
from 師範代Shinya
先日、いつものようにMacBookのフタを開いてパソコン作業をしようとした時のこと。
「あれ?何だ?」
なぜか突然、画面が真っ暗になりました。
電池切れでしょうか。でも、昨晩寝る前には充電をしておいたはずです。
一晩で電池切れになるとは思えません。
キーボードを押しても何も反応がありません。
一度フタを閉めて、また開いてみました。
ちゃんと画面がつきます。
何だ、たまたまバグか?と思い、またフタをしっかり開けると、フタが90度ぐらいになった時点で急に画面が暗くなりました。
また何も操作ができません。
「よし!こういう時には再起動!」
ということで、また同じようにフタを閉めてから、ちょっとだけ開けた状態で操作をして、再起動をかけました。
Apple特有の「ジャーン!」みたいな大げさな再起動音が流れて、MacBookが立ち上がりました。
よし!今度こそは大丈夫だろう!
そう思ってフタを開くと・・・
「え?ダメなのか!!」
また90度の辺りから画面が暗くなります。
すごく微妙な角度です。
パソコン作業をするには、画面が見づらい角度で画面が暗くなります。
その後何度再起動しましたが、また同じ現象が起こるのです。
「これはもしや、ソフト面の問題ではなく、ハード面の問題では?」
イヤな予感がします。
僕の経験上、ガジェットのソフト面の不具合は、再起動やアップデートで改善されることが多いです。
でも、ハード面の不具合は、物理的な部品の故障なので、修理が必要になります。
おそるおそる、チャットGPTに症状を伝えて聞いてみます。
すると・・・
チャットGPT:「90度を超えた途端に消えるというのは、かなり典型的なケーブルの断線のしかけ症状です。
開閉の繰り返しでケーブルが弱ってくると、特定の角度で信号が途切れる症状が出ます。
このまま使い続けると、どの角度でも映らなくなる可能性が高いです。」
僕:「な、なにぃ---!!やはり!!物理的な故障だったか・・・」
チャットGPTの冷静な文体が、内容の恐ろしさをさらに強調します。
恐怖の修理費用
僕は背筋が凍り付きました。
そして、おそるおそる聞いてみました。
僕:「修理費用はどのぐらい?」
チャットGPT:「ディスプレイ全体の交換になるため、7万円前後です。」
僕:「な、7万円・・・」
僕がこのMacBookを買った時の値段は、確か税込みで9万円台でした。
その後、ネットで体験談を調べてみたら、Appleストアでの修理は7万8,000円請求されたケースもあったそうです。
僕:「新品を買った時の価格と比べて、たったの1万2,000円しか変わらないじゃん!だったら、新品を買った方がいいじゃん!!
でも、今でもこのモデルは売っているんだろうか?」
そう思ってAppleストアのサイトを見てみました。
すると・・・
今買えるのは、最新型のM4チップを積んだMacBookシリーズだけでした。
もちろん、僕が5年前に買ったM1チップMacBookと比べると、値段は1.5倍ぐらいになっています。
2020年のAppleの戦略
さかのぼること5年前の2020年、Appleは「新規客獲得マーケティング」を行いました。
それまで高嶺の花のイメージがあったMacBookを、Windowsと同じぐらいの価格で売り出したのです。
それまでは、最低クラスのモデルでも15万~20万円ぐらいからだったMacBookを、初めて10万円を切る価格で出してきました。
しかも、安いからといって性能が悪いわけではなく、当時新型だったM1チップを積んだモデルでした。
M1チップは、パソコン市場に衝撃を与えました。
超高速の処理性能に加えて、「冷却ファンがない」ことで、史上初の「無音ノートパソコン」が誕生したのです。
それまでは、WindowsでもMacでも関係なく、ノートパソコンを使っていると、必ず冷却ファンの回る音が「フォーン」としていました。
オンライン会議のZoomなどを使うと、どうしてもその音が入ってしまうので、マイクとイヤホンがセットになったヘッドセットをつなぐことが、必須でした。
でも、M1チップMacBookの登場により、ついにその必要がなくなったのです!
さらに、冷却ファンがなくなったことにより、余計な電力を消費しなくなり、バッテリーの持ちが飛躍的に伸びました。
それまで人々が感じていたノートパソコンの不便さを、すべてつぶしてきたのです。
当時、M1チップMacBookは、売れに売れました。
ガジェット系ユーチューバー達がこぞってレビューをして、1人で2台、3台買って複数同時使用するような使い方をする人も増えました。
そんなレビュー動画を見て、僕も興味がわき、初めてのMacBookを買ってみたのです。
MacとWindowsは操作性がまったく違うと聞いていたので、試しに自分がMacを使いこなせるのか?トライしてみたくなった気持ちもありました。
あくまでお試しとして一番安いモデルを買ったので、ストレージ(データをためておく貯蔵庫)は256GBで、最小。メモリ(作業台のスペース)も最小の8GB。
そんな最低スペックのモデルでも、十分にWindowsを上回るメリットを感じられました。
僕が特に嬉しく感じたのは、電源ケーブルをつないでなくても、パフォーマンスが落ちないことでした。
それまで僕が使ってきたWindowsノートパソコンたちは、電源ケーブルなしのバッテリー駆動では、性能が著しく落ちるのが特徴でした。
電源が差せない環境での、あまりのスピードの遅さに、うんざりしていたのです。
特にその遅さは、動画編集のような重い作業をしている時に、強く感じられました。
それが、MacBookになったら驚くほどのスピードでサクサク動くので、感動してしまいました。
それだけではありません。
それまで使っていた、iPhoneとiPadとの連携が便利すぎて、手放せなくなりました。
すべてのデータを、ワイヤレスでiPad、iPhone、MacBookと連携したり、転送できるのが、あまりに快適です。
あくまでサブ機としてお試し購入したはずのMacBookが、この5年の間に、僕のメインのパソコンの座に昇格していきました。
僕は、まんまとAppleのマーケティング戦略に乗せられて、それまで頑なに守り続けてきた「消耗品のパソコンは、実用性とコスパ重視のWindows」というこだわりを手放し、Apple信者になってしまったのです。
そのタイミングで先日、時限爆弾が発動して、突然壊れたのです。
・・・つづく。
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From 師範代Shinya(新村真也)
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