人物や全体の流れに「ストーリー性」を感じさせるのはスゴいことです。本当によく練られた例文だと、感心してしまいます。
③ CD&小冊子が超使える!!
DUO3.0は、CDが別売りです。そして、CDが2種類あります。「基礎用」と「復習用」です。どちらがいいか?と聞かれれば、間違いなく「復習用」のCDをオススメします。
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なぜ復習用のCDを僕がオススメするのか?理由は2つあります。
理由1. クオリティーが高い
復習用CDの音声は、ネイティブがふつうにしゃべるときの速いスピードで例文をどんどん読み上げていくので、実践的です。シャドーイングなどの音読トレーニングがしやすいです。
ネイティブの声優さんの発音がクリアで聞き取りやすく、ちゃんと感情を込めて読み上げています。
他の英語教材でたまに見かける「棒読みCD」ではありません。だから、何度聞いても飽きません。
CDの読み上げスピードが速いので、DUO丸一冊分の例文540本を、たったの60分で読み上げてしまいます。
60分で2,600語の復習ができちゃうって、スゴいことだと思いませんか?
理由2. おまけの小さい本が超役立つ!
復習用のCDを買うと、DUO3.0の例文540本をまとめた「小冊子」がついてきます!!
これは、見開きページの左側に英語、右側に日本語訳が書かれています。これが、復習用としてスゴく使えるのです!!
僕はこれを、「短文暗唱トレーニング」の素材として使いました。DUO3.0の本を5周ほど回したあと、この小冊子で短文暗唱をしながら5周ほど回しました。
日本語を見て、瞬時に英語に変換しながら読み上げていくトレーニングです。
かなり負荷の高いトレーニングになりましたが、僕の英語力を短期間で伸ばしてくれました。
ポケットに入れて持ち運べるサイズなので、どこへでも持っていって、ちょっとしたすきま時間に進めることができます。
DUO3.0の3つの欠点
どんなものにも、必ず欠点はあります。無敵に見えるDUO3.0にも、弱点はあります。
弱点1. 例文の負荷が高い(むずかしい)
ひとつの例文にたくさんのターゲット単語をちりばめてあるということは、ウラを返せば、ひとつの例文を読み解く「負荷が高い」ということになります。
使われている文法レベルも、高校で習う範囲まで入っています。中学レベルの文法をカンペキにしてから取りかかっても、最初は手強く感じます。
DUO3.0に取りかかるときのあなたの英語レベルによっては、例文ひとつあたりの読み解き時間がけっこうかかるかもしれません。
初心者の段階でこのDUO3.0に手を出すと、最初の10ぺージくらいでイヤになって挫折してしまうかもしれません。
弱点2. CDの音声がアメリカ英語のみ
CDに録音されているネイティブの音声は、男性、女性ひとりずつ、トータル2人です。ふたりとも北米の発音です。
北米の発音のイメージは、「アナ雪」や「ラプンツェル」などのディズニーアニメ映画の声優さんの英語の発音です。
DUO3.0のCDはアメリカ発音しかないので、イギリス発音やオーストラリア発音を学びたい人は不満を感じるかもしれません。
TOEICテストのリスニングでは、アメリカ、カナダ、イギリス、オーストラリアの発音が入り乱れています。
弱点3. CDが別売り
CDが別売りです。ほとんどの英語教材はCDは最初から無料で付いてくるので、買ったあとにCDがないいことに気づいて、「あれ?」と思うかもしれません。
CDは「基礎用」と「復習用」の2種類があります。
CDを別売りにした理由はたぶん、基礎用CDと復習用CDどちらを使うかは、買う人に自分で選ばせたかったのでは?と思います。
もし両方つけたら、かなり単価が高くなってしまいますからね。
本と復習用CDは同じ値段なので、両方合わせると2,600円くらいになりますが、中身の質を考えると、僕は十分に安い買い物だと思います。
(ちなみに、基礎用CDの方が高くて、CDセットだけで3,000円くらいです。)
この3つの弱点を考えても、僕はこのDUO3.0が一番使える英単語帳だという意見は変わりません。
おまけ
もし、あなたがこの記事を読んで、DUO3.0を買おうと思ったら、始めるにあたってひとつだけお伝えしておきたいことがあります。
それは、「最初のページからやらない方がいい」ということです。
これは、DUO3.0に限らず、他の教材にも言えることなのですが、なぜか英単語帳の最初の方の数ページは、「やたら難しい例文とターゲット単語」が並んでいます。
先に進むと少しやさしくなって、取っつきやすい例文が増えてくるのですが、そこに行くまでに途中で気持ちがなえてしまうと、もったいないです。
英単語帳に限らず、大人の英語学習は、次の2つの原則を意識すると、続きやすくなります。
原則① 好きなページからやる。
原則② 途中で飽きたらやめて、違うテキストを探す。
DUO3.0も、同じ感じでやりましょう!
僕のオススメは、セクション10からです。
セクション10には、親しみやすい日常表現が満載です!
DUO3.0を使い倒す方法!
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From 師範代Shinya(新村真也)
(英語の達人養成ジム 師範代)
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