【英語学習は必要ない?!アベマTVを見て思ったこと④】

from 師範代Shinya

(→前回のつづき)(→この記事のシリーズを1話目から読む

※アベマTVの討論番組で、英語学習についての賛否両論を見て、僕が思ったことのシェアの続きです。

前回の記事では、英語学習の「コスパの悪さ」に対する僕の考えをお伝えしました。

今回の記事では、アベマTVの討論番組でもう1つの題材として挙がっていた、「英語学習は本当に必要なの?」というテーマについて考えてみたいと思います。

英語学習が必要ないと考える理由

番組の中では、「今後テクノロジーの進化で、英語学習の重要性が薄れるのでは?」というテーマで議論していました。

・ポケトーク(通訳マシン)を使った実演

・AIの専門家の研究者の先生の意見

という、2つの視点をベースに、

「これだったら、英語学習しなくても良くなるんじゃない?」

「いや、英語学習は必要だ!」

という感じで、ゲストの人達が意見をぶつけ合わせていました。

英語学習否定派の意見は、

「今は仕事上のやりとりは、ほとんどがメールなどの文書になっている。

日本人同士のやりとりでも、電話が減ってメールになっている中、時差がある海外とのやりとりは、なおさらメールが主体になっていくだろう。

メールのやりとりなら、AIを使えばいいじゃないか。」

というものでした。

英語学習賛成派の人達の意見

一方で、英語学習賛成派の人達の意見は、

「リアルタイムのやりとりをまったくゼロにすることはできない。

特に、仕事以外の時間で雑談したりして関係を築くというのは、海外の人達を相手にした場合でも必要になってくる。

直接会話することでビジネスがスムーズに進む、という側面は無視できない。

また、別に仕事以外でも海外の人達とコミュニケーションしたいと思うことはあるだろう。

そんな時に、文章だけのやりとりで心を通わせるのは難しい。」

ということでした。

さらにこれに対しては、否定派の人達の反論で、

「現時点でポケトークがここまで正確に素早く翻訳してくれるなら、今後AIがどんどん発達すれば、リアルタイムでも自力で話す必要は無くなるのでは?」

という意見が出ました。

これに関しては、AIの専門家の先生が裏付けとして、

「今後もAIの頭脳の進化と高速化は進み続けることは間違いありません。

実は現在、日本語と英語の語順の違いを埋める技術も開発が進んでいます。」

と言っていました。

先を予測して翻訳

現在のポケトークなどのAI翻訳機では、「日本語の全文を言い終わってから、英語に翻訳される」という流れです。

逆方向の「英語→日本語」も同じです。

本当にリアルタイム同時通訳をするためには、全文を言い終わるまで待たずに翻訳作業を開始しなければなりません。

プロの同時通訳の人達は、相手の口の動きやそれまでの文脈から、次に出てくる言葉を先読みして、どんどん英語に変換しているそうです。

これは本当にスゴいことです!!

僕も今まで何度か海外の心理学者やビジネスリーダーが来日した時の講演会に参加して、プロの同時通訳者の神業を見てきました。

本当に先読みしながら、通訳しているのです!

そしてなんと、今後はAIもこの「予測変換」ができるようになっていくかもしれない、というのです!

だとしたら、ものすごいことです。

ますます英語学習は必要なくなってしまうのでしょうか?

自分の口から相手の言語を話すからこそ、伝わるもの

一方で、英語学習賛成派の人達の意見は、

「いくらAIが発達しても、心を通わせるコミュニケーションという点では、やはり直接自分の口から英語を話す必要性は残り続けるだろう。」

と言っていました。

「自分の口で相手の言語を話すからこそ、相手に寄り添える。気持ちがより伝わる。

ビジネス上のやりとりでも、お互いが同時通訳マシンを持った状態で自国の言葉しか話さなかったら、やっぱり気持ち的には近づけないのでは?」

という考えです。

どちらも一理あると思います。

僕の意見

これらを聞いて、僕の意見はどちらサイドだったか?というと、

「AIを使わずに自分の口でコミュニケーションを取った方がいい派」

に賛成です。

これは、自分が英語学習をしているからというだけではありません。

性格タイプもあると思います。

以前、何度かご紹介している性格診断テスト「ウェルスダイナミクス」の分類では、

・チャートの左側の「ロード=システムやルールを重視するタイプ」

・右側の「ブレイズ=人間関係を重視するタイプ」

の2つに分かれます。

僕は右側のブレイズ(人間関係重視タイプ)なので、リアルタイムのコミュニケーションが楽しいです。

一方で、左側のロード(システム&ルール重視タイプ)の人達は、コミュニケーションにはあまり価値を見いだしません。それよりも、情報伝達ができているか?正確で再現性があるか?といった部分を重視します。

どちらが正しいか?どちらが優れているか?という議論には意味がありません。

ロードとブレイズ、それぞれに長所と短所があります。

性格タイプが違うだけで、それは人間の個性です。

AI賛成派の人はロードタイプが多いです。

逆にAI否定派の人は、ブレイズタイプが多いです。

僕自身はブレイズタイプですが、個人的な趣味でガジェットが大好きなので、AI同時通訳マシンに興味しんしんです。

実際にポケトークを自腹で買いました。

そういう点では、割と中間的な立ち位置な気がします。

ただし、AIを使ったガジェットをフル活用した場合のデメリットも感じています。

僕はポケトークをふだん自分の発音や文法チェックなどにも使っています。

また、ポケトークが世に出る前にも、スマホのGoogle翻訳アプリを使っていました。

外国人の友達との会話でわざと英語を封印して、「お互いの母国語のみで会話し続けられるか?」という実験を、何度かしてみたことがあります。

だからこそ見えてきた、AI翻訳のデメリットがあります。

次回の記事では、僕が実際に使ってみて感じている「今後どんなにマシンが進化しても厳しそうな、AI翻訳のデメリット」についてお伝えします。

 

・・・つづく。(→この記事のシリーズを1話目から読む

 

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