from 師範代Shinya
最近リリースされた、チャットGPTの新機能「Advanced voice mode」の特徴として、
・声の抑揚があって、人間ぽいしゃべり方
・レスポンスのスピードの早さ
を前回の記事で詳しくお伝えしました。
さらに、初心者が英会話を上達させるためには必須の、重要な機能がもう3つ、備わっていました。
この3つが、僕が最も衝撃を受けた部分です。
①日本語で質問できる&答えてくれる
②会話の内容を覚えていてくれる
③ゆっくり話してくれる
日本語で質問できる&答えてくれる
英会話をしていると、
「あ~、これ、英語で何て言うんだっけ?」
「こういう時に、何て返せばいいの?」
と分からなくなることがありますよね。
相手の言っていることは何となく分かっても、自分が話す時に返しの言葉が思い浮かばないことは、よくあります。
言葉に詰まってしまって、沈黙が長くなってくると、気まずくなります。
また、そもそも相手の話す英語が聞き取れず、何を聞かれているのか分からず焦ることもあります。
自分のボキャや文法力が上がって、英会話に慣れてくると、相手の英語が聞き取れない時に聞き返して、違う言い回しで説明してもらうことができるようになります。
また、自分が言葉に詰まっても知っている英語だけを駆使して、何とか切り抜けられるようになってきます。
でも、そうなるまでには数年間ぐらいはかかります。
それまでまったく英会話のアウトプット練習をしないのは、もったいないですよね?
そこで使えるのが、今回のチャットGPTの新機能です。
「Advanced voice mode」で会話している時には、なんと英語と日本語を両方とも瞬時に聞き分けてくれます。
そして、こちらの要望に応じて、日本語ち英語の両方を行き来しながら、話してくれるのです!
これは、英会話の初心者にとっては、めちゃくちゃ嬉しいモードと言えるでしょう。
ピンチになったら、日本語で話しても良いのです。
日本語で質問すれば、日本語で答えてくれます。
会話例①
たとえば、最初のあいさつでこんなやりとりがあったとします。
あなた:「Hi, how are you?」
AI:「Pretty good, thnak you! How about you?」
あなた:「I’m good.」
AI:「Great! What are you up to today?」
あなた:(え?何て言った?アップトゥー?today だから今日の気分を聞いているのか?)
あなた:「もう一度言ってもらえますか?(←日本語で)」
AI:「Sure! What are you up to today?」
あなた:「もう少しゆっくりお願いします。」
AI:「Sure! What are you up to today?(←めちゃゆっくり)」
あなた:「それはどういう意味ですか?日本語で教えてください。」
AI:「分かりました。What are you up to today?は、今日は何をしているの?今日は何をする予定?という意味です。カジュアルに相手の予定や行動を尋ねるフレーズです。」
あなた:「へ~そうなんだ!ちなみに、何て答えればいいんですか?」
AI:「その日の予定を答えれば大丈夫です。たとえば、何も予定がなければ、Not much, just relaxing.と答えれば良いです。
具体的な予定があれば、I’m going shopping later. みたいに答えられます。」
あなた:「なるほど!分かりました。じゃあ、もう一度私に英語で質問してください。」
AI:「Sure! What are you up to today?」
あなた:「Not much, just relaxing.」
AI:「That sounds nice!」
あなた:「このフレーズを練習したいので、次回から毎回、同じ質問をしてくれますか?」
AI:「もちろんです!次回から、What are you up to today?と聞くようにしますね。」
というような会話が繰り広げられるのです。
めちゃくちゃ便利じゃないですか?
これに慣れてきたら、別のバリエーションのあいさつをお願いして、練習をすることもできちゃうのです!
会話の内容を記憶する
ここで、「会話の内容を記憶する機能」が役立ってきます。
AIのメモリー内に、あなたとの会話をすべて記憶させられるので、「今回練習したフレーズを、次回また使ってきてね」という指示が出せます。
相手はAIなので、あなたが納得するまで何度でも同じ練習に付き合ってくれます。
しかも、レスポンスの速度は人間と同じぐらいなので、リアルな間で練習できるのです。
これ、スゴくないですか?
自分が練習したいと思っているフレーズを、AIが毎回の英会話の中に入れ込んで使ってきてくれるなんて、親切すぎます!
初心者のうちは、とにかく「ピンチになったら日本語で質問できて、日本語で答えてもらえること」と、「同じフレーズを何度も繰り返し練習して慣れること」の2つがあると、英会話をすることへの抵抗感が減っていきます。
最終目標は生身の外国人との英会話だったとしても、そこに至るまでの練習として、AIを相手に日本語を織り交ぜながら、気軽にアウトプットの練習するのは、良いステップになると思います。
・・・つづく。
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From 師範代Shinya(新村真也)
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