【英語初心者がやってしまいがちな間違い勉強法6選②】

from 師範代Shinya

(→前回のつづき

前回の記事では、英語初心者がやってしまいがちな間違い勉強法の1つ目として、

①外国人の先生との英会話レッスンだけを受けまくる

を詳しくお伝えしました。

今回は、2つ目を解説します。

②次の教材やスクールを探すことが日課になる

これは、みんな一度は通る道ではないか?というぐらい、ハマる人が多いです。

(もちろん、僕も最初の1年目にはこのパターンに陥りました。)

英語の勉強し始めてからしばらく経つと、だんだん目が肥えてきます。

目が肥えれば肥えるほど、今の勉強内容に不満が出てきたりします。

「この教材のここが、もっとこうだったらいいのにな・・・」

という気持ちになってくるのです。

また、特に不満がなくても、

「もっと良いものがあるかもしれない・・・」

という気分になることがあります。

本屋さんに行くと、必ず英語本コーナーに行ってチェックするようになります。

アマゾンで一度買い物をすると、定期的に「あなたへのオススメ」のメールが届きます。

その中にある新刊の英語テキストが気になってしまったりするのです。

今のテキストがまだ半分以上残っている状態で、次にやるテキストを探し始めます。

そして、本棚にまた新しい本が1冊増えます。

買うと満足するのですが、しばらくするとまた、新しい教材が気になり始めます。

また1冊、また1冊と、本棚に英語テキストがどんどん増えていきます。
でも、どんなにたまっても、満足することはありません。

なぜなら、「次の英語テキストを探すこと」が習慣になってしまっているからです。

人によっては、英語テキストが「英会話スクール」になっていることもあります。

色んな英会話スクールを転々としながら、別のメソッドを試して回るのが習慣になっている状態です。

時間配分を間違えない

もちろん、英語教材や上達メソッドに対して詳しくなること自体は、悪いことはありません。

知識があった方が、自分に合った教材や勉強法を見付ける手助けになるからです。

でも、これがマイナスに働きやすいのは、「時間配分を間違えやすい」からです。

つまり、1日で使える時間の多くを、「次のテキストやスクールを探すこと」に使ってしまうということです。

調べ物は時間がかかります。

その時間を英語学習時間に充てれば、もっと早く上達するかもいしれません。

でも、調べ物をしている時間も「勉強した気になってしまう」ことがあります。

教材やスクールの調べ物をしている時間には、英語力は上がりません。

英語力が上がるのは、「英語に触れている時間」だけです。

「英語を聞く、読む、声に出す、書く」

といった活動をしている時間にのみ、英語力は上がっていくのです。

この時間を奪ってしまうのが、「次のテキストを探す習慣」なのです。

この習慣に陥ってしまって抜け出せなくなっている状態を、

「ノウハウコレクター」

と呼ぶこともあります。

このノウハウコレクターの無限ループにハマると、「英語の勉強法にやたら詳しいけど、英語力は高くない」という矛盾した状態になっていきます。

実はこれは、英語学習の世界だけではありません。

どんなジャンルでもノウハウコレクター状態になることがあります。

僕がこれまでに見てきたノウハウコレクターの人たち

たとえば、僕が空手をやっていた時には、

「何種類もの空手道場を転々としてきて、色んな流派やメソッドの違いを詳しく語れるけど、自身の突きや蹴りのスキルは高くない先輩」

に出会いました。

また、僕が起業する前に準備として通ったセミナーでも、

「これまで色んな著名人のセミナーに参加して、起業法やビジネスの成功法則の知識を披露しているけど、自身は起業も副業も経験したことがなく、もう10年以上勉強を続けながらチャンスを待っている」

という方もいました。

また、YouTubeのジャンルでも、

「いつか自分のYouTubeチャンネルを始めようと思っていて、勉強中です」

という方に出会うことがたまにあります。

そういう方はたいてい、僕よりYouTubeに関する知識が豊富です。

中には、「有名ユーチュバーが使っているのと同じ、最新型の高額なフルサイズ一眼カメラを買ったものの、1本も動画投稿をしないまま1年が過ぎてしまい、もったいないからメルカリで売り払ってしまいました」という人もいました。

どのジャンルでも、ノウハウコレクターになる可能性があるのです。

もちろん、ノウハウコレクター活動自体が楽しくて、趣味としてやっているなら良いと思います。

ただ、もし自分のスキルを上達させたいなら、時間配分が大事になります。

上達に直結するトレーニング時間をしっかり確保することができれば、知識の豊富さは逆に強みになります。

大事なことは、「ノウハウを集めている時間」と、「そのノウハウを実行する時間」を分けて考えること。

そして、できるだけ「実行時間を増やす」工夫をすることです。

そうすれば、英語力は確実に上がっていきます。

そして、知識とスキルの両方を兼ね備えた、バランスの良い英語学習者になれるでしょう。

次回の記事では、3つ目の間違い勉強法を解説します。

 

・・・つづく

 

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