from 師範代Shinya
(→前回の続き)
今回は、実際に800コマ受けてみてどうだったか?何が変化したのか?を詳しくお伝えしていきます。
2020年の10月下旬に受講をスタートして以来、
①週6コマ受講(週1日は英語から離れる)
②1レッスン25分
③ネイティブの先生
という条件で受けてきました。
ちなみに、僕の受講コースはネイティブの先生でなければNGというわけではなく、ノンネイティブの先生も含めて選べるプランなので、たまにノンネイティブの先生も選びます。
800コマの中で、ネイティブ&ノンネイティブの両方のレッスンを受ける中で、違いが見えてきました。
気付きの1つ目は、「経済と文化の違い」です。
ネイティブとノンネイティブの先生の違い
これはあくまで全体的な傾向ですが、ノンネイティブの先生の方がヤル気が感じられことが多いです。
また自分のレッスンを受けに来てもらうために、明るく元気にレッスンをする傾向があります。
一方でネイティブの先生は、割とゆったりしているというか、そんなに商売っ気がないことが多いです。
「俺に合う人だけ来てね。」
というスタンスの人の比率が多い気がします。
これはおそらく、経済と文化の違いから来るのでは?と思っています。
ノンネイティブの先生たちは、発展途上国で生まれ育っていることが多いです。
そのため、「経済的に豊かになること=幸せへの近道」という図式があると思われます。
日本でも高度経済成長の時代は、人々はワークライフバランスなどは一切気にせず、休日返上で徹夜で働いていたりしていたと聞きます。
そこまでガンバれたのは、物質的な豊かさが心の幸せとつながっていたからだと思います。
三種の神器と呼ばれていた「カラーテレビ、クーラー(エアコン)、車」を手に入れるために、人々は働いていました。
その頃のマインドに近いものを、今のノンネイティブの先生たちも持っているのではないかと推測しています。
そのため、英語を教える仕事に対するモチベーションが高いのです。
ネイティブの先生のマインド
一方、ネイティブの先生たちのマインドは、だいぶ違います。
アメリカやイギリスなど、日本以上に経済的に発展している国で生まれ育った先生たちがほとんどです。
「物質的な豊かさを追い求めても幸せになれない」と悟った後、出世競争から身を引き、生活コストの低い途上国に移住して、心の豊かさを優先した生活をしている人が多い印象です。
そのため、見方によっては「ヤル気が感じられない」と捉えられることもあるでしょう。
ただ、これは今の日本の20代の若者にも共通する部分だと思います。
「自分に合ったペースで、ムリせずに仕事する」ことが、幸せにつながるというマインドだからです。
文化的な違い
もう1つの違いは、文化です。
ノンネイティブの先生は、主にフィリピンなどのアジア系と、ヨーロッパ系の国に分かれます。
アジア系の先生たちは日本と文化が近いこともあり、サービス精神が旺盛な印象を受けます。
さらに、サービス精神を表現する方法も違うと思います。
日本では、「接客=丁寧さ」という図式があります。
丁寧であればあるほど、良い接客という印象を与えることができます。
この感覚は、アジア系の先生たちにも理解しやすいのかもしれません。
一方で、ネイティブの先生たちの生まれ育った国では、「接客=丁寧さ」という図式はありません。
むしろ、丁寧に接しすぎるとお客さん側が距離感を感じて、「なんかよそよそしいな。自分は拒絶されているのか?」と受け取られることもあるようです。
これはアメリカ人の先生から聞いた話ですが、
「アメリカではお客さんにフレンドリーに接すること(対等に接すること)が、相手への敬意になる」
と言っていました。
フレンドリーさは、
You are a part of us.
(あなたは、我々の一部です)
というメッセージに受け取られます。
それが、アメリカ式の「接客表現」なのです。
イギリスではどうか分かりませんが、少なくともアメリカでは「初対面のお客さんにも友達のように接すること」が、喜ばれるようです。
僕はこの話を聞いた時に、初対面のアメリカ人の先生たちが、やたら馴れ馴れしい口調で話してくる理由が分かりました。
なるほど!そういうことか!
と納得したのです。
「彼らは僕に敬意を表して、馴れ馴れしく接しているんだ」
と思ったら、見方が変わりました。
以上が、文化の違いの気付きです。
次回の記事では、「自分の身に起こった英語力の変化」をお伝えします。
・・・つづく。
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