【僕が英検1級を目指すようになった流れ⑫最終回】

from 師範代Shinya

(→前回のつづき)(→この記事のシリーズを1話目から読む

英検1級への挑戦を決めてから、1年間が経ちました。

トレーニングメニューの3本柱である、

①音読(Advanced1000)

②ボキャビル(キクタン英検1級)

③多読(週間ST&アサヒウィークリー)

を淡々と続けてきました。

マニアックな英単語学習や、容赦のないムズカしさの長文読解を1年間も続けられた理由は、常にこれを意識してきたからだと思います。

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ムリしない勉強法

僕はとにかく、ムリし過ぎていないか?を自問自答しながら進んできました。

目標達成までの期間を短く設定すればするほど、ムリがかかります。

だからこそ、最初の準備期間を1年に設定しました。

もしかして、1年でも短いかもしれません。

もし、1年でまだまだ足りないと気付いたら、1年半、2年と、計画を延ばすつもりでした。
とにかく、僕の最優先事項は、

「ムリしないで継続する工夫を続けること」

でした。

英語の勉強はワイフワーク

僕は英語の勉強は「ライフワーク」だと思っています。

ライフワークは、一生かけて追求していくものです。

いつか究極のゴールに達するわけではなく、「こうなったら一人前」という明確な基準があるわけでもありません。

ただ、好きだからやる。

少しずつの積み上げを楽しむ。

たとえ上達を感じられなくても、勉強そのものが楽しめれば、続けられます。

その過程で、英検1級への挑戦がある感覚です。

まったく違って見えた過去問の景色

本番の英検1級に申し込む数ヶ月前から、「受験力」を鍛えるために、再び過去問を開きました。

各パートごとに細かく範囲を分けて、繰り返し問題を解く練習を始めたのです。

自分にとってやりやすいパートを探して優先順位を付けるために、まずはパート①から順番に解き始めました。

パート①は、一番難しいボキャブラリー問題です。

過去問を解き始めて、驚きました。

まったく景色が違って見えたのです!!

キクタン英検1級と、速読速聴英単語Advanced1000で学んだ英単語が、面白いほどポンポン出てきます。

前回はまったくのお手上げ状態だったのに、今はスラスラ解けました。

「え?まさか?これって、引っかけ問題だったりする?本当は0点とか?」

僕は、おそるおそる答え合わせをしてみました。

すると・・・8割正解でした!

「おぉ!!いける!!いけるぞぉ!!」

その後は、楽しくなってパート①ばかりを何度も回しました。

過去問の回によっては、初見のパート①問題でも満点が取れることもありました。

自分がボキャ問題が得意になるとは思っていなかったので、予想外で驚きました。

その後も各パートごとに順番に少しずつ回していって、じっくり時間をかけて問題慣れしていきました。

本番前に通しで全問解く作業を、3回やってみました。

すると、回によって正解率がまったく違うことが分かりました。

自分が下地知識があって得意ジャンルの内容で長文問題が出れば、スラスラ解けます。

でも、下地知識も興味もゼロのジャンルの長文は、まったく読めませんでした。

「こりゃ、運の要素も大きいな!」

と改めて思いました。

2度目のチャレンジで合格!

結局、本番の英検1級のテストでは、2度目のチャレンジで1次試験に合格できました。

一度目に落ちてもヘコまなかったのは、英語の勉強をライフワークだと捉えていたからです。

落ちても、これまで通りの練習を淡々と続けました。

速読速聴英単語Advanced1000も、最後まで音読し切れていなかったので、残りのユニットをそのまま進めていきました。

むしろ、2度目で1次試験を突破できたら、ラッキー!ぐらいに感じていました。

2次の面接試験は、試験会場の選択肢が激減して、一番近くて東京でした。

当時は静岡に住んでいた僕は、

「2次試験のわずか20分程度の面接のためだけに、新幹線と地下鉄を乗り継いで東京会場まで行くのは、一度きりにしたい!」

という強い想いがあったので、ガッツリ対策しました。

おかげで、一発合格できました。

1級の合格証が届いた時に思ったこと

1級の合格証が届いたときに、僕は心から嬉しい気持ちになりました。

「ついに!!国内の英語試験で最難関と呼ばれる英検1級に合格したぞー!!」

という感じです。

でも、振り返ってみると、自分が英会話を始めた時には、まったく興味がなかった方向に進んできたことに気付きました。

僕は最初、資格試験にはまったく興味がありませんでした。

むしろ、テストに出ないようなラフでカジュアルな俗語を覚えて、ネイティブ相手に使うのが目標でした。

そんな自分が、ニュース英語を日常的に読むようになり、日常生活でまったく使わないボキャがふんだんに使われている英文が入っている英検1級に合格する日が来るとは・・・

29才の時の自分に、英検1級合格証を見せたら、目を丸くして驚くはずです。

「おまえは5年後、英検1級を目指すようになる。そして、合格する。」

と告げたら、

「え?なんで?何がどうなったら、その方向に向かっていくことになるの?俺、日本語でさえ新聞読まないんだよ?」

という感じで、流れが予想できないでしょう。

僕は、これこそが英語学習の醍醐味だと思います。

英語を通じて自分が思ってもみなかった方向に興味がわいて、思ってもみなかった方向に人生が進む・・・

英語には、そのパワーがあります。

だからもし、あなたが今、

「英検なんてまったく興味がないし。」

「準2級ぐらいまでは取っても良いけど、その先は興味ないなぁ~」

と思っていたとしても、数年後には準1級、さらに1級を目指している・・・なんて自分になっているかもしれません。

もしくは、まったく違った方向で英語力を活かしているかもしれません。
今はまだ見えなくても、毎日の英語学習を楽しむ工夫を続けていれば、きっと道が開けるでしょう。

(完)(→この記事のシリーズを1話目から読む

 

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