from 師範代Shinya
(→前回のつづき)(→この記事のシリーズを1話目から読む)
前回の記事では、1つ目の特徴として、
①考えないで勉強している
ことをお伝えしました。
今回は2つ目の特徴をお伝えします。
②英語を聞く機会が少ない
2つ目の特長は、「英語を聞く機会が少ない」ということです。
今回のテーマはあくまで「英語が話せるようになる」という目標にしています。
英語が話せるようになるには、リスニング力のアップは欠かせません。
英会話では、自分だけが一方的に話し続けることはできません。
・相手からの質問を聞き取って、自分の答えを言う。
・自分が相手に質問をして、それに対する返答を聞き取って、リアクションする。
という作業が必要になります。
リスニング力を上げるためには、「英語を聞く」という作業は欠かせません。
ただし、「聞き流し」ではあまり効果は望めません。ただのBGMになってしまうからです。
集中して「聞き取ろう!」とするリスニングが必要です。
もしあなたが毎日、シャドーイングやオーバーラッピングなどの音読トレーニングをしているなら、英語を毎日、集中して聞いていることになります。
ただ、僕が今まで見てきた英語学習者の中で、「なかなか上達しません」という人達の中で、英語を毎日音読している人の割合は、10%以下、というのが実感値です。
ではリスニングはどうかというと、英語を毎日聞いている人の割合も、半数以下です。
普段から英語を聞く機会がなければ、「いざ!英会話!」となった時に、英語が聞き取れないのは当たり前と言えるかもしれません。
自分がお手本にする発音サンプルがないと、上達しづらい
自分が将来、こんな風に英語をしゃべれるようになりたい!というモデルがないと、なかなか上達しづらいという傾向があります。
そのモデルは、ネイティブでも日本人でも構いません。
「この人の話す英語、なんかいいな。」
「この人みたいな英語が話せるようになりたい!」
と感じられるモデルを見付けることができれば、発音もリスニングも上達しやすくなります。
他にも、
「自分はイギリス英語、アメリカ英語どっちが好きか?」
「この映画のこの俳優が大好きだから、英語のセリフが聞き取れるようになりたい!いつか自分もこんなセリフをカッコ良く言えるようになりたい!」
というように、具体的にしぼるほど、頭の中で英語を話す自分がイメージしやすくなります。
後からコロコロ変わってもOK
このお手本モデルですが、後から変わっても問題ありません。
たとえば、最初は好きな映画俳優がアメリカ人で、
「この人みたく話せるようになりたい!アメリカ発音を身に付けたい!」
と思っていたとします。
そしてしばらくアメリカ発音を練習した後に、ハリーポッターにハマッて「やっぱりイギリス発音がいいなぁ」と思ったら、乗り換えるのもアリです。
アメリカ発音をある程度極めた後なら、イギリス英語との違いを聞き取りやすいし、応用がききます。
「Rの発音は、あまり奥に引っ込めすぎないようにするのか」
「アメリカ発音だとアと言う部分を、イギリス発音ではオと発音するのか」
など、変更点に気付きやすくなります。
だから、最初のモデル発音はあまり慎重に選ぶ必要はありません。
英語を聞くメニュー
英語を聞くときのメニューは、自由です。
・音読用の教材を繰り返す
・好きな映画を繰り返し見る
・TOEICのリスニング問題を聞く
・海外のユーチューバーの動画を見る
などなど。
また、同じ英文を何度聞いてもOKです。
その時のコツは、「やらなければ!」という義務感で聞くのではなく、「聞いていて楽しい!テンションが上がる!」という内容がオススメです。
そのためにも、「この人の声と発音は、カッコいいなぁ~」と思えるような素材を見付けてみてください。
できれば、普段の英語トレーニングに加えて、すきま時間に英語を聞く習慣ができると、リスニング力はどんどん上達します。
次回は、「英会話ができるようにならない人の3つ目の特徴」をお伝えします。
・・・つづく。(→この記事のシリーズを1話目から読む)
※このブログに読者登録をしていただくと、最新の記事を1日1回、メールでお届けします。読者登録はこちらをクリックしてください。
↓↓↓
From 師範代Shinya(新村真也)
(やり直し英語達成道場 師範代)
※もくじは、こちら
自己紹介は、こちら
コメントを残す