From  師範代Shinya(新村真也)
 
(→前回のつづき)
 
 
ここまでお伝えしてきた、日本語と英語の発想の違いをまとめてみましょう。
 
 
【日本語の発想】
 
・プレイヤー視点(自分の視点)に相手を引き込みながら話す発想。
 
 
例:「昨日、会社で上司に怒られたんだよね。」
 
↑↑↑
※怒られた=自分視点の受け身で伝えている
 
 
※プレイヤー(自分)視点が前提なので、「私は~」を言わない。
 
 
【英語の発想】
 
・プレイヤー視点はない。常に「誰が(発信者)」「どうした(行動)」を真っ白い画面に描きながらシンプルに説明するイメージ。
 
 
例:My boss got angry at me at the office yesterday.
 
 
※「上司が私を怒った」という風に、受け身ではなく普通の形(能動態)で表現する。
 
 
※プレイヤー(me)も登場人物の1人に過ぎないので、ちゃんと文の中に登場させる。
 
 
【日本語の発想】
 
・相手を自分の視点に引き込むために、まずは場面設定から話し始める。
 
 
例:「昨日、会社で上司に怒られたんだよね。」
 
 
①昨日=時間の設定
 
②会社で=場所の設定
 
 
の順番が大事。もし日本語で、
 
 
①怒られたんだよね
 
②上司に
 
③会社で
 
④昨日
 
 
という順番で話した場合、相手は場面に入り込めず、プレイヤー視点になれないことで「話が聞きづらい」と感じる。
 
 
【英語の発想】
 
・プレイヤー視点がないため、場面設定の重要性は低いので後回し。。優先順位は「誰が」「どうした」を先にシンプルに伝えること。
怒られたのは誰か?
 
ではなく、
 
怒ったのは誰か?(した人視点)
 
例:My boss got angry at me at the office yesterday.
 
 
①My boss =誰が
 
②got angry =どうした
 
 
の順番が大事。もし英語で、
 
 
①yesterday
 
②at the office
 
③my boss
 
④got angry
 
⑤at me
 
 
という順番で話した場合、相手は「誰がどうしたのか?(した人)」を最初につかめないまま話を聞くことになるので、「話が聞きづらい」と感じる。
 
 
以上が、日本語と英語の発想の違いです。
 
 
・プレイヤー視点で場面設定から描く日本語
 
 
・発信者視点で「誰が」「どうした」をシンプルに描く英語
 
 
では、文章の発想がまったく違います。
 
 
だから、日本語で思いついたことを英語に変換するのが難しく感じるのです。
 
 
文法やボキャブラリーの問題以前に、「発想の転換」が必要なのです。
 
 

英語上級者と、英会話上級者の違い

実は、「英語上級者」と「英会話の上級者」に違いがある理由も、ここにあります。
 
 
・英語上級者は、文法やボキャブラリーをたくさん知っていて、TOEICや英検などのテスト上でも良い点が取れる人です。
 
 
・英会話上級者は、思ったことをポンポン自然な英語にしながら話せる人です。
 
 
え?この2つは違うの?と思われたかも知れません。そうなんです!
 
 
「英語上級者=英会話上級者」
 
 
という図式は必ずしも成り立ちません。
 
 
英語上級者で英会話が苦手な人は、実はけっこう多いのです。
 
 
その理由は大きく2つあると思います。
 
 
①瞬間英作文トレーニングで「話す筋肉」を鍛えてない。
 
 
②日本語の「プレイヤー視点」の文章をムリヤリ英語にして話そうとしている。
 
 
この2つのうち、どちらかが欠けると思ったことがスムーズに話せません。
 
 
「瞬間英作文トレーニングではスラスラ言えるのに、自由英作文や英会話で自分の頭の中に浮かんだことを英語にしづらい・・・」
 
 
と感じる場合は、②の方が問題である可能性が高いです。
 
 

どうやって発想の転換をするの?

この「日本語の発想=プレイヤー視点」を「英語の発想=した人視点」に切り替えるためのトレーニング法は、僕自身は2つを使ってきました。
 
 
①音読トレーニング
 
②直訳トレーニング
 
 
の2つです。
 
 
①音読トレーニングで同じ英文を何度も刷り込みながら、だんだんストックを増やしていくうちに、
 
 
「あ、英語ってこの状況をこういう発想で表現するのか!」
 
 
と目からウロコが落ちる瞬間が何度も来ます。
 
 
音読を繰り返すことで、だんだん英語の「した人視点」が身に付いてくるのです。
 
 
ただし、ここに達するまでには毎日30分程度の音読を続けて3~5年ぐらいはかかると思います。
 
 
そこをできるだけするために作られたのが、この「英会話イメージトレース体得法」なのです。
 
 
・・・つづく。
 
 
 
 
 

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