【初めての試合(英会話)の恐怖を乗り越える方法③】

 
From  師範代Shinya(新村真也)
 
 
(→前回のつづき)
 
 
前回の記事では、「できない自分を受け入れる経験」「ヘコむ状態から立ち直る経験」ができることが、外国語を学ぶ醍醐味、ということをお伝えしました。
 
 
おそらく、どんなに準備をしても「あれ~こんなはずじゃないのに・・・」といヘコむ経験はします。
 
 
どうせヘコむなら、早いうちの方がいいと思います。
 
 
僕らがヘコむ時というのは、自分が「こうあって欲しい」という期待値と、「実際の結果」のズレが大きかった時です。
 
 
そう考えると、初心者のうちの方が「自分に対する期待」が低い状態で試合(英会話)にのぞめます。
 
 
後回しにすればするほど、自分への期待も大きくなっていくので、失敗への恐怖も大きくなるかもしれません。
 
 
①1年間トレーニングを積んでから試合(英会話)に初トライした人
 
 
②10年間トレーニングを積んでから試合(英会話)に初トライした人
 
 
では、試合がうまくいかなかった時(ふだんの実力が出せなかったと感じた時)のヘコみ具合が違うと思います。
 
 
だとしたら、できるだけ早めにトライして試合の感じをつかんでおいた方が、ラクな気がします。
 
 
 

最初は「呪文英会話」でOK

僕が最初に外国人バーに行き始めたのは、英会話スクールに通い始めて3ヶ月目ぐらいたった頃でした。
 
 
もちろん初心者レベルです。ちなみに英会話スクールのクラスは一番下から2番目のレベルのレッスンを受けていました。(10段階中)
 
 
当時の僕は、瞬間英作文トレーニングも音読トレーニングも知りませんでした。
 
 
文法を勉強したこともありませんでした。
 
 
そんな僕が外国人バーでやったことは、
 
 
「事前に丸暗記ておいた短い文章の自己紹介フレーズを言うだけ」
 
 
です。文法が分からない状態で丸暗記した英文は、ほとんど「呪文」と同じです。
 
ドラクエの戦闘シーンの呪文のように
 
ホイミ!
 
ヒャダルコ!
 
メラゾーマ!
 
 
などの単発の言葉を丸暗記で覚えて、相手の前で叫ぶ感じです。
 
 
丸暗記なので、「各呪文を組み合わせて新しい文章を作る」なんてことはできません。
 
 
当然、文法が分からなければ相手の言っていることも理解できません。
 
 
僕が取った対策は、「こう言ったら、おそらくこういう質問が来る。それに対しては、こう答える。」という「事前予測」で英文を覚えることでした。
 
 
でも、相手の質問も自分の答えも、「呪文を覚える形式」でした。
 
 
自分が「ホイミ!」と言えば、
 
相手は「ヒャダルコ!」と返してくる確率が高い。
 
そしたら自分は「メラゾーマ!」と返せば通じる。
 
 
そんな感じです。だから、「予想外の呪文」が返ってくると聞き取れません。
 
 
自分が「ホイミ!」と言った後に、
 
 
相手が「イオナズン!」と言ってきた。
 
 
え??イオナズンて何?そんな呪文知らない!
 
 
すぐに頭がパニックになって、聞き取れなくなります。
 
そんな感じでした。
 
 
#時間を巻き戻す呪文
 
そこで僕が覚えたのは、「時間を巻き戻す呪文」でした。
 
 
Sorry?
 
 
という呪文を唱えれば、「もう一度言ってもらえますか?」という意味になります。
 
 
すると相手は時間を巻き戻したかのように、また同じことを言ってくれるのです。
 
 
さらに、Sorry? を3連発ぐらいすると、相手はしゃべるスピードをゆっくりにしたり、違う呪文に切り替えたりしてくれます。
 
 
もう少しスマートにやりたい場合は、時間をゆっくりにする呪文もあります。
 
 
Could you speak more slowly?
 
 
という、ちょっと長めの呪文を覚えれば、一発で相手のスピードを遅くすることができるのです。
 
 

呪文英会話のメリット

こういう「呪文英会話」のメリットは、何と言っても「即効性」です。
 
 
とりあえず文法などは考えずに呪文を「耳コピー」で丸暗記して唱えれば、英会話ができます。
 
 
最初は1~2往復で撃沈してもいいのです。
 
 
特に外国人バーなどでは、「1人とちょっとだけ話して、呪文が尽きたらすぐ逃げて、また別の相手に同じ呪文を唱える」という技が使いやすいです。
 
 
最初のうちは、短いあいさつ程度の呪文を唱える練習を積んで、「とりあえず自分の呪文が通じる」という経験をすることが第一歩です。
 
 
短い呪文英会話なら、1週間で10個ぐらいは覚えられます。文法を学ぶ必要もありません。
 
 
そういう点では、「初めての試合(英会話)に必要な準備期間」は1週間もあれば十分なのです。
 
 
・・・つづく。
 
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