【ついに「初心者向けのDUO」が新登場!27分で2,500語レベルの英単語を学べる「DUO BASIC」④】

from 師範代Shinya

(→前回の続き)

前回に引き続き、DUOベーシックの例文を一部引用しながら、つまずきポイントを見ていきましょう。

②「お花屋さんに寄っていい?」「いいよ。あっ、今日は何曜日だっけ?」「木曜だよ。」「今日は休みだ。」(87)

↓↓↓

Can I stop by a flower shop?
Sure. Oh, what day is it today?
It’s Thursday.
They aren’t open today.

【つまずきポイント】

これもすごくシンプルな英文で、もし先に英文だけ見たら、何てことない中学英単語と中学英文法で構成されています。

でも、意外に言えないのが、

「寄る = stop by」ではないでしょうか?

この熟語は、直訳すると、

stop = 止まる

by = そば

「近くで止まる」という意味です。

近くで止まるということは、そこを素通りするのではなく、「寄っていく」という意味になります。

最初から目的地を花屋にしているのではなく、「道中で立ち寄る感じ」を出すことができる熟語です。

stop と by という、すごくシンプルな英単語を2つ組み合わせただけですが、意外に僕たち日本人英語学習者の口からパッと出てこない英単語の1つですよね。

シンプルな言い回しも、意外にムズカしい

「今日は何曜日だっけ?」

What day is it today?

「木曜だよ。」

It’s Thursday.

「今日は休みだ。」

They aren’t open today.

この3つも、英文を見れば「カンタンじゃん!」と思われるかもしれません。

でも、実際に自分でゼロから英作文しようとしたら、「曜日 = day」という言葉がサッと口から出て来るでしょうか?

また、主語の「it」も出てこないことが多いです。

What day is it today?

の it が抜けて、

What day is today?

になってしまいがちです。

さらに答え方も、

It’s Thursday.

の it の代わりに、Today is Thursday. と言ってしまいがちです。

もちろん、これでも問題ないのですが、直前で today が出ているので、ネイティブは同じ言葉を連発しません。

その代わりに、It で受けるわけです。

ちなみに、カジュアルな日常会話で、相手が先に today という英単語を使っていない時には、

It’s Thursday today.

と言うこともあります。

つまり、it = today という意味で使っているのではなく、単に仮主語的な使い方です。

天気などを言う時(It’s sunny today.)と同じように、it には特に意味がありません。

日本語に引きずられると・・・

さらに、最後の英文である、

They aren’t open today.

も、けっこう間違えがちです。

日本語では、

「今日は休みだ。」

なので、その日本語に引きずられて、

休み = day off

の図式が脳内に出てきます。その結果、

It’s a day off.

などと言ってしまいがちです。

でも、これだけと「誰の休みか?」がハッキリしないので、変に聞こえます。(もちろん、聞いている相手は文脈から理解はしてくれると思いますが)

また、day off は休む人にフォーカスが当たるので、「従業員が休みを取っている」という部分が強調されます。

今回の文脈では、「お店がやっていない=閉まっている」という言い方の方が自然に聞こえます。

そこで、open を使うことになるのですが・・・

be 動詞と do動詞(一般動詞)も混同しがち

They aren’t open today.

と言いたいところを、

They don’t open today.

と、一般動詞として使ってしまうことが多いです。

さらに、主語を they ではなくて、

the store もしくは it にして、

It doesn’t open.

とか

The store doesn’t open.

というように英作文してしまうパターンも多いでしょう。

日本語だと「お店がやっている」とか「お店が開いている」という感じで、主語がお店で、さらに「開く」を動詞っぽい使い方にするので、つい英語でも don’t を使いがちです。

もちろん、文脈で伝わるので問題ないと言えばないのですが、やはりネイティブの耳には変に聞こえるみたいです。

ちなみに僕は昔、この、

They don’t open today.

をアメリカ人の友達の前で使って、

「なんか変だ。そこは aren’t じゃないと不自然だ。」

と言われたことを、今でも覚えています。

文法的には、open の英単語には動詞と形容詞の両方の使い方あるので、問題ありません。

でも、open を動詞として使うと、「店を開ける(開店作業をする)」というニュアンスになります。

そのため、

They don’t open today.

と言うと、「彼らは今日、開店作業をしない」と聞こえるようです。

もし開店時間前なら、それでも一応成り立つのですが、もし開店時間を過ぎているのであれば、ちょっと変に聞こえますよね。

このように、中学英語でも落とし穴がたくさんあることに気づいたでしょうか?

そして、DUOシリーズは、この落とし穴をうまくちりばめた例文をたくさん盛り込んでいるのが特徴なのです。

次回は、3つめの例文も分析してみましょう。

 

・・・つづく

 

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