
from 師範代Shinya
大人の英語学習で、意外と大きな壁になるものがあります。
それは、英語力そのものではなく、年齢です。
特に、勉強を始める直前や、しばらく続けた後に上達を感じられずに行き詰まった時。
自分の中で「年齢を理由に勉強を辞めたくなる瞬間」がやってくることが多いです。
「今から始めても、もう遅いんじゃないか」
「単語が覚えられないのは、年のせいなんじゃないか」
「もっと若い頃からやっておけばよかった」
「今さら頑張っても、どうせモノにならないんじゃないか」
そういう声が、頭の中に響いてくるのです。
僕は、この気持ちはすごく自然だと思います。
若い頃より疲れやすくなったと感じる。
昨日覚えた単語を、今日もう忘れている。
文法を復習したのに、いざ英文を見ると分からなくなる。
音読しても、口が思うように動かない。
そんな経験が続くと、
「やっぱり年齢のせいかな」
と思ってしまうのも無理はありません。
年齢より怖いのは、行動が止まること
ただ、ここで気をつけたいことがあります。
年齢そのものよりも怖いのは、年齢を理由に、行動が止まってしまうことです
覚えられない。もう年だから諦めよう。
思ったより伸びない。だから、今さら無理。
こうやって、年齢がいつの間にか、
始めない理由
続けない理由
できない理由
になってしまうことがあります。
もちろん、年齢による変化はあります。
10代や20代の頃と、同じ感覚で覚えられるわけではないかもしれません。
体力も集中力も、昔とは違うかもしれません。
でも、年齢が上がったら英語はもう伸びない。
これは本当にそうなのでしょうか。
40代から始めたら、もう遅いのでしょうか。
50代、60代、70代になったら、英語学習はもう意味がないのでしょうか。
この思い込みを、かなり強く揺さぶってくれる本があります。
それが、
という本です。
46歳からやり直し、53歳で通訳案内士へ
この本の著者は、日高由記先生。(ここから先は、Yuki先生と表記します)
現在75歳の現役英語講師です。
この時点で、すでにすごいです。
でも、さらに驚くのは、日高さんが本格的に英語をやり直した年齢です。
46歳からやり直し英語を始めて、
53歳で通訳案内士の資格を取得し、
75歳の今も、現役で英語を教えている。
この流れを見ただけでも、
「今からでは遅い」
という思い込みが少し揺らぎます。
この本は、Yuki先生自身の勉強体験と、英語講師として大人を教え続けている体験をベースに書かれています。
英語学習の世界には、いろいろな成功談があります。
帰国子女の成功談
子どもの頃から日本で英語を勉強し続けている人の成功談
海外経験が豊富な人の成功談
もちろん、それはそれで参考になります。
でも、大人になってから英語をやり直す人にとっては、
「すごいけど、自分とは違うな」
と感じることもあると思います。
その点、46歳からのやり直しというストーリーは、かなり違って見えます。
「自分にも応用できる話かもしれない」
そう思えるからです。
魔法の勉強法ではないからこそ、希望がある
ただし、ここで誤解してほしくないことがあります。
この本を読めば、誰でもすぐに英語がペラペラになる。
そんな話ではありません。
46歳から始めて、53歳で通訳案内士になったということは、そこには7年間の積み重ねがあります。
(ちなみに、通訳案内士の試験の英語レベルは、英検1級相当です)
そして、75歳の今も現役で英語と関わっているということは、そこには何十年もの継続があります。
年齢を重ねた大人が、
どうやって英語と向き合い、
どうやって三日坊主を乗り越え、
どうやって生活の中に英語を組み込み、
どうやって長く続けてきたのか。
そのリアルな道筋が見えることが、この本の価値だと思います。
英語学習は、短距離走ではなく人生に組み込むもの
僕が見てきた中でも、英語が伸びる人は、完璧に続けている人ではありません。
むしろ、
できない日があっても戻ってこられる人
忙しい日でも完全にゼロにしない人
5分でも英語との接点を残せる人
そういう人は強いです。
英語は、気合いだけで続けるものではありません。
生活の中に、どう置くかです。
そして、長く続いた先に、英語は単なる勉強ではなく、人生の一部になっていきます。
次回の記事からは、本の中身にも少しずつ触れながら、大人の英語学習にどう活かせるのかを紹介していきます。
「もう遅いかもしれない」
そう思っている方にこそ、ぜひこの本を読んでいただけたらと思います。
・・・つづく。
今回紹介した『英語は何歳からでもやり直せます』はこちら↓↓↓
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