from 師範代Shinya
今日の記事のタイトルは、ちょっと強めなので、ドキッとしたかもしれません。
ただ、ぜひ知っておいて欲しいなと思ったので、あえて強めにしました。
何年も英語を勉強しているのに、なかなか英語が話せるようにならない・・・という声は、よく聞きます。
僕も最初の1年間は、「英語に時間をかけている割には、ちっとも話せるようにならないな。このまま続けても、あまり変わらない気がする・・・」と感じて、自分に失望していました。
今回ご紹介する内容は、初心者レベルだった頃の僕自身にもすべて当てはまります。
その後、勉強法を変えてからは、英語力が伸び始めました。
そして、英語講師になってからは、800人以上の英語学習者の方々を見てきました。
中には、「何年も英語を勉強しているけれど、なかなか英語が話せるようになりません・・・」というご相談をいただくことも多くありました。
そういう人達の勉強法や、ふだんの行動を観察したり、体験談を聞き続けていると、ある程度の共通点が見えてきました。
今回は、その共通点トップ3をお伝えします。
①考えないで勉強している
ここで言う「考えない」というのは、
「勉強している時間に考えていない」
という意味と、
「勉強法そのものを考えていない」
という2つ両方の意味があります。
「勉強している時間に考えていない」の中で例を1つ出します。
もしあなたが音読トレーニングをしている場合。
音読している時に「お経」になってしまっている状態は、「考えてない状態」です。
音読で言う「お経」というのは、音読の最中に、文法や英単語の意味をまったく意識しないで、ただ声に出しているだけの状態を指します。
お経は、お坊さんはちゃんと意味がわかって心をこめて声に出していますが、僕たち素人にとってはただの「音」に聞こえます。
お経の音だけをマネしてそれっぽく再現できても、お経の中身の意味が理解できる日は来ません。
英語も同じです。
文法がまったく理解できていない状態、英単語の意味が理解できていない状態で何度音読しても、ただの「耳コピー」になってしまいます。
耳コピーでは、アレンジできない
もちろん、耳コピーがまったくダメなわけではありません。
初心者が耳コピーすることで、英語の発音自体に慣れる効果はあります。
でも、英語を「自分の言葉」としてアレンジして出すことはできません。
意味が分かっていなければ、自分の言葉としては出せないのです。
たとえば、
This is what I use every day.
(これが、私が毎日使っているものです)
という文章が音読に出てきたとします。
これをまったく文法を意識せずに、耳コピーで「ディスィーズワライライク」と覚えた場合。
英会話でバッチリ同じシチュエーションで「これが、私が毎日使っているものです」と言う時だけは使えるでしょう。
でも、もし部分的に違うことを言おうとした時に、どこを入れ替えて、どう変わるのか?が分からなくなります。
たとえば・・・
This is what I read every day.
(これが、私が毎日読んでいるものです)
This is how I use it.
(これが、私の使い方です)
This is where she lived.
(ここが、彼女が住んでいた場所です)
など。
実はこの構文は、アレンジできるようになるとすごくバリエーションが増えて便利なのです。
でも、耳コピーではバリエーションを増やすことはできません。
文法や英単語をしっかり意識して、「なぜ、この並びになっているのか?」を理解しながら声に出す必要があります。
だから、僕の音読セミナーでは、必ず英単語のニュアンスや、文法の解説を詳しく入れています。
「なぜ、ここの前置詞は to ではなくて、at なのか?」
「なぜ、ここの冠詞は a ではなくて the なのか?」
といった、細かいところまで解説しています。
その理由は、「常に考えながら音読して欲しいから」です。
考えないで、ただ「数をこなすことだけ」が目的になっている音読は、効果が薄くなってしまいます。
音読がお経にならないようにするためには、常に文法と英単語に意識を向けて、しっかり考えながら声に出す必要があります。
・・・つづく。
p.s.何も考えずに英会話だけしていた僕が、日本で英語を話せるようになったメソッドはこちらをクリック↓↓↓
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