From 師範代Shinya(新村真也)
※注意:今日の記事は、読む人を選びます。
もし、あなたが僕と同じ「求道者」タイプなら・・・
もしあなたが僕と同じように、
「一度クリアしたドラクエをレベル99まで上げて、もう一度ラストボスに戦いを挑みたくなるタイプ」
なら・・・
今日の記事は、楽しんでもらえると思います。
前回の記事(「わかる」を「できる」に変える方法②上級者編)でご紹介した、「シャッフル英作文」と「コンビネーショントレーニング」。
これだけでも、かなりの手応えがあります。
今日は、その2つのトレーニングを終えた後に、さらに負荷の高いトレーニング用に、僕がトライした「究極の瞬間英作文用テキスト」をご紹介します。
まさに、「ラストボス」と呼ぶのににふさわしい強敵です。
もし、あなたが「上級者」ではなくても、「この先、そんな選択肢もあるんだなぁ~」くらいの、軽い気持ちで読んでみてくださいね。
難易度MAX!!究極のテキスト
瞬間英作文のトレーニングを始めた頃は、中学1年レベルのシンプルな英文でも難しく感じるものです。
たとえ、TOEICの点数が800点代以上の人でも、今まで一度も瞬間英作文トレーニングをやったことのない場合、最初は中1レベルでも間違いを連発したり、なかなか作れずに苦労すると思います。
でも、ある程度の基礎力(TOEIC600点代以上)がある人なら、瞬間英作文トレーニングをやるだけで、今持っている力を使い切る「駆使能力」が短期間で身につきます。
僕が今までにやった瞬間英作文のテキストの中で、最も負荷が高く感じたのが、これです。
↓↓↓
これは、最強の英単語帳、「DUO3.0」の別売りの「復習用CD」に付録としてついてくる、ミニ冊子です。
(クリックすると、アマゾンの販売ページに行けます)
手のひらサイズで、スーツの胸ポケットにも入るくらいの大きさです。
難しさMAX!の理由
この冊子には、DUO3.0の例文が560本、収録されています。
左側に英文、右側に日本語訳の文が載っています。
つまり、この本は構造的に「瞬間英作文トレーニング」をやるのにピッタリな作りになっているのです。
ただし、この本は今までの瞬間英作文用テキストとはまったく違います。
これまでに2つの記事でご紹介してきた、瞬間英作文トレーニング用のテキストの3つのポイントを覚えていますか?
① バカらしいと感じるほど「超カンタンな基礎レベルの例文」を使う。② 日本語文を見て、瞬間的に英文に変えながら、声に出す。(1文につき3回ずつ声に出す)③ 同じ文の「型」だけを集中的に繰り返す。
でしたよね?
前回の記事でご紹介した「シャッフル英作文&コンビネーショントレーニング」では、③の部分を崩して、違う「型」をミックスしながら瞬間英作文していきました。
今回はさらに、それに加えて、①の部分を「大学受験レベル」まで一気に引き上げることになります。
「DUO3.0」に収録されている英単語のレベルは、6,000語レベルです。
一方、中学英語の英単語レベルは、約1,200語です。
4倍以上の差です!!
DUOの目的が「英単語力アップ」なので、当たり前と言えば当たり前ですが、かなりのジャンプアップです!!
これを始めるタイミング
僕がこのDUO用の小冊子を使って瞬間英作文トレーニングを始めたタイミングは、DUO本体を使った「ボキャビルトレーニング」を3周回した後でした。
さすがに3周回すと、収録単語の中で「見てパッと意味が浮かばない英単語」はなくなってきます。
瞬間英作文のテキストを選ぶ基準は、「知らない英単語が使われていない」という前提があります。
なので、自分にとってはこのタイミングがベストだと思いました。(当時の僕のTOEICの点数は735点でした)
実際にやってみると・・・
DUOの本体を3周回すことで、すべての例文がかなりスムーズに言えるようになっていた僕は、正直、「同じ例文なら、瞬間英作文でも楽勝だろうな」と思っていました。
でも、実際にやってみると・・・
ぜんぜんできません!!!
日本語の例文を見ると、そのシーンは思い出せるのですが、英単語や文の組立て方がなかなか出てきません。「あれ?何だっけ?」という感じです。
改めてその負荷の高さに驚きました!!
5倍の法則
これは後から知ったのですが、人間の脳にとって、
「外国語」→「母国語の意味」
という順番で訳す作業より、
「母国語の意味」→「外国語に変換」
という作業の方が、約5倍むずかしいそうです。
だから、瞬間英作文トレーニングで使うテキストは、「知っている英単語」のみで書かれたものである必要があるんですね。
終了時の英語力UP!!
負荷の高いトレーニングは、終えた時の快感と、英語力アップの幅も大きいです。
僕の場合は、この小さな冊子を終えるのに5ヶ月くらいかかりました。
「終える」というのは、「何周も回して、どの日本語例文もパッと英語に変換してしゃべることができるようになった状態」です。
終わったあとは、たしかな英語力のアップを感じました!それまで「聞いたり読んだりして理解できる英単語」だったDUOの単語たちが、自分の中の奥底に100%沈み込んだのを感じました。
ラッキーなことに、ちょうどそのタイミングで僕はカナダに留学中だったので、このフレーズをまるまる会話の中で使うチャンスがけっこうありました。
さすがにこのDUOレベルの英文を僕が会話の中で使うと、それを聞いた先生やホストファミリーは驚いていました。
(他の国からの留学生仲間に使ったときは、単語レベルがむずかし過ぎて通じないこともありましたが・・・)
このトレーニングを終了した時点で、僕は「瞬間英作文トレーニング」を打ち切りました。
それ以来、瞬間英作文トレーニングはやっていません。
このトレーニングのいいところは、ある程度の「回路」が脳内に設置されると、あとはふつうに会話の中で使うだけで、勝手に復習&強化されていくことです。
僕の場合は、DUOまで行きましたが、それは必要に迫られたわけではなく、「自分がどこまでいけるか?」を試したいがための「好奇心」が理由の99%でした。
なので、この「DUOを使った瞬間英作文トレーニング」は、すべての人にはオススメしません。
もしあなたが、「実用英語レベルで十分」な場合は、ここまでやる必要はありませんので、ご安心ください。
でももし、あなたが「求道者」タイプなら・・・
もしあなたが僕と同じように、
「一度クリアしたドラクエをレベル99まで上げて、もう一度ラストボスに戦いを挑むことを楽しむタイプ」
なら・・・
ぜひ、DUOの小冊子を使った瞬間英作文をお試しください。
倒し甲斐のある強敵であることは保証します!
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