from 師範代Shinya
(→前回の続き)
今回は英語力の変化だけではなく「心境の変化」もお伝えします。
心境は、モチベーションとも深く関わってくる部分です。
もしあなたがこれからオンライン英会話レッスンを受けようと思っている場合は、僕の体験談が心の準備に役立つかもしれません。
では、始めます。
最初の1ヶ月ぐらいは、僕は毎回のレッスンで緊張して、ドキドキ&ワクワクしていました。
それまで外国人バーやmeetupなどの言語交換イベントで、外国人とリアルに会って英会話する体験しかなかった僕にとって、パソコンで1対1で話すのは新鮮で、かなり緊張しました。
この時の感覚は、
「パソコン1つで世界の人たちとつながって話せるなんて!便利な時代になったもんだ!スゴい!!」
と、テクノロジーの進歩を実感しました。
世界の色んな国々とつながっている感を味わうために、ネイティブだけではなく、ジンバブエなどのアフリカ系の国、ヨーロッパ系の知らない国などの先生のレッスンを、ランダムに受けました。
地球上の色んな場所に住んでいる人たちと話せるのが、純粋に楽しかったのです。
この時期には、英会話が上手くできたかどうかなんてあまり気になりませんでした。
ただ、オンライン上で色んな人種の人たちと会話するのが、楽しかったのです。
すべてがキラキラ輝いて見えました。
男女のパートナーシップで言えば、「恋に落ちている状態」に似ています。
ちょっとずつ不満が出てくる
しばらくすると、だんだん刺激が減ってきました。
オンライン上で世界と話せること自体に慣れてきて、そんなに喜びを感じなくなってきたのです。
すると、それまで見えていなかった不満が、ちょっとずつ出てきました。
先生によって話が盛り上がったり、ぜんぜん盛り上がらなかったりといった、デコボコ具合が気になるようになってきました。
以前は話が盛り上がらなくても、それ自体が異文化交流のような感覚で楽しかったのですが、そういうポジティブなとらえ方ができなくなってきました。
また、次のレッスンの先生選びの作業も、以前のようにワクワク感がなくなって、面倒に感じるようになってきました。
男女のパートナーシップで言うと、「あれ?なんか合わない部分が出てきた?最初の頃と違う?!最高のパートナーだと思ってたのに・・・」と、違和感を感じ始めるのに似ています。
マンネリ化
次のマンネリ化ステージが、一番キツい時期でした。
毎回のレッスンから得られる喜びやワクワク感はどんどん下がっていき、レッスン時間になると面倒だと感じて、ため息が出るようになりました。
あんなにキラキラしていた時期がウソのように、まったく魅力を感じなくなってしまったのです。
「別に今日、25分どこかの国の人と話したからって、何が変わるんだ?世界とつながっているって言ったって、日常生活には何の影響もないじゃん。」
という、冷めた考えが僕の頭の中を支配していきました。
「そうかぁ・・・みんなここで辞めてしまうんだろうな。めっちゃ気持ちが分かる!これはキツい!!」
と思いました。
この頃は、真剣にプランの変更を考えました。
毎日ではなく、週に2~3回ぐらいに減らそうとしたのです。
でも、たまたま僕の受けていたDMM英会話にはそういうプランはなく、毎日1回が最低プランでした。(今はどうか分かりませんが)
厳密に言うと、毎日1回受けなければならないわけではありません。
今のプランのままで週2~3回に減らすことはできます。
でも、毎日受けても週2回でも、月謝の金額は変わりません。
毎日受けないと、レッスンの単価が高くなってしまうのです。
それはもったいない!ということで、結局ダラダラと毎日受けていました。
この時期が、これまでの2年半で一番ツラい時期でした。
男女のパートナーシップで言えば、「お互いへの不満が爆発してケンカが増えてきて、別れを考え始めるステージ」と似ています。
このマンネリ化の時期を乗り越えて英会話レッスンを続けられた理由は、大きく2つ。
①マンネリ時期を乗り越えた体験を、自分の生徒さんたちに伝えられるようになりたい!という気持ち。
②次の「無のステージ」になる方法を見付けたこと。
です。特に①がなければ、辞めていたと思います。
だから、オンライン英会話レッスンが続かない人の気持ちが痛いほどよく分かります。
お手軽に受けられるからこそ、お手軽に辞められるのです。
無のステージ
無のステージに関しては、以前の記事でも詳しくお伝えしたので、今回は心境のみを書きます。
この時期の心境は「完全な無」です。
良い or 悪いをジャッジしない。
期待も落胆もない心境です。
ただ、何も考えず、目の前の状況に集中して、淡々とレッスンを受けました。
先生との話が盛り上がらなくても、先生の態度がイマイチでも、先生を批判しない。自分を責めない。
ただひたすら、「無の境地にとどまることが最優先」という行動基準で過ごしました。
仏教的な考え方を、英会話レッスンに持ち込んだのです。
この頃の僕は、先生たちの目にどう映っていたのか分かりません。
最初の頃のハイテンションさは消え失せて、感情の変化が乏しい日本人だと思われていたかもしれません。
でも、僕の心は穏やかでした。
相手にどう思われるか?自分が相手をどう思うか?
という考え自体を、手放したからです。
ありのままを、受け入れる。
何もジャッジしない。
これをやってみると、不思議なほど落ち着いて、英会話レッスンを毎日軽やかに受けられるようになりました。
僕にとっては、このステージなくして、次のステージに行けることはなかったでしょう。
そして今、また新しいステージに突入しました。
・・・つづく。
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