from 師範代Shinya
この本の最大の特徴は、
①解説のわかりやすさ
②英語の歴史を学んで楽しめる
ことです。
特に中上級者にとっては、文法の歴史を学ぶことで、「へぇ~そんな歴史があって、今のルールが生まれたのか!」という新しい発見があるでしょう。
僕がこの本で気に入ったパートは、後半にある「深掘り解説」のコーナーです。
これまで何となくルールで覚えるしかないと思っていた文法項目にも、ちゃんと歴史があって、進化しながら現在の形に落ち着いたことが分かりました。
そして、今後も時代の変化と共に文法ルールは柔軟に変わっていくだろうなということが、感じられます。
深掘り解説は、けっこうマニアックな内容ですが、英語好きな人にはたまらない知識が詰まっているコーナーです。
ちなみに、辞書を引くとたまに出てくる、
・古英語
・印欧祖語
・中英語
などの語源に関する言葉の意味が、前半のページで丁寧に解説されています。
大人の知的好奇心を満たしてくれる、魅力的な内容が詰まっています。
ふだん見かけない文法まで、幅広く網羅
このテキストは、あくまで「文法書」です。
そのため、ふだんの英会話ではあまり使われていない、なじみの少ない言い回しや文法なども、しっかり含まれています。
特に書き言葉の場合、日常会話の文法とは違う言い回しが多く使われます。
大学受験英語で出てくるような、複雑で難解な「書き言葉英文法」の項目までしっかり含んだ上で、「なぜ、この言い回しでこの意味になるのか?」を分かりやすく解説してくれます。
その上で、「これは書き言葉でしか使われないので、会話ではほとんど耳にしない」といった感じで、真実も伝えてくれます。
この情報を元に、
・サラッと流す程度で覚える必要がないか?
・しっかり覚えて使えるようにした方がいいか?
の判断がしやすくなるのです。
調べやすい目次
文法書で大事なのは、「調べやすさ」です。
一度目を落としただけで内容を全部覚えられる人はいません。
そもそも、内容をすべて覚えるすらないと僕は思っています。
ただ、音読などをしながら、素材の英文の中に、
「これってなぜこの日本語訳になるんだろう?どういう構文なんだろう?この as って何?」
と思う英文が出てきた時に、辞書代わりに使うことができるのが、文法書のメリットです。
細かい文法項目まで含まれているからこそ、辞書として使って確認していくことができるのです。
そのため、目次の使いやすさ、調べやすさは、とても大事な要素です。
その点、このテキストは調べやすいと感じます。
調べ方の3パターン
分からない構文を調べる時に、文法用語を知っているかどうかで、調べ方が変わってきます。
たとえば、
A whale is no more a fish than a horse is.
(クジラはウマと同様に魚類ではない。)
という英文に出会ったとします。
普通は、え?どういう意味?となる確率が高いです。
日本語訳を読んでもイマイチ、ピンと来ないというケースもあるでしょう。
これは、「ウマが魚類ではないのと同じように、クジラも魚類ではない」という、比較級の一種の構文です。
こういう言い回しに出会った時に、自分の知識量によって調べ方が変わります。
パターン①文法項目を知らない
この場合は、後ろの「英語索引」で、than の英単語を見ながら、解説ページ番号を見つけることができます。
パターン②文法のカテゴリーを知っている
この場合は、前の方にある文法項目の目次で「比較級」という項目を見つけて、そこからたどり着くことができます。
パターン③構文の名前を知っている
「あ~なんか、大学受験の時に、こんなのあったなぁ~・・・そうだ!クジラ構文だ!思い出した!どんなルールだったけ?なんでこの意味になるんだっけ?」
という場合は、後ろの日本語の索引から「クジラの公式」という言葉を調べると、すぐにたどり着くことができます。
このように、あなたの今の文法知識レベルに合わせて、最短で見たいページに行く調べ方を選ぶことができるのです。
・・・つづく。
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