From 師範代Shinya(新村真也)
英語の勉強法は、ネットや本屋さんで調べると、数限りなく出てきます。
そのすべてをやろうとしたら、時間がいくらあっても足りません。
あまりたくさんのメニューをこなそうとすると、やることだけが増えて混乱してしまい、肝心の結果がついて来ないことがあります。
でも、僕たち英語学習者が本当に欲しいのは「結果」です。
欲しい結果は、「TOEICの点数アップ」だったり、「英語を自由にしゃべれる力」ですよね。
その結果を手に入れるためには、実は必要な手段(やり方)はそんなに多いバリエーションは必要はありません。
むしろ、少ない種類の学習法を深くしていった方が、効率よく結果を手に入れることができます。
僕ら日本人が英語を第二言語として「使えるレベル」まで高めようと思った時に、絶対に必要になってくるトレーニング方法は、「音読系トレーニング」です。
声に出してナンボ
英語はスポーツと同じで、身体を使うジャンルです。
「お勉強」ではありません。
もちろん、ルールを覚えるためにある程度の座学は必要ですが、それはあくまで準備に過ぎません。
英語は、「同じ英文を繰り返し声に出す」ことで、初めて「技術」として身体に沈み込んできます。
一度身体に沈み込んだ「技術」は、時間が経っても抜けません。
文字通り、「一生使えるスキル」になります。
#どんな力が欲しいのか?
僕がTOEIC300点レベルから975点レベルまで来れたのも、音読(声出し)トレーニングのおかげです。
もちろん、TOEICの点数を上げることだけに特化するならば、「問題集を解きまくる」という方法もあります。
もしあなたが、
「TOEICの点数だけアップできれば、それでいい。実際の英語力は関係ない」
というのでしたら、ここから先を読むのは時間のムダになってしまうかもしれません。
でも、もしそうでないなら、この先を読み進めてください。
会話で使えるレベル
僕はどうせTOEIC高得点を取るなら、「会話で使えるレベル」まで英語力を高めたいと思っていました。
TOEICの点数は高いけど、しゃべりの方はサッパリ・・・なんて状態になったら、カッコ悪いなと感じていたからです。
なので、これまでずっと「音読系のトレーニング」を積み重ねてきました。
音読系トレーニング3種類
英語を声に出して読み上げる音読系トレーニングは、ネットや本屋さんで調べると色んなバリエーションがあります。
でも、本当に必要なものは決して多くはありません。
バリエーションは、大きく分けて3種類しかありません。
①オーバーラッピング&シャドーイング
②音読(素読み)
③リピーティング
の3つです。
異議あり?!
音読トレーニングに詳しい人なら、僕の分け方を見て、
「異議あり!!オーバーラッピングとシャドーイングは、ぜんぜん違うじゃないか!
そもそも声に出すタイミングが違うし、テキストを見るかどうかも違うし!」
と思ったかも知れません。
でも、僕の中では、オーバーラッピングとシャドーイングは、「同じ目的を持っている」という点で共通しています。
英語トレーニングをする時には、「何のためにこれをやっているのか?」という目的意識が大事です。
それがないと、単に「トレーニングメニューをこなすこと」自体が目的になってしまいます。
すると、どんなにやっても望んだ結果が得られないかもしれません。
だから、「今自分は、このトレーニングを何のためにやっているのか?」ということを意識しながらやる必要があるのです。
それぞれの目的
詳しくは個別に見ていくとして、もう一度さっきの3種類を並べると、
①オーバーラッピング&シャドーイング
②音読(素読み)
③リピーティング
となります。
この3種類トレーニングのそれぞれの目的は、
①オーバーラッピング&シャドーイング=ネイティブのスピードとリズムを体得すること
②音読(素読み)=気持ちを込めて、自分の言葉としてしゃべれるようにすること
③リピーティング=これまで①&②で刷り込んだ英文が、ちゃんと「技術」に変わっているかどうか?をチェックすること
です。
この3つの目的を達成するために、3種類の音読トレーニングがあります。
この3つは、「組み合わせること」で爆発的な効果を発揮します。
でも、それぞれを単体だけでやっても、「頑張ってる割にはあまり効果がないなぁ・・・」という状態になってしまうことがあります。
次回から、この3種類のトレーニング法の詳しいやり方と、「みんながハマりやすい落とし穴」を解説していきます。
・・・つづく。
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