面接対策の強力な助っ人【僕の英検体験談:面接編⑤】

from 師範代Shinya

(→前回の続き)

英検1級の面接にどうしても一発合格したかった僕は、十分な準備をすることにしました。

①できるだけたくさんの正解例を、音読で刷り込む

②音読の時にはタイマーをセットして、2分間話しつづける感覚を身体で覚える

③ステップ①&②で型が十分に身に付いてから、自分の意見を英語で言う練習をする(いきなり英語で)

という3ステップで勉強を続けたことで、最初の2分間スピーチはだいぶ慣れてきました。

音読で身体に刷り込んだ例文ネタのどれかに、うまく結びつけられるようになったのです。

「環境汚染だったらこのネタでいこう」

「経済問題だったらこのネタでいこう」

というように、多少強引でも自分の持っているネタに持っていく方法が分かってきました。

英検1級の場合は、質問内容があまりにオープンで、しかも長く話さなければならないのが、他の級と違うところです。

そのため、この「手持ちネタに結びつける方法」は有効です。

ただ、1つだけどうしても1人では練習しづらいパートがありました。

それが、後半の「質疑応答パート」です。

質疑応答はすごくハード

自分の作った2分間スピーチの内容に対して、面接官2人とディスカッションします。

・面接官Aは、深掘り質問係

・面接官Bは、反論係

という役割分担があります。

深掘り質問係のA先生は、

「あなたは今、○○と言いましたが、それはどういうことですか?」

といったように、深く突っ込んで質問してきます。

浅い知識や意見で表面的なスピーチをすると、この深掘り質問でたじたじになってしまいます。

一方、反論係のB先生は、

「あなたは今、○○と言いましたが、逆にこういう考え方もありませんか?この意見についてはどう思いますか?」

といったように、ガッツリ反論してきます。

これも、けっこうツラいです。

自分の意見を真っ向から否定されたり、反論をぶつけられる機会は、日本社会ではあまり経験できません。

でも、欧米文化では学生の授業~社会人の会議でも、よくある光景です。

英検1級の面接は、こういった文化の違いを乗り越えるためのテストでもあります。

しかも、このディスカッションパートは、1度だけではありません。

自分が答えたことに対して、さらに突っ込んだ深掘り質問と反論が飛んできます。

下手なことを言えば、墓穴を掘ることになるのです。

僕はこの緊張感とアドリブ感を乗り越えるために、英語学習仲間の力を借りることにしました。

英検1級ホルダーDさん&TOEIC900点ホルダーK君

・僕が英語学習を始めて2年目に外国人バー出会った日本人男性のDさん。(英検1級ホルダーで、仕事は技術翻訳)

・僕が英会話スクールに通い始めた時に、最初のクラスメイトだったK君。(TOEIC900点ホルダーで、仕事は研究職)

この2人とは、定期的に集まって英語学習談義を繰り返してきました。

お互いの家に行って、合同で音読練習をしたりもしていました。

Dさんは僕が出会った時点で英検1級ホルダーだったので、僕の目からは雲の上にいるような存在でした。

K君は同じクラスメイトとはいえ、すごく頭が良くて物覚えが早いので、TOEICの点数は僕よりずっと早く伸びていきました。(K君は早稲田の大学院卒です)

対して僕は、音読&瞬間英作文でコツコツ積み上げながら、数年かけて力を伸ばしてきました。

僕達3人は良い意味で刺激し合うことができ、とても相性が良く、毎回集まると英語テキスト話で盛り上がりました。

そんなDさんとK君に、協力をお願いすることにしたのです。

2人は、快くOKしてくれました。

みんなでDさんのアパートに集まって、僕の面接特訓に付き合ってくれたのです。

・英検1級ホルダーのDさんは、容赦ない反論係

・TOEIC900点ホルダーのK君は、理詰めで深掘り係

という役割で、僕に対してガンガン質問を浴びせてきました。

1回のトピックでの面接練習が終わるたびに、僕のパフォーマンスに対するフィードバックをくれました。(日本語で)

僕らは付き合いが長く、良い意味で遠慮がないので、

「ここはちょっと分かりにくかったな」

「ここはもっとこうした方が良かった」

「さっきのスピーチはさすがに強引すぎない?(笑)」

などなど、正直なフィードバックがもらえました。

これは、すごく良い練習になりました。

やはり、1人で練習している時と、英語学習仲間と練習している時は、緊張感が違います。

特に、何を聞かれるか分からない状況で、アドリブで答える練習は、なかなか1人ではやりづらいものです。

協力者がいるのであれば、それがベストだと思います。

周りにそのレベルの英語学習者がいない場合は、オンライン英会話の先生に事情を話して面接官役になってもらったり、英検対策用のスクールに通うのも良い選択肢だと思います。

 

・・・つづく

 

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