from 師範代Shinya
(→前回のつづき)
※1年前にCASECを3回分まとめて申し込んだことをすっかり忘れてしまい、有効期限に迫られて3回連続で受けた体験談の続きです。
1回目のCASEC受験で、セクション4の「NEXTボタン押しタイミング疑惑」が浮上したことで、僕は2回目のテーマを決めました。
2回目のテーマは、「ちゃんと待つ」です。
セクション4を受けている最中に、たとえ1発で聞き取れた問題でも、ちゃんと最後の3回目まで聞いて、画面上でカウントダウンが始まってからNEXTボタンを押すことにしました。
これで点数がアップすれば、セクション4の点数が他と比べて低いのは、操作ミスが原因ということになります。
セクション4の点数に影響するのは、次の4要素です。
①リスニング力(正解を選べるかどうか)
②スペルを正しく綴れる力
③タイピングスピード(一本指打法は時間的に不利になりがちです)
④操作ミス(未確定:今回の検証の対象)
静かな環境で受ける
自分の英語力に変化があると、正しい検証にならないので、2回目はすぐ翌日に受けました。
1回目に感じたことを元に、もう一点気付いたことを意識しました。
それは、「周囲の環境」です。
僕は、1回目の受けた時には、ちょうどお昼時でした。
自宅で受けたので、妻のサヤがお昼ご飯を食べる時間帯とカブってしまいました。
サヤがお昼ご飯を支度する時には、電子レンジの「チン!」という音や、フライパンを使って炒め物などをする音がけっこう聞こえてきます。
キッチンが僕の仕事部屋と隣り合っているためです。
僕は試験中に自分が「話しかけられさえしなければ問題ないだろう」と思っていたので、サヤに、
「今からCASECを受けるけど、終わるまで待たずにお昼食べても問題ないよ」
と言ってありました。
リスニングセクションは3&4で後半なので、それまでにはサヤのご飯の支度が終わると思ったからです。
たしかにリスニングセクションには問題なかったのですが、実際に試験が始まってみると、リーディングの最中にも電子レンジの音やフライパンの油が弾ける音などがけっこう気になりました。
「思ったより集中力がそがれるぞ!」
と気付いたのです。
そこで2回目の今回は、お昼時にカブらないように、時間帯を早めにしました。
2回目を受けている最中に感じたこと
2日連続で受けると、さすがに前日の記憶が残ったまま、比較することができました。
前日と同じ問題が出たら、すぐに「あっ!同じだ!」と気付きました。
ただ、CASECの場合は後から答え合わせができないので、同じ問題だからといって有利不利はありません。
前日と同じ答えを選んでも、そもそも前日が正解だったとは限らないからです。
なかなかよくできたテストだな~と改めて感じます。
昨日と同じ問題の数は、ごくわずかでした。
問題の種類は、かなりバリエーション豊かにできているようです。
問題の難易度は、パート1を受け始めた時から1回目よりも難しく感じました。
1回目との違いが色々見えたので、検証するという意味では、連日受けたことは正解でした。
セクション4の感じ
いよいよ、セクション4がやってきました。
今回のメインの検証項目である、「最後まで問題をしっかり聞く」というのを試します。
最初の簡単な問題から、ちゃんと3回最後まで聞いて、カウントダウンが始まってからNEXTボタンを押すようにしました。
ところが・・・
「ん?次の問題がなぜかもっとカンタンになったぞ?!」
という現象が、また起きたのです!
しかも、1度だけではなく2度、3度と。
「あれ~?おかしいな!」
しかも、明らかに間違えていないと自信を持って入力できた問題です。
スペルもそんなに難しくないので、自信があります。
ここで僕は気付きました。
「もしかしてセクション4は、正解するたびに英単語レベルが上がって、例文も長くなっていく、という仕組みじゃないのかも?」
と。
一見、カンタンになったように感じる英文でも、実はリスニング観点で見ると、音がつながって聞き取りにくくなっているのかもしれません。
僕は音のつながりに関しては音読でかなり耳が鍛えられているので、難易度の違いが分かりません。
でも、もしかして英語初級レベルの受験者にとっては「先へ進む度に聞き取りづらくなる」と感じるような作りになっているのかもしれません。
そして聞き取りづらさは、書き取るボキャブラリーの難易度とは関係がない、ということです。
むしろ、at や on, in などの短い前置詞が真ん中に入ることで、「短いがゆえに聞き取りづらくなる問題」としてデザインされているのかもしれません。
ということは、やはりNEXTボタンは関係なかったのか?!
では、点数ダウンはスペルミスが原因か?!
そして、受験中にさらに衝撃的な出来事が起こりました。
・・・つづく。
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