
from 師範代Shinya
先日、アロマと脳科学をテーマにしたセミナーに参加してきました。
講師は、以前の記事でご紹介した本、
の著者である赤星頼信さんです。
僕は普段、赤星さんのことを「ヨリさん」と呼んでいます。
以前、この本のレビュー記事にも書きましたが、実はヨリさんは、以前僕の英語スクールに通ってくれていた元生徒さんでもあります。
当時は五反田駅前で、毎週対面の英語道場を開いていました。
ヨリさんは英語を学ぶ側として参加してくれていたのですが、今回は立場が逆になり、僕がヨリさんから香りと脳の仕組みを教わりました。
人とのご縁というのは面白いものですね。
今回のセミナーでは、アロマに関する知識を聞くだけではなく、実際に香りを使いながら、自分の心や身体にどんな変化が起きるのかを体験しました。
今はオンラインでセミナーを受けるケースが増えていますが、香りの効果だけはオンラインでは体験できません。
今回のセミナーで特に印象に残ったのが、
「ご機嫌は自分で選べる」
という考え方でした。
この言葉を聞いた時、僕はすぐに英語学習のことが頭に浮かびました。
なぜなら、英語を続けられるかどうかは、勉強法だけではなく、
「勉強を始める時に、どんな自分でいるか」
に大きく左右されると感じているからです。
ご機嫌は出来事の結果だと思っていた
僕はこれまで、ご機嫌というのは、何か良い出来事が起きた結果として生まれるものだと思っていました。
仕事がうまくいったから気分が良い。
誰かに褒められたから嬉しい。
家族との時間が楽しかったから穏やかになる。
反対に、仕事で嫌なことがあれば不機嫌になる。
予定通りに進まなければイライラする。
誰かの一言に傷つけば、しばらく気持ちを引きずる。
つまり、自分の気分は外側の出来事によって決められるものだと思っていたんです。
ところが、今回のセミナーで聞いたのは、
ご機嫌は、ただ待つものではない。
自分で整え、選び直すことができる。
という考え方でした。
もちろん、嫌なことがあったのに、無理やり笑顔になるという意味ではありません。
落ち込むこともあるし、腹が立つこともあります。
ただ、その状態にずっと流されるのではなく、自分に合った方法を使って、少しだけ戻ってくることはできる。
その方法の一つが香りなのだそうです。
香りを変えると自分の状態も変わる
セミナーでは、実際にいくつかの香りを体験しました。
香りによって、頭がスッキリするように感じるものもあれば、少し肩の力が抜けるように感じるものもありました。
・集中したい時はこの香り
・リラックスしたい時はこの香り
と、選べるのです。
もちろん、誰にでも当てはまる正解が一つだけあるわけではありません。
自分の反応を確かめながら、その時の状態に合うものを選んでいくわけです。
英語学習は始める前の状態で変わる
英語学習では、何をやるかがよく話題になります。
単語帳はどれがいいのか?
音読は何回やればいいのか?
オンライン英会話は毎日受けるべきか?
どの教材が一番効率的なのか?
もちろん、こうした勉強法や教材選びも大事です。
ただ、どれだけ良い教材を使っていても、自分の状態が乱れていれば、なかなか頭に入りません。
僕にも、今日は英文がスラスラ読めると思う日もあれば、何度読んでもまったく頭に残らないという日があります。
以前は、そういう日があると、
自分はやる気が足りない!もっと気合いを入れなければ!
と考えていました。
でも、実際には気合いの問題ではないことも多いんですよね。
睡眠不足だったり、仕事で疲れていたり、家族との会話が引っかかっていたり、別の悩みで頭がいっぱいだったりします。
そんな状態で無理に勉強を始めても、目は英文を追っているのに、頭の中ではまったく違うことを考えてしまいます。
時間だけは使ったのに、内容がほとんど残っていない。
これは、英語力がないからではなく、英語を受け取る側の状態が整っていないからかもしれません。
前回の記事で紹介したヨリさんの本のコンセプト、
「人間の体はOSである」
という考え方にもつながります。
教材や勉強法がアプリだとすれば、身体や心の状態はOSです。
どれだけ性能の良いアプリを入れても、OSが重くなっていれば、動きは鈍くなります。
英語学習の前に小さな切り替えを入れる
英語を勉強する前に、毎回ご機嫌である必要はありません。
機嫌が良くなるまで待っていたら、いつまでたっても始められない日もあります。
大事なのは、今の状態から少しだけ移動することだと思います。
イライラしている自分を、いきなり前向きにする必要はありません。
疲れ切った状態を、絶好調まで戻す必要もありません。
「マイナス10を、マイナス7にする」
そのくらいでも十分です。
香りを使ってみる。
温かい飲み物を入れる。
机の上を少しだけ片づける。
好きな英文を一つだけ音読する。
オンライン英会話の前に、深呼吸をする。
こうした小さな行動を、英語学習の前の儀式にしておくと、気分に振り回されにくくなります。
僕自身、ジーンズショップの店長をしていた頃、仕事のプレッシャーから離れるために英語を学んでいました。
当時は高い目標を掲げていたわけではなく、英会話スクールへ行く時間が、仕事から頭を離せる小さな逃げ場所になっていました。
英語学習そのものが、僕にとって気持ちを整える時間だったんです。
だからこそ、燃えるようなモチベーションがなくても続けられたのかもしれません。
勉強法を変える前に自分の状態を見てみる
英語学習がうまくいかない時、僕たちはすぐに方法を変えようとします。
別の教材を買った方がいいのではないか?
アプリを変えた方がいいのではないか?
もっと時間を増やした方がいいのではないか?
でも、その前に一度だけ、自分の状態を確認してみる価値があります。
今日は眠れているだろうか?
疲れがたまっていないだろうか?
何か気になることを抱えていないだろうか?
そして、この状態から少しだけ戻るために、何ができるだろうか?
と考えてみる。
その選択肢の一つとして、香りを使う方法があります。
ご機嫌は、良い出来事が運んでくるのを待つだけのものではありません。
自分に合った小さなきっかけを使って、選び直すことができます。
英語学習を続けるために必要なのは、常に高いやる気を維持することではありません。
乱れた時に、どう戻ってくるかを知っていることです。
その戻り方をいくつか持っておけば、今日は調子が悪いからと、英語を完全に諦めずに済みます。
今回のセミナーを通して、勉強の効率を上げるためには、勉強法を探すだけでは足りないのだと改めて感じました。
英語を学ぶ自分自身を、どのように整えるか?
そこに目を向けることで、同じ教材、同じ勉強時間でも、得られるものは変わってくるのだと思います。
P.S.
自分を整える手段の1つとして、「習慣化」と「小さな変化に気付く」ことも有効です。
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