【英語で話す「内容の質」を上げる方法③】

from 師範代Shinya

(→前回のつづき)(→この記事のシリーズを1話目から読む

僕たち日本人が英語を話す時には、どうしても自分の英語の発音や文法ミスなどが気になってしまいます。

でもこれは、「Production value=話す英語自体の品質」です。

僕たちが話す相手の外国人は、「話の中身=Content value」に最も興味があります。

前回の記事では、Content Value で最もウケるのは「自分の体験談」だということを、お伝えしました。

その中でも特に「最強の話題」だと感じていることがあります。

今回は、それを深掘り解説していきます。

英会話で最強の話題

英会話で最強の話題、それは「恋バナ」です。

これは日本でも同じだと思います。

恋バナをテーマにしたテレビ番組はいつでも人気があります。

また、週刊誌で最も読まれているのは、芸能人の色恋沙汰です。

これはおそらく、人類にとって永遠不変のテーマだと思います。

芸能人の恋バナを語るのはただのゴシップですが、自分の恋バナを語ると、それはとても質の高いコンテンツになります。

恋バナと言っても、現在進行中の恋愛である必要はありません。

・中高生時代に片想いをしていた相手の話

・過去の恋人との体験談や別れた原因

・今の妻や夫との馴れ初め

など、時系列にこだわらずに、何でもいけます。

大事なことは、「一般論」ではなく、あくまで自分の体験談を語ることです。

自分の体験談のことを、一次情報と言います。

一次情報は、他の人からは聞けないため、希少価値が上がって、Content Value が高くなります。

恋バナは、男女問わずウケます。

恋愛で大失敗した経験や、大変な思いをしたことをシェアすると、相手の外国人は老若男女問わずに前のめりで食いついてきます。

日本人で恋バナをシェアする人はほとんどいない

僕は英会話レッスンで初対面の外国人の先生と話すときには、必ず妻のサヤとの馴れ初めを話します。

僕たちは結婚するまでに色々と大変なことがあったので、その苦労話も入れながら話すことが多いです。

※詳しい体験談は、英語の動画でアップしています。

PLのYouTube動画
↓↓↓

過去に一度結婚しかけて破局した時のツラい体験談を話すこともあります。

この話題から始めると、外国人の先生たちはみんな表情が変わります。

無表情のクール系の先生でも、だんだん表情が変わってきます。

一通り話し終わった後、よく言われるセリフがあります。

それは、

「日本人の口から、恋バナを聞いたのは初めて」

というこです。

恋バナはデリケートな話題なので、当然、先生から振ることはできません。

生徒が自分から話し始めない限り、話題にはならないでしょう。

もちろん、デイリーニュースなどで「日本人の結婚&恋愛事情」などを話すことはあると思います。

でもそれはあくまで一般論で、自分自身の一次情報ではありません。

人は一般論を語り合っても、感情移入しづらいのです。

こちらから恋バナを自己開示すると、もう一つ良いことがあります。

それは、相手も自己開示して、ぶっちゃけトークしてくれることです。

西洋人のリアルな恋愛&結婚事情が聞ける

僕の話を聞いた先生は、3人に1人ぐらいの割合で自分の恋バナや、妻or旦那さんとの関係をぶっちゃけトークしてくれます。

今までの例で言うと、

・20代前半のアメリカ人で、ハリウッド女優並みのルックスのブロンド美女が、自分の過去のボーイフレンドと破局した理由を詳しく語ってくれて、「こんな美女でも、恋愛ではこんなに悩みが多いのか!」と発見があったり。

・40代のアメリカ人バツイチ女性が、前の夫と別れた原因と、今の夫とはうまくいっている秘訣を詳しく語ってくれたり。

・30代の南アフリカの黒人男性が、今の妻との現在進行中のケンカの原因を詳しく語ってくれたり。

・20代のイギリス人男性が、今付き合っている彼女にプロポーズするプランを詳しく教えてくれたり。

といった感じです。

こういった実体験の一次情報は、海外の映画やドラマで見るよりずっとリアリティーがあって、学びが多いです。

僕と先生たちは「日常生活での接点」がないので、どんなにぶっちゃけトークをしても、問題ありません。

そのため、けっこうな極秘情報も教えてもらえたりします。

「実はまだ誰にも言ってないんだけど、私、彼の子供を妊娠したことが分かったの!いつ彼に打ち明けようかと思って。」

とか、

「妻が妊娠したことが3日前に分かったんだけど、まだ安定してないから誰にも言うなって言われててね。今、初めて言っちゃったけど・・・父親になるってどんな気分?まだ全然実感がわかなくて。」

などなど、タイムリーな情報まで聞くことができます。

こういった話を聞くのは、ネットフリックスで海外ドラマを見るよりずっとリアリティーがあって、楽しいです。

こういった話題で盛り上がっている時に、相手の先生たちは僕の話す英語の発音や文法などまったく気にしていません。

ただ、話す内容にフォーカスしています。

自分から勝手に話してくれる

ちなみに、僕は自分から相手の恋バナを引き出すような質問をすることは一切ありません。

こちから質問すると、セクハラになってしまいます。

たとえば、初対面の若い美人の先生に向かって、

「彼氏はいますか?」

「どんな男性がタイプですか?」

などと聞くのは、たとえ西洋文化でもアウトでしょう。

相手の先生の性格によっては答えてくれるかもしれませんが、内心は「こいつキモ!」と思われているかもしれません。

また、西洋人の先生はハッキリしているので、「そういった質問には答えられません」と断られるかもしれません。

また、結婚している先生に向かって

「奥さん(旦那さん)とはうまくいっていますか?」

「離婚経験はありますか?なぜ離婚したんですか?」

などと聞いたりするのも、個人的過ぎると受け止められるでしょう。

僕は、自分から先生に向かって恋愛や結婚の質問をすることはありません。

ただ、自分の体験談を伝えるだけです。

その結果、先生たちが勝手に自分の恋バナを始めた時だけ、突っ込んで聞くようにしています。

話す内容にフォーカスすると、つながりを感じる

英会話する時には、話す内容にフォーカスしていると、相手とつながりを感じることができます。

ここまで話を聞いてあなたは、「そりゃ、英語力が高いからできるんでしょ?自分はまだまだだし・・・」と思ったかも知れません。

確かに、英語で恋バナができるようになるためには、ある程度のリスニング力とボキャブラリーが必要です。

ただ、僕の体験談で言うと、TOEIC換算で600点、英検で2級ぐらいの英語力があれば、十分に恋バナで盛り上がることができます。

僕自身も、自分がそのぐらいの英語力になった時に、外国人バーで出会う外国人相手に恋バナや仕事の話をすることができるようになりました。

その体験から言えることは、自分の英語の発音や文法を気にするのは英検2級あたりまでにしておいて、その先は話す内容に重点を置く練習に切り替えた方が良いと思います。

自分の過去の体験談などを英文で書いたりして、スラスラ言えるように練習するのです。

もし、自分の Content Value を高める練習をしたい場合は、僕のオンライン通学コースを受けてみてください。

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From  師範代Shinya(新村真也)

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