
from 師範代Shinya
そんなふうに感じることはありませんか。
朝は、それなりにやる気があった。
今日は英語を勉強しよう。
今日はあの仕事を進めよう。
今日は少し部屋を片付けよう。
今日は早めに寝よう。
そう思っていたはずなのに、気づけば夜。
そして、寝る前にスマホを見ながら、
「あれ?今日、何してたんだっけ?」
と思う。
僕自身、昔からこの感覚はよくありました。
英語をやり直し始めた頃もそうです。
「今日は音読をやろう」
「今日は単語を覚えよう」
「今日は文法を復習しよう」
そう思っていたのに、気づいたら1日が終わっている。
そして、寝る前に少しだけ罪悪感が出てくる。
でも、ここで大事なのは、
「自分は意志が弱い」
「自分は時間の使い方が下手だ」
と責めすぎないことです。
1日があっという間に終わる人には、いくつか共通点があります。
そしてそれは、性格の問題というよりも、毎日の過ごし方の設計の問題であることが多いのです。
1.朝の段階で「今日やること」がぼんやりしている
1日があっという間に終わる人の共通点の1つ目は、朝の段階で今日やることがぼんやりしていることです。
「今日は英語を勉強しよう」
これは、一見すると目標のように見えます。
でも、実際にはかなりぼんやりしています。
英語の何をやるのか。
何分やるのか。
どの教材を開くのか。
どこまで進めるのか。
いつやるのか。
ここまで決まっていないと、脳はなかなか動きません。
僕も昔は、
「今日は時間ができたら英語をやろう」
と思っていました。
でも、時間は自然にはできません。
時間ができたらやる、と思っていると、だいたい時間はできないまま終わります。
仕事が入る。
家の用事が入る。
スマホを見る。
ちょっと休憩する。
気づいたら夕方になる。
そして夜になって、
「今日は疲れたから、明日やろう」
となる。
このパターンに入ると、1日は本当にあっという間です。
だからこそ、朝の段階で、
「今日は英語を30分やる」
よりも、さらに具体的に、
「朝食後にDUOを1セクション音読する」
「夜9時に瞬間英作文を4ユニットやる」
「寝る前に昨日の音読を3回だけ録音する」
というところまで決めた方が動きやすくなります。
人は、やる気がないから動けないのではなく、何をすればいいかが曖昧だから動けないことが多いのです。
2.小さな判断が多すぎる
1日があっという間に終わる人は、1日の中で小さな判断をたくさんしています。
何を食べよう。
何から始めよう。
どの教材を使おう。
今日はやるべきか、休むべきか。
先にメールを返すか、作業を進めるか。
スマホを見るか、勉強するか。
こういう小さな判断は、1つ1つは大したことがないように見えます。
でも、積み重なるとかなり疲れます。
僕も以前は、英語の勉強メニューをその日の気分で決めていました。
今日は英単語かな。
やっぱり文法かな。
でも、リスニングもやった方がいいよな。
そうやって迷っているうちに、だんだん面倒になっていく。
そして、最終的には、
「今日はちょっと疲れてるから、軽めにしよう」
となり、その軽めすらやらずに終わる。
これは、意志が弱いというよりも、判断の回数が多すぎるのです。
英語学習でも、仕事でも、家事でも、続く人はだいたい「考えなくても動ける形」を持っています。
毎朝この教材を開く。
移動中はこの音声を聞く。
夜はこのノートを1ページだけ見る。
日曜日は復習の日にする。
こういう形ができていると、いちいち迷わなくなります。
迷わないから、始められる。
始められるから、1日が流されにくくなるのです。
3.スマホで「細切れの時間」が溶けている
1日があっという間に終わる最大の原因の1つは、スマホです。
もちろん、スマホ自体が悪いわけではありません。
僕も仕事で使いますし、調べ物にも使います。
英語学習にも使えます。
でも、スマホは「ちょっとだけ」のつもりが、簡単に20分、30分を持っていきます。
SNSを少し見る。
ニュースを少し見る。
動画を少し見る。
メッセージを少し返す。
この「少し」が1日に何度も起こると、まとまった時間はなくなります。
しかも怖いのは、スマホ時間は記憶に残りにくいことです。
何かを達成した感じもない。
深く休んだ感じもない。
でも、時間だけは確実に過ぎている。
だから夜になると、
「あれ?今日、何してたんだっけ?」
という感覚になります。
僕も、英語学習を本気でやっていた時期は、スマホとの距離感をかなり意識していました。
特に音読の時間は、スマホを近くに置かないようにしていました。
なぜなら、スマホが視界に入るだけで、集中力が削られるからです。
英語の勉強は、ただ時間を取ればいいわけではありません。
集中して、その英語に入り込む時間が必要です。
そのためには、勉強法以前に、スマホに時間を吸われない環境を作ることが大事です。
4.「やるべきこと」ばかりで「楽しみ」がない
1日があっという間に終わる人は、やるべきことに追われていることが多いです。
仕事をしなきゃ。
家事をしなきゃ。
返信しなきゃ。
勉強しなきゃ。
運動しなきゃ。
全部「やらなきゃ」になると、1日が義務の連続になります。
すると、脳は自然と逃げ場を探します。
その逃げ場が、スマホだったり、動画だったり、ダラダラ時間だったりします。
これは怠けているというよりも、心がバランスを取ろうとしているのだと思います。
僕も、英語学習が苦しかった時期は、いつも「やらなきゃ」で自分を動かそうとしていました。
でも、それだと続きません。
英語を続けられるようになったのは、少しずつ「楽しみ」と結びつけられるようになってからです。
英語が聞き取れた時のうれしさ。
外国人と少し会話できた時の高揚感。
海外旅行で英語が通じた時の感動。
好きな映画のセリフが分かった時の喜び。
こういう感覚があると、英語はただの義務ではなくなります。
1日の中にも同じことが言えます。
やるべきことだけで埋めるのではなく、
「今日はこれを楽しみにする」
という時間を意図的に入れる。
それだけで、1日の体感は変わります。
5.終わった後に振り返る時間がない
1日があっという間に終わる人は、1日の終わりに振り返る時間がありません。
ただ疲れて寝る。
スマホを見ながら寝る。
反省だけして寝る。
これだと、次の日も同じ流れになりやすいです。
でも、たった3分でもいいので、
今日は何ができたか。
何に時間を使ったか。
明日は何を1つだけやるか。
これを振り返るだけで、1日の密度は変わります。
ポイントは、反省会にしすぎないことです。
「今日もできなかった」
「自分はダメだ」
ではなく、
「今日はこれだけできた」
「明日はここを少し変えよう」
くらいで十分です。
英語学習も同じです。
毎日完璧にできなくてもいい。
でも、
「今日は音読を1回できた」
「今日は英語を聞く時間を作れた」
「今日は単語を5個だけ見た」
と確認できると、1日がただ流れた感じではなくなります。
小さくても、自分で1日を使った感覚が残ります。
これが積み重なると、毎日の充実感が変わっていきます。
1日は、意志よりも設計で変わる
1日があっという間に終わる人は、決して怠け者ではないと思います。
むしろ、やりたいことも、やるべきことも、たくさん抱えている人が多いです。
だからこそ、何から手をつければいいか分からなくなる。
判断が増える。
スマホに逃げる。
気づいたら夜になる。
そして自分を責める。
この流れに入ってしまうのです。
でも、ここから抜け出す方法はあります。
朝にやることを具体的に決める。
判断の回数を減らす。
スマホとの距離を取る。
楽しみを予定に入れる。
夜に3分だけ振り返る。
こういう小さな設計を入れるだけで、1日の感覚は変わります。
英語学習も、人生も、いきなり劇的には変わりません。
でも、1日の終わりに、
「今日は少しだけ前に進めたな」
と思える日が増えていくと、だんだん自分への信頼が戻ってきます。
そして、その自分への信頼が、次の行動を起こす力になります。
1日があっという間に終わるのは、時間が足りないからだけではありません。
自分の時間を、自分で扱う仕組みがまだ整っていないだけかもしれません。
まずは明日、1つだけでいいと思います。
「これだけはやる」
という小さな予定を、朝のうちに決めてみてください。
それだけでも、1日の流れは少し変わり始めます。
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