From 師範代Shinya(新村真也)
(→前回のつづき)
「日本語と英語の視点の切り変え方」を教えてくれる本、
「英語は3語で伝わります:どんどん話せる練習英文100」
のレビューの続きです。
2作目の「~練習英文100」の方は、1作目に比べると例文のお題が日常的になっています。
たとえば、チャプター1は自分や家族、友人のネタを話す例文です。
(※試しに瞬間英作文してみてください)
↓↓↓
・家族は妻と息子が2人です。ネコも一匹います。
・妻の趣味はネットショッピングです。
・英文法に混乱しています。
・私はそのアイドルグループの大ファンです。
などの例文が収録されています。(※答えの例文は本の中に詳しく解説されています)
あと、昔僕が「外国人バーで知り合ったネイティブ友達とこんな風に話せたらいいなぁ~」と思っていた、「リアルタイムで目の前で起こっていることを英語にする」というトピックもあります。
(※試しに瞬間英作文してみてください)
↓↓↓
・多くの人で混み合っていますね。
・お店に行列が出来ています。
・このお店、いい音楽がかかっていますね。
・携帯電話、忘れていますよ。
などなど。パッと瞬間英作文してみて、すぐに出てきたでしょうか?
そして、出てきた英文が自然かどうか?シンプルで伝わる英語かどうか?自信がある人はそんなに多くないのでは?と思います。
(※答えの例文は本の中に詳しく解説されています)
それなりに歴の長い瞬間英作バーでも、意外にパッと言葉が出て来ないことがあると思います。
実は、ビジネス英語よりもこういう日常的な言い回しの方がシンプルな分、より「英語らしい発想への転換」を求められます。
ビジネス英語だったら、多少堅苦しい言い回しになったとしても、場の雰囲気には合います。
でも、カジュアルな場面であまりにも堅苦しい言い回しをすると、変な感じで聞こえてしまったりするでしょう。
たとえば日本語でも、
「このお店、いい音楽がかかっていますね。」
と言いたいときに、ビジネスっぽい表現で、
「この店舗では、高品質な楽曲を背景音として再生して提供していますね。」
なんて言ったら、相手は「え?何を言いたいんだろう?」と一瞬思考停止してしまうかもしれません。
今のはちょっと極端な例ですが、英語でもそんな風な言い回しをしてしまう可能性があります。
だからこそ、日常生活に密着した表現を「3語の英語で言えるようになる」ことは、自然な英語を習得する上では大事なスキルです。
トピックが日常的になったという点で、この「~練習英文100」は、一作目より幅広い層の人達に使えるテキストに仕上がっていると感じます。
瞬間英作バーにとっても、すごく学びの多いテキストだと思います。
テンプレートを使って自分の言葉で話す
さらにこの本の魅力は、後半にある「テンプレートを使って、どんどん話そう」という項目です。
ふつうの英語テキストは、例文が収録されているだけで終わりのパターンが多いです。
でもこの本には、「学んだ型を使って、3語で自分のことを話そう」というパートがあります。
それが、テンプレートを使う後半のページなのです。
前半で学んだ「トピック別の3語の型」がそれぞれ並んでいて、部分的に空欄になっています。
そこに自分の情報を書き込みながら、復習をすることができるのです。
たとえば、「私の好きなもの・好きなこと」を話すときに使う型の場合、
I like ( ).
I love ( ).
という感じで後半が空欄になっていて、そこに自分の情報を書き込んでいきます。
そうすることで、本の内容を復習しながら、自分の言葉で話す準備ができます。
この構成は素晴らしい!と僕は感じます。
この本は、「教えっぱなし」のテキストではありません。
読者が自分の頭で考えることで、「自分が英語で話すこと」に向けて準備ができるように、徹底的に作り込まれているのです。
・・・つづく。
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