From 師範代Shinya(新村真也)
(→前回のつづき)
カラーコーディネーター1級の試験を受かった後、僕は次の習い事を始めました。
それは、ダンスです。
僕が始めてダンスの楽しさを知ったのは、役者を目指して演技のスクールに通っていた頃でした。
演技スクールでは、演技+実技 という、2セットで1日のレッスンが構成されていました。
演技のレッスンは毎回変わらずあるのですが、実技のレッスンは3ヶ月ごとにコロコロ変わる仕組みでした。
日本舞踊、パントマイム、歌、ジャズダンス、HIPHOPダンス、ミュージカルなど、色んな実技のレッスンがありました。
その中で僕が一番魅力を感じたのは、HIPHOPダンスでした。
なんと言っても、先生がカッコ良かったのが一番です。
ダパンプのイッサ似のイケメンで、ストリートダンスはほとんどすべてのジャンルを高いレベルでこなせるスゴいスキルの持ち主でした。
その時から、僕はダンスの楽しさにハマってしまいました。
実技レッスンがダンス以外のジャンルになると、物足りなくなって地元のダンススクールに通った時期がありました。
HIPHOPダンスとジャズダンス
でも、当時僕の地元にはHIPHOPダンスを教えているダンススクールは見当たりませんでした。
ダンススクールで電話帳を検索すると、
・ジャズダンス
・バレエ
・社交ダンス
のみが見つかりました。ストリートダンスやHIPHOPダンスはありませんでした。
今でこそHIPHOPダンスは色々なダンススクールのクラスの1つになっていますが、当時はまだ普及する前でした。
だからこそ物珍しくて、僕は当時初めて見たHIPHOPダンスに魅了されたのです。
そこで僕は、ちょっと不本意ながらも、地元のジャズダンススクールに通い始めました。
ジャズダンスとHIPHOPダンスの違い
ダンスをやったことがない人にとっては、ジャズダンスとHIPHOPダンスって何が違うの?と思われるかもしれません。
すごくざっくり言うと、
ジャズダンス=ステージで踊るために生まれたダンス
HIPHOPダンス=道ばたで踊るために生まれたダンス
という感じです。
ジャズダンス=上品で美しい
ジャズダンスはバレエが源流にあるので、手足をキレイに伸ばして、全身で美しさを表現します。
クルクルと横回転する動き(ピルエットと言います)もよく入ります。
当時の僕の目には、「上品な動きが多いな」という印象でした。
合わせて踊る曲も、キレイなメロディーのものが多いです。
ジャズダンスの衣装はジャストサイズのものが多く、身体のラインが見えやすいような感じになっている印象です。(バレエほど全身ピタピタではありませんが)
最近のジャズダンスは、他のダンスジャンルとミックスして「ジャズHIPHOP」なんてジャンルも生まれて、衣装や動きが進化しています。
でも僕が習い始めた当時のジャズダンスは、バレエに近いイメージでした。
当時のジャズダンスの先生も、何となく優雅で上品な雰囲気を醸し出していました。
HIPHOPダンス=ラフでパワフル
一方、HIPHOPダンスはまったく雰囲気が違います。
HIPHOPダンスはストリートダンスと呼ばれるジャンルの一種です。
文字通り、ストリート=道ばた で生まれたダンスで、黒人のスラム街が発祥です。
スラム街では、黒人同士のケンカや殺し合いが耐えませんでした。
若者たちはいつも怒りを抱えていて、エネルギーを発散する場所がありませんでした。
不良たちから尊敬されているボスが現状を見かねて、
「おまえら、ケンカの代わりにダンスで戦え!相手を殴るのではなく、ダンスの腕で勝負しろ!」
と言いました。
若者たちはボスの言うことは聞きました。そこから、みんな道ばたでダンスの練習をし始めました。
黒人の得意なラップ音楽に合わせて「怒りの戦闘ダンス」を踊るようになったのです。
そして戦う時には、みんなが囲んで見ている前で、1対1でお互いにダンス技を披露し合います。
真ん中に審判がいて、両者が踊った後には、「どっちが上手か?」を審判が観客に聞きます。
勝敗は、観客の声援の量で決まります。
それが、ストリートダンスの発祥と言われています。
スラム街の黒人たちが着ている服は、オーバーサイズのダボダボした服なので、ストリートダンスの衣装はその雰囲気が今でも受け継がれています。
その後ストリートダンスは進化を遂げて、色んな種類に派生していきました。
その中のひとつが、HIPHOPダンスです。
・「怒りの戦闘ダンス」として生まれた背景を持つHIPHOPダンス
・上品で優雅なステージダンスとして生まれた背景を持つジャズダンス
この2つがまったく違うテイストになるのは、当たり前かもしれませんね。
・・・つづく。
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