【過去の自分をなかなか超えられない!勉強すればするほど、TOEICや英検の点数が落ちる時の理由と対処法④】

from 師範代Shinya

(→前回のつづき)

前回の記事では、2つ目の理由として「資格試験は回によって自分との相性が変わる」ということをお伝えしました。

さらに付け加えると、相性だけではなく難易度も変わります。

特にTOEICテストでは、受ける回によって難易度が大きく変わることがよくあります。
以前、僕が大手英会話スクールで講師をしていた頃、よく自分の生徒さんや同僚の先生仲間と一緒に、TOEICを同じ会場に受けに行きました。

そして終わった後にみんなでカフェに集合して、今回の感想を言い合う座談会を開催していました。

すると、同じ会場で同じ日に受けたテストでも、問題の内容が違うことが分かりました。

上級者になると、受けた問題の内容をかなり詳細まで覚えているので、それを報告し合うと、

「えー!そんな問題はなかったよ!パート5の1問目は○○だった。それ間違いなく違う問題用紙だよね!」

と盛り上がりました。

TOEIC900点ホルダー同士で話していると、問題用紙によって難易度がだいぶ変わることが「あるある」だと気付きました。

体感の難易度と結果の点数は、反比例することが多い

とはいえ、難易度が高いテスト問題に当たってしまったからといって、点数が低く出るとは限りません。

テストを受けているときの体感の難易度と、実際の結果とは違うことが多いからです。

これは、TOEICや英検が偏差値制を取り入れているからだと思います。

問題がムズカしければ、当然みんなも間違えます。

みんなも間違えれば、自分の順位はそのままか、むしろ上がることがあります。

英検に関しては、合格ラインはだいたい7~8割ぐらいに設定されているため、(級によって変わります)割と予想しやすい部分もあります。

でもTOEICに関しては、点数計算がさらに複雑らしく、「何問正解したら○○点」みたいな単純な公式は当てはまらないようです。

僕の経験上、TOEICでは600点前後取れる実力がある人の場合、

「今回の問題はムズカしかったです・・・ダメでした」

と当日報告してくれた生徒さんほど、自己ベストが出ることが多くありました。本人的には、

「あの出来具合で自己ベストか・・・複雑な心境です」

という苦笑いのリアクションですが、それでも高得点が取れたことは事実です。

会社にもスコアを提出して、念願の海外部門に転属したり、海外支社の勤務になって移住していく姿を見てきました。

僕の自己ベスト体験

僕自身の経験でも、自己ベストの975点が出た時には、

「いや~今回は難しかったな・・・今までより下がっただろう。」

と思っていました。

オンラインで先に点数をチェックする気にもなれず、紙のスコア表が郵送されてきた時に、なかばやけくそ気分で開いたら、

「え?ウソ?!マジ???自己ベストじゃん!!」

と驚いてしまいました。

ということで、テスト本番を受けている最中に出来具合が悪くても、決してあきらめずに、最後まで集中力を切らさずに受け続けることをオススメします。

理由3つ目:英語力が点数に反映されるまでには、タイムラグがある

3つ目の理由は、タイムラグです。

英語力が上がっても、それが点数に反映されるまでには時間差があります。

毎日音読や瞬間英作文トレーニングを積み重ねていれば、確実に力が付きます。

英単語力や文法力は、少しずつ積み上がっていきます。

でも、その力がテストの点数に反映されるまでになるには、ある程度の時間が必要です。

たとえば、TOEICを毎月受けている場合は、1ヶ月の実力の伸び幅に対して、テスト問題との相性のブレ幅の方が大きくなるので、点数が落ちることもあります。

やはり点数に大きな変化を感じられるまでには、半年~1年単位の積み上げが必要です。

その意味でも、あまり焦らず、コツコツと音読や瞬間英作文トレーニングを続けていくことをオススメします。

たとえ点数が下がっても、

「大丈夫!英語力はちゃんと積み上がっている!ただ点数に反映されていないだけだ!焦らず待とう!」

と自分に言い聞かせてください。

すると、ある日突然、ポーン!と点数が上がって自分でも驚くことがあります。

そうなるタイミングはたいてい、点数への執着を手放している頃です。

実力が十分に積み上がってきて、試験中にリラックスした状態で受けると、点数が跳ね上がるケースがよくあるのです。

続けていれば、いつか必ず実力が点数に反映される日が来ますので、自分を信じて続けてください。

 

・・・つづく。

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