【僕が通っている「文章術」の道場:英語を使って新しい挑戦をはじめました④】

 from 師範代Shinya

(→前回のつづき)

アメリカの伝説のセールスレターの「英語の原文」と日本語訳バージョンのニュアンスがあまりに違うことに気付いた僕は、

「コピーライティングの文章術を勉強している仲間に、この事実を伝えないと!」

と強く思いました。

そこで僕は、自分が通っている「コピー道場」の師範である吉田さんに、このことを伝えることにしました。

吉田さんが主催するコピー道場では、月に1回ペースでコピーライター同士が集まって、お互いの文章にフィードバックをし合います。

事前に自分が書いたコピー文章を提出して、それを吉田さんが公開添削してくれます。

その様子を他の道場生たちも見ることができます。

人が書いたコピー文章を読んで、それが添削される様子を見るのは、めちゃくちゃ勉強になります。

さらに、それだけではありません。

参加者のみんなも感想を言い合います。

これもまた、良いフィードバックになるのです。

「先生ではなくて、学んでいる人同士でフィードバックするのが、良い勉強になるの?」

と思われるかもしれません。

実は、英語とコピーライティングでは、そこが違います。

英語とコピーライティングは「使う相手」が違う

英語の場合は、「自分より英語力が高い相手」にフィードバックをもらう必要があります。

なぜなら自分が英語を使う相手は、外国人だからです。

多くの場合、僕たち日本人より英語力が高い外国人(ネイティブや、英語が公用語の国の人たち)を相手に英語を使います。

だから、レッスンでフィードバックを受ける相手も、ネイティブの先生や、英語が公用語の国の先生、あるいは日本人で英語力が高い先生である必要があるのです。

でも、コピーライティングは違います。

自分が書いた文章を読む相手は、「コピーライティングの文章術の知識がない人たち」です。

だから、ベテランの視点も大事ですが、初心者視点も大事になってきます。

知の呪縛

コピーライティングの世界には、「知の呪縛」という言葉があります。

実は英語にもまったく同じ表現があって、

curse of knowledge

と言います。

なんだか、おどろおどろしいネーミングです。

これは、「その業界にどっぷり浸かりすぎて、初心者の視点を忘れてしまう現象」を指します。

たとえば、僕が自分の英語セミナーの宣伝をする文章を書くとします。

すると、2つの点で「知の呪縛」がかかる可能性があります。

①コピーライティングを長年勉強しているせいで、マニアックなスキルをあれこれ盛り込み過ぎて、かえって読みづらくなる。

②英語教育業界に長くいすぎるせいで、学習者が何に悩んでいるのか?が逆に見えなくなり、初心者に寄り添ったメッセージが書けなくなる。

このどちらも、「呪縛」という言葉が示すとおり、みんなかかりやすく、1度かかったら抜けづらい、さらに、自分が呪縛にかかっていることすら気付けない・・・

という、すごく恐ろしいものです。

だからこそ、「呪縛にかかっていない人たち」の視点が大事になるのです。

コピー道場の門下生たちの勉強歴は、バラバラです。

初心者からベテランまでいます。

さらに業界も、まったく違う人たちが集まっています。

そのため、お互いの文章に対して「知の呪縛」がかからない状態でフィードバックができます。

つまり、読者目線に近いフィードバックがもらえるわけです。

それでいながら、コピーを学んでいる者同士にしかできない、テクニック的なフィードバックも盛り込めます。

「ここの第2段落と第3段落は、入れ替えた方が良いかも知れません。例の○○心理学のテクニックでは、先にこれを伝えた方が有効と言われていますし。」

みたいに、同じ知識を持つ者同士しかできない、有効なフィードバックがもらえるのです。

夫婦でコピー道場生

ちなみに僕は、妻のサヤとコピー道場に通っています。

今サヤは下の赤ちゃんの育児のためお休み中ですが、その前には一緒に通って、よく「夫婦対決」をしていました。

僕とサヤで、同じ動画セミナーを宣伝する内容の文章を書いて、それを提出して、みんなからフィードバックを受けるのです。

すると、キャリアの長い僕の書いた文章が、師範の吉田さんから「知の呪縛」をたくさん指摘されて直されて、初心者のサヤの書いた文章が絶賛される、という逆転現象も起こりました。

もちろん、その道場の中では「どちらの文章が良い」とか優劣をハッキリつけられることはありません。

でも、道場でフィードバックをもらった後に実際にFacebook広告に出してみて、数字データを取って夫婦で競うのです。

数字データは非情です。

僕の勉強キャリアに忖度してくれないので、サヤが圧勝することもあります。

そのデータを元に、また次回のコピー道場で勝敗を発表する、という流れでやっていました。

その結果、サヤのコピーライティングスキルがメキメキ上がり、今では僕のセミナーの宣伝文の執筆をゼロから任せられるようになりました。

そんなコピー道場の師範である吉田さんは、たまにセミナー時間の中で「伝説のセールスコピー」を紹介することがあります。

もちろん、日本語訳バージョンを元にしながら解説します。

でも僕は、それらの英語原文のニュアンスを知っています。

日本語訳との違いも、すごく分かっています。

だからこそ、この違いを吉田さんに伝えなければならない!

コピー道場の仲間にも伝えなければならない!

と強く思いました。

 

・・・つづく

 

p.s.【明日12/10まで】ネイティブの話す生の英語を早口でも聞き取れるようになるためのセミナーはこちら↓↓↓

—————————————

※このブログに読者登録をしていただくと、最新の記事を1日1回、メールでお届けします。読者登録はこちらをクリックしてください。
    ↓↓↓

 

 

From  師範代Shinya(新村真也)

やり直し英語達成道場 師範代)

※もくじは、こちら

自己紹介は、こちら

こちらですアップ

 

 

 

 

師範代Shinyaの書いた本

↓↓↓