from 師範代Shinya
(→前回の続き)
オンライン英会話レッスンで、20代のイギリス人男性の先生がシェアしてくれた、「イギリス英語のウラの意味を翻訳する表」を見た時、僕は衝撃的を受けました。
まさに、日本の「本音と建前」そのものだったからです!
その表には、
①イギリス人が言うセリフ
②そのセリフを他の国の人が聞いたら、どう受け取るか?
③でもイギリス人はそのセリフを、本当はどういう意味で使っているか?
という3つのポイントが書かれています。
この表のタイトルは、
という名前で、世界中のSNSでバズッって、ネイティブ達の間で拡散されたそうです。
上記のタイトルをコピペしてGoogle検索すれば、すぐにこの表が出てきます。
Anglo-EU というのは、直訳は「ヨーロッパに住んでいるアングロサクソン系の人」という意味で、イギリス人のことだそうです。
ちょっと大げさな言い回しをすることで、フォーマル感を加えて面白さを演出しているようです。
Translation は、翻訳です。
それでは、この表に載っているフレーズの翻訳内容15個を、1つずつ見ていきましょう。
①あいづち
1.イギリス人が言うセリフ
I hear what you say.
(あなたの言うことは、分かりますよ)
2.他の国の人にはこう聞こえる
He accepts my point of view.
(彼は、私の意見を受け入れてくれている)
3.イギリス人の真意
I disagree and do not want to discuss it further.
(私はあなたに反対だし、これ以上議論するつもりはない)
いかがでしょうか?
相手の意見を真っ向から否定せずに、一見賛成しているかのように見せる言い回しが、とても日本的だと感じます。
英語圏の人たちも、こういう言い方をすることあるんだ!と驚きました。
次に行ってみましょう!
②前置きの言葉
1.イギリス人が言うセリフ
With the greatest respect…
(最大の敬意を込めて)
2.他の国の人にはこう聞こえる
He is listening to me.
(彼は私の言葉を聞き入れてくれている)
3.イギリス人の真意
I think you are an idiot.
(私は、あなたをアホだと思う)
えーーー???
って感じですよね。
これも相手の意見を真っ向から否定せずに、一見賛成しているかのように見せる言い回しの1つです。
もはやここまで来ると、皮肉に聞こえます(笑)
イギリス人は、このフレーズを「反対意見を述べる前の前置き」として使うそうです。
感覚としては、「あなたの意見も尊重していますよ。私はまったく賛成できませんけど」みたいな感じでしょうか。
次に行ってみましょう!
③感想を言う
1.イギリス人が言うセリフ
That’s not bad.
(悪くないですね)
2.他の国の人にはこう聞こえる
That’s poor.
(ショボいよ)
3.イギリス人の真意
That’s good.
(良いですね)
これは、控えめ表現の一種でしょうか。
悪いことを控えめに言うだけではなく、良いことも控えめに言う傾向があるようです。
面白いですね!
次に行ってみましょう!
④相手の意見に対する感想
1.イギリス人が言うセリフ
That is a very brave proposal.
(それは、とても勇気ある提案ですね)
2.他の国の人にはこう聞こえる
He thinks I have courage.
(彼は、私が勇気ある人だと思ってくれている)
3.イギリス人の真意
You are insane.
(あなたは正気じゃない)
これはけっこう分かる気がします。
ムチャをして危険な目に遭った人の話を聞いて、内心はあきれながらも、「度胸ありますね~」と皮肉っぽく言うこと、日本語でもありますよね。
面白いです!
長くなってきたので、続きは次回の記事で!
・・・つづく。
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