From  師範代Shinya(新村真也)
英語学習を始めた人が最初に感じるカベが、「単語力のなさ」です。
 
そして、英単語を増やそうとしたときに最初に手を伸ばすのは、「英単語帳」です。
 
でも、大人が英単語を増やそうと思った場合、学生の頃の延長線上でやろうとすると失敗しやすくなります。
 
英単語を増やそうと思ったら、正直に言って、英単語帳は使わない方がいいです。
 
英単語帳が悪いと言っているわけではありません。
 
そうではなく、ほとんどの人が英単語帳を使い始めるタイミングを間違えてしまうのです。
 
ほとんどの人にとって、英単語帳を使うタイミングは早すぎます。
 
早すぎるとどうなるかというと、途中で挫折するのです・・・自分は意志の力が弱いと感じて、自己嫌悪になり、英語学習そのものをやめてしまいたくなります。だから、英単語帳を買うのは後回しにした方がいいのです。
 
 
 

英単語帳を使わない方がいい理由

初心者~中級者レベルくらい(TOEICで言うと500点台後半~600点台)までは、英単語帳に手を出さない方がいいです。
 
その理由をお伝えします。
 
それは、英単語帳の「作り」にあります。
 
英単語帳の作りは、こんな感じです。
 
英単語→日本語訳→その英単語を使った例文
 
見開きのページにこんな順番で載っているものが多いです。
 
中には、気の利いた英単語帳の場合、日本語訳がいくつも載っていたりします。まるで辞書です。
 
そして、その英単語が使われた例文は、けっこう難しい文が多いです。
 
特に、TOEIC対策用の英単語帳の場合は、その傾向が強くなります。
 
たとえば、こんな感じです。
 
 
 

英単語帳によくある例文

英単語帳に「convention」という英単語が載っていたとします。これはビジネスでよく使う英単語で、「コンベンション」と発音します。「会議」という意味です。とくに大規模なものを指します。
 
この「convention」を使った例文を見てみると、こんんな感じで書いてあったりします。
 
 
The convention wich you attended the other day will be held again next month.
 
(あなたが先日参加した会議と同じものが来月また開かれます)
 
 
ビジネス英単語なので、当然、ビジネスっぽい例文の中で使われています。
 
英単語は、「文の中で覚える」のが基本なので、この例文を読み上げていくことになるのですが、ここで問題があります。
 
 
 

英単語帳の例文の問題点

問題は、例文が長い&難しいことです。
 
この例文の中には、他にも「attend」というビジネス英単語が使われています。まずここで「うっ!」となります。
 
また、whichを使った関係詞の用法が盛り込まれています。ここで「ギャッ!」となります。
 
最後に「will be held」という、未来形の受け身が使われています。ここで「ひでぶっ!」となります。
 
この3連打を食らうと、頭の中が「ボン!」と爆発して、さっきまでのヤル気がすっ飛びます・・・
 
もう一度例文を見てください。
 
 
The convention wich you attended the other day will be held again next month.
 
(あなたが先日参加した会議と同じものが来月また開かれます)
 
 
肝心の見出し語「convention=会議」が、だいぶかすんで見えませんか?
 
これでは、他の英単語や文法にばかり気を取られてしまい、苦労する割にはちっとも先へ進んでいる感がありません。
 
例文も長く、堅苦しいので、何度も音読して覚える気にはなりません。
 
 
 

前後でつながりがない

さらに、次の英単語の例文を見たときに、こんどは全く違う例文が出てきます。
 
さっきの「The convention wich you attended~」とは、何のつながりもない、まったく新しい例文です。
 
これでは、記憶が断片的になってしまい、なかなか定着しません。
 
 
 

英単語を覚える近道

英単語を覚える近道は、「ストーリーのある文章を音読すること」です。
 
つまり、ある程度長くてまとまりのある文章の中で覚えるということです。
 
 
 

ストーリーの力

たとえば、さっきの例で言ったら、会議に参加した人同士の会話文を音読で覚えるといった感じです。
 
「昨日の会議どうだった?」
 
「いや~大変だったよ!」
 
「どうした?」
 
「いや~それが会議があまりにも退屈で、途中で寝ちゃってさ」
 
「マジ?!」
 
「それを部長に見つかって大変だったよ!廊下に連れ出されて、大声で怒鳴られちゃった!」
 
みたいなストーリーの会話文の中で覚えたとしたら・・・どうでしょう?
 
そんなにすぐに忘れない気がしませんか?
 
もしまたこの先「convention」という英単語が出てきたら、寝てたストーリーや、部長の怒った顔が頭に浮かびませんか?
 
 
 

人間の本能を利用する

人間の脳は、ストーリーに反応するようになっています。
 
その本能は僕らが小さい頃からあります。
 
小さな子供は、親に絵本を読み聞かせてくれるよう、せがみます。人間は本来、ストーリーが大好きなのです。
 
そして、子供の頃に聞いた昔話のストーリーは、大人になっても忘れません。
 
この記憶のメカニズムを、大人の英語学習に応用するのです!
 
 
 

英単語を覚えようとしない

英単語は、ストーリー性のある例文を音読していくことで、自然に伸びていきます。
 
ポイントは、英単語を覚えようとして「気合いを入れない」ということです。英単語にフォーカスしすぎないようにします。
 
英単語を、「ストーリーを読む中で出てくるわき役キャラ」のように扱います。すると、自然にストーリーの中に組み込まれて出てきます。
 
 
 

英単語帳を使うべきタイミング

とはいえ、英単語帳に価値がないわけではありません。英単語帳が威力を発揮するタイミングがあります。
 
それは、
 
「自然なストーリー性のある文脈の中では、知らない英単語がほとんどなくなってきたとき」
 
です。初めて見る英文の中に、知らない英単語が1つ~2つ程度。という状態が何度か続いたタイミングです。
 
このレベルになると、ふつうの音読教材を使ったシャドーイングや音読トレーニングでは、なかなか知らない英単語に出会えなくなってきます。
 
そのとき、システマチックに自分の知らない英単語だけを集めた英単語帳があると、一気に学習効率が上がります。
 
このレベルになる頃には、英単語帳の例文を見ても、違和感はなくなっていると思います。
 
もし、あなたがすでに英単語帳を何冊か買ってしまっているなら、捨てるのではなく、今は本棚にしまって、ストーリー性のある長文を音読しましょう。
 
そして、来るべき時が来たら、英単語帳のページを開きましょう!
 
 
 

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CNNのナマのニュース英語を、部分的に切り取って英語学習者用にまとめてある教材です。
 
僕はこの本を2冊とも音読で仕上げましたが、かなりハイレベルな英単語が使われているにも関わらず、ちゃんとストーリーでつながっていて記憶に定着しやすいと感じました。
 
ひとつの英文が30秒くらいでやりやすいサイズに切ってあるのもポイントです。
 
 
※注意:素材はネイティブ用の生のニュースです。使われている文法や英単語のレベルはかなり高いので、それなりの力をつけてからお試しください。
 
 

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From  師範代Shinya(新村真也)

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