from 師範代Shinya
(→前回のつづき)(→この記事のシリーズを1話目から読む)
スマホを使って立体的な映像を見れる「VRゴーグル」を試しに買って使ってみて、確かに未来を感じました。
わずか数千円のスマホVRゴーグルでも、VR未経験の僕には十分なクオリティーだと感じました。
もっと高くて本格的なVRゴーグルは、きっとさらに没入感があるでしょう。
VR技術を使えば、リアルに目の前にいるかのように見える先生との英会話レッスンが受けられたり、バーチャル海外旅行をして、現地の人達との英会話を楽しんだりできそうです。
でも、僕は今回、実際にVRゴーグルを使ってみて、マイナス点も感じました。
このマイナス点が解消されないと、スマホのように一般の人々に普及するのは難しそうです。
VRゴーグルのマイナス点1:重さ
まず1つ目は、「重い」ということです。
VRゴーグル自体は軽めですが、スマホを装着するとそれなりの重さになります。
頭に装着すると、さらに重量が重く感じます。
特にスマホを使うVRゴーグルの場合は、前面が重くなります。
その重量バランスが、なおさら体感的な重さを感じさせます。
僕のスマホはiPhone12 Pro MAX なので、スマホの中では大きくて重い方です。
それをVRゴーグルに装着して使ってみると、装着し続けられるのはせいぜい15分前後でした。
それ以降は首が疲れてきます。
僕が今回試したのはYouTube上で見れる無料のVR映像だけです。
YouTube上のVR動画は、1本あたりの長さが3~10分以内なので、1本動画を見るたびに首を休ませていました。
また、その重さゆえに、バンドが頭に食い込んで、髪型が変になります。
僕は短髪なので、真ん中のバンドが頭頂部に食い込みます。
VRゴーグルを外して鏡を見たら、頭の中心部がへっこむ「逆モヒカン」のような髪型になっていて、笑ってしまいました。
このVRゴーグルは、外出前にはかぶれません。
マイナス点2:サイズの大きさ
VRゴーグルは、部屋に置いておくと、けっこうかさばります。
折りたたむこともできず、机の上に置くとかなりのスペースを専有します。
かといって、引き出しに入れようとした場合、深さがないとつっかかって閉まらなかったり、何とか入ったとしても、VRゴーグルだけで1段分使ってしまうので、けっこう不便です。
VRゴーグルをバッグに入れて持ち歩くなんて、想像できません。
スマホがこれだけ普及した背景には、「本体が小さくて軽いので、バッグやポケットに入れて持ち歩ける」という面があると思います。
VRゴーグルも、メガネのように薄く軽くならない限り、一般の人々までは普及しづらい気がします。
マイナス点3:画質
VR映像は、立体的に見せるためにたくさんの映像データが必要になります。
そのため、平面の2D映像に比べて、どうしても画質が粗くなります。
今のスマホゲームやパソコンゲームの画面を見ると、まるで実写映画のようにきめ細かくて美しい映像です。
でもVR映像は、僕が中学生時代に持っていた「メガドライブ」というゲーム機の3Dシューティングゲーム並みに画像が粗いです。
立体的に見える「ポリゴン」と呼ばれる技術を使ったシューティングゲーム画面を初めて見た当時は、「スゲー!!リアルだぁ!!」と叫んでいました。
あれから30年、今YouTube上で「懐かしのメガドライブ映像」のポリゴンゲームの画面を見ると、驚くほど粗く感じます。
現代の進化したスマホゲーム映像に慣れて、目が肥えてしまった証拠です。
今のVR動画の画質は、ちょうど僕の中学時代のポリゴンシューティングゲームと同じぐらいの画質です。
それほど、3D映像は多くのデータ処理が必要になるのでしょう。
同じスペックのスマホやパソコン本体を使って処理できるデータ量は同じなので、2D映像より3D映像の方が画質が劣るのは当たり前です。
でも、その画質の差は、現時点ではかなり大きいことは間違いありません。
キレイな2D映像に慣れてしまっているがゆえの、不満点なのかもしれませんが、今の3D画質では、どうしても「現実の世界と脳が勘違いするレベル」からは程遠いです。
今は僕はまだ始めたばかりなので、「立体的に見えること自体」に感動していますが、慣れてきたら画質の荒さが不満になってくるでしょう。
もちろん、もっと価格の高いVRゴーグルを買って、ハイスペックなパソコンにつないで遊ぶゲームなら、もっときめ細かい画質で3D映像を楽しめるでしょう。
でも、VR映像をゴリゴリ動かせるハイスペックなパソコンの価格は、現時点では50~60万円ぐらいします。
高級VRゴーグルとパソコンを合わせて100万円近い投資するような人は、そう多くないと思います。
せめて、VR映像を見るための総コストが今のスマホ程度まで落ちてこないと、一般の人々に普及するのは難しそうです。
ということで、以上の3点、
①重さ
②サイズ
③画質
が改善されるまでは、VRゴーグルがスマホ並みに普及するのは難しいと思われます。
しかも、サイズや重さと画質は、反比例する傾向にあります。
画質を上げれば、どうしても本体は重くデカくなります。
もちろん、技術革新が進めば、今後はどんどん軽くて小さくて高画質になっていくでしょう。
ただ、そこまで行くにはある程度の年数はかかりそうです。
でも、実はすでに「VR英会話」というサービスが登場しています。
VRゴーグルを装着して楽しむ英会話レッスンがあるのです。
次回の記事では、このVR英会話の内容を詳しくチェックしてきます。
・・・つづく。(→この記事のシリーズを1話目から読む)
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