from 師範代Shinya
(→前回の続き)
英検1級の面接を初回で突破するために僕が強化したスキルは、この2つでした。
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①自分が得意なトピックに強引に持っていく
②英語で語れるトピックの範囲を広げる
ベストなのは①です。
でも、回によってはその時に選べるトピック5つの中から、どうしても自分の得意分野につなげられないこともあります。
そのため、保険として②も強化しておきました。
社会問題と言えば、環境、政治、経済、医療、あたりが出やすいので、その中から自分がある程度下地知識があるものを英語で言えるように強化しました。
この中で言うと、経済です。
なぜなら、僕はビジネス書が好きで日本語でも英語でも読んでいたからです。
ビジネス書は英語で書かれているものも、比較的読みやすいものが多いです。
小説などに比べて、ビジネス本は先の展開が予想しやすくて、出てくる英単語もだいたい決まっています。
また、これまで何度も受けてきたTOEICテストに出る英単語もビジネス系が多いです。
そのため、僕は手持ちのビジネス英単語を使って、経済について語る練習をしました。
本番当日に改めて感じた、1回で受かりたい理由
自分の中では、「もうこれ以上対策しようがない」と感じるところまで練習してから、本番日を迎えました。
それでも、正直、100%の自信はありませんでした。
なぜなら、どんなトピックでスピーチを作れるかによって、その後の質問への答えやすさが大きく変わる経験を、練習中に何度もしたからです。
後はもう、運に任せるだけです。
当日の面接会場は、とてつもなく遠く感じました。
一番近いエリアで東京だったのですが、新幹線の駅からはかなり遠い場所にある中学校でした。
もう地名は忘れてしまいましたが、とにかく乗り換えが多くて大変でした。
静岡から品川まで新幹線で行き、そこから鈍行(東京の路線は鈍行と呼ぶのか分かりませんが)に乗り換えて、さらに地下鉄にも乗り換えました。
今のように便利な乗り換えアプリもなかったので、事前にパソコンで下調べした乗り換え表をプリントアウトした紙を握りしめて、迷っても大丈夫ないように早めに会場に向かいました。
会場の中学校は、びっくりするほど人が少ないエリアで、「ここは本当に東京か?」と思うほど、静かでした。
早く着きすぎて中に入れなかったので、しばらく学校周辺を散歩したり、公園で休んだりしたのですが、周りには歩いている人は少ししかいませんでした。
おそらく東京の中でも、都心からだいぶ離れた場所は、こういう雰囲気なのでしょう。
ここに来るまでの時間が、すごく長く感じました。
「もし今回、ここで落ちたら・・・また次回、面接の10分のためだけにこの会場に来なければならないのだろうか?それはイヤだ!何としても1回で受かるぞ!!」
と、改めて1回で受かる大切さを感じました。
さらに感じた、1回で受かりたい理由
公園でしばらく時間をつぶした後、改めて会場に向かいました。
会場に着いてからも、忍耐を要する状態が待っていました。
待ち時間がすごく長いのです!
僕のいる教室内の人数は、そんなに多くありません。
トータル15人ぐらいです。
会場は独特の緊張感で静まりかえっています。
いつものように、ほとんどの人たちが面接対策本を開いて読んでいます。
僕は、試験当日は勉強しない派なので、特に何も持ってきていません。
この、動きのない静かな空間では、1分1秒がとても長く感じられます。
係の人が言いました。
「順番が来たらお呼びしますので、しばらくお待ちください。」
そう言って教室を出て行きました。
室内には、受験者だけが静かに座っています。
5分が過ぎました。
10分が過ぎました。
15分、
30分、
45分、
1時間・・・
えーーー!!もう1時間待ってるよ!!
さっきの係の人は入ってこないし、誰も呼ばれません。
この空間での1時間は、とてつもなく長く感じました。
体感的には、3時間ぐらいです。
おそらく、他の教室の受験者から順番に面接をやっているんだと思われます。
集合時間は午後1時でしたが、もう2時を過ぎていました。
でもこれは、まだまだ序の口でした。
それからさらに1時間過ぎて、3時を回りました。
「この教室、忘れられているんじゃないか?」
そう思い始めました。
僕の周りで静かに面接対策本を読んでいた人たちも、ついにしびれを切らしたのか、少しずつ身体を動かし始めました。
このままでは、待っているだけで神経がすり減って、本番で集中力が発揮できないのでは?
と思いました。
すると、ついに教室のドアが開いて、係の人がやって来ました。
「大変お待たせ致しました!これから順番にお呼びしますので、呼ばれた方は移動をお願いします。」
会場中に、みんなのホッとしたため息が聞こえました。
その後は、3人ぐらいずつまとまって呼ばれて、移動していきました。
呼ばれ始めてからは、思ったより消化スピードは早くて、20分おきぐらいに次のグループが呼ばれていきました。
でも、僕はいつまで経っても呼ばれず、ドキドキしながらも待ち続けました。
そしてなんと、この教室内で一番最後のグループでした。
僕が別の教室に移動した頃には、時間は4時半を過ぎていました。
待ち時間3時間半・・・
普段から待つのがキラいで、行列のできるラーメン屋には絶対に並ばない僕にとって、今回の待ち時間は地獄の苦しみでした。
僕は心の中で改めて、
「もう2度と、同じ経験をしたくない!!これで終わりにするぞ!!絶対受かる!!」
と心に誓いました。
怒りと闘争心が、メラメラと心の底から燃え上がってくるのを感じました。
・・・つづく。
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From 師範代Shinya(新村真也)
(やり直し英語達成道場 師範代)
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