【8年前の夢が叶った日①】

 from 師範代Shinya

ドキドキしながら迎えた当日の夕方。

天気はあいにくの雷雨とのことでしたが、奇跡的に直前で天気予報が変わり、家を出る時には雨は降っていませんでした。

ずっと楽しみにしていた、新宿紀伊國屋本店での、松本茂先生とのコラボトークショー。

予定が決まってから、当日を迎えるまでが、けっこう長く感じました。

以前の記事にも書きましたが、このイベント出演は、8年前に僕が妻のサヤの前で宣言した夢でした。

8年前の春、僕が起業したばかりの頃、たまたまサヤと一緒に立ち寄ったこの新宿紀伊國屋の会談の踊り場で、松本先生の写真と共に、講演会のお知らせポスターを見かけたのです。

その講演会は、僕がニュース英語を読めるきっかけになった「速読速聴英単語Core1900」の ver.5 の発刊記念イベントでした。

僕らがポスターを見た時には、残念ながらすでにイベントは終わってしまっていました。

僕:「速読速聴英単語シリーズは、誰よりもやり込んでる自信があるんだよな~!いつか松本先生とコラボ講演会やれたらな~」

と、冗談ぽく言ったら、サヤが真剣な表情で僕に向かって言いました。

サヤ:「いいじゃん!それ!じゃあ、ポスターの前で宣言してみなよ。口に出せば、きっと実現するよ。」

僕:「え?マジ?本気で実現すると思いながら言うの?」

サヤ:「だって、そういう自由と可能性を手に入れるために起業したんでしょ?言うのはタダなんだから。はい!そこに立って。」

サヤに背中を押されて、僕は松本先生ポスターの前で、大きな声で宣言しました。

僕:「次のCore1900のバージョンが出る時には、松本先生と一緒に講演会にステージに立つぞ!」

サヤ:「いいじゃん!いい表情じゃん!」

そんなやりとりをしました。

ちなみにサヤは、僕と出会うずっと前から、人の夢をサポートすることに情熱がありました。

サヤは、僕がどんなに突拍子もないことを言い出しても、決して否定的な言葉で夢をつぶすようなことを言いません。

「ほぅ!どうしてそれをやりたいの?」といった感じで、理由を聞いてきます。

そして、その理由が僕の本心かどうかを確認しながら、宣言させるのです。

場合によっては、サヤの質問に答えているうちに、僕が自分で「これは本心ではない」と気づくこともあります。

でも、松本先生とのコラボは、僕の本心でした。

この時には、どうやって叶えるか?

なんて、まったく想像できませんでした。

ただ、「松本先生と一緒に、速読速聴英単語シリーズについて人前で語りたい」という情熱があったことだけは、確かです。

Howより先にWhatを考える

何か夢や目標を周りの人達に話すと、普通は「どうやって叶えるつもりなの?」と、How (方法)を聞かれることが多いです。

それを聞いて、実現性があるかどうかをチェックしようとするわけです。
でも、実はこの How にフォーカスする考え方には、落とし穴があります。

現時点で How が思いつくような夢や目標は、今やっていることの延長線上にしかない、ということです。

それが悪いわけではありません。

でも、想像しただけでワクワクするような夢や目標は、たいていは今やっていることの延長線上にはありません。

今回の僕のケースも、あまりに突拍子もない夢だったので、そもそも How が思いつかなかったのです。

多くの人は、「今、How を思いつかないから」という理由で、What (夢や目標)について考えるのをやめてしまいます。

そして、自分が本当にやりたいことがよく分からないまま、時間だけが過ぎていく、という状態になります。

僕はこれまで、国内外の有名な作家の人達が書いた「夢や目標の実現」をテーマにした本を読んできました。

そのすべてに共通するのが、今お伝えした 「What だけにフォーカスせよ!How は後から付いてくる」という考え方です。

違う人達が口を揃えて同じことを言っているので、おそらく世界共通の人間の脳のメカニズムなのでは?と思います。

ただ、一人だと What にフォーカスし続けるのはムズカしいです。

人は誰しも、自分自身を過小評価する傾向があります。

ふだん自信過剰に振る舞っている人も、「心の底では自信がないから、強そうに振る舞うことで、弱さを隠している」という心理が無意識レベルで働いている、と言われています。

だから、突拍子もない夢を実現するには、「人からの応援」が必要なのです。

紀伊國屋での宣言の後、サヤは目標達成コーチングのスクールに通い、難関試験に合格して、プロコーチの資格を取りました。

「人を応援するプロ」になったのです。

僕のこれまでの人生を振り返ると、大人になってから方向性が大きく変わったターニングポイントの出来事が2つあります。

①やり直し英語学習を始めて、続けたこと

②サヤに出会ったこと

この2つは、それまで想像もできなかったような What を、僕の人生に持ってきてくれました。

やり直し英語学習は、僕のその後のキャリアの方向性を大きく変え、付き合う人を変え、コミュニケーションできる人の範囲を、世界中に広げてくれました。

サヤに出会ってからは、どんな突拍子もないことでも、口に出してハッキリ宣言するクセがつきました。

最初は強制的にやらされていましたが、今は自分から宣言するのが自然になりました。

そして、紀伊國屋での宣言から8年後の今、あの日に僕が冗談ぽく口に出したことが、現実のものになりました。

まったく同じ建物の中で、憧れの松本先生と、速読速聴英単語シリーズについて人前で語り合うという、まさに8年前に夢見た What が、現実化したのです!

 

・・・つづく

 

p.s.速読速聴英単語シリーズCore1900の効果的な使い方を解説&実践する動画セミナーを作りました。詳細はこちらの画像をクリック↓↓↓

—————————————

※このブログに読者登録をしていただくと、最新の記事を1日1回、メールでお届けします。読者登録はこちらをクリックしてください。
    ↓↓↓

 

 

From  師範代Shinya(新村真也)

やり直し英語達成道場 師範代)

※もくじは、こちら

自己紹介は、こちら

こちらですアップ

 

 

 

 

師範代Shinyaの書いた本

↓↓↓

 

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.