From  師範代Shinya(新村真也)
 
(→前回のつづき)
 
 
前回の記事では、英語学習者個人で違う3つの要素として、
 
①バックグラウンド
 
②性格
 
③好み(向き不向き)
 
のうち、①のバックグラウンドを詳しく解説しました。
 
今日は②を深掘りしていきます。
 
 

②性格

英語学習者の性格は、成果に大きく影響します。
 
 
たとえば、分かりやすくざっくり2つの両極端な性格の人がいたとします。
 
 
・細かいことが気になる性格のAさん
 
 
・大ざっぱな性格のBさん
 
 
Aさんは、初心者の頃から細かい文法項目が気になって、ちょっとでも分からないことがあったら徹底的に調べます。
 
 
自分が100%納得できるまで、先に進みません。完璧主義なところがあり、自分の話す英語へのジャッジも厳しい傾向にあります。
 
 
英会話をしている最中にも、正しい言い方をしようとして考え込んでしまう時間が多い傾向があります。
 
 
一方でBさんは、大ざっぱな性格なので細かいことを気にしません。
 
 
とりあえず分からない部分があっても、先へ進むことを重視します。
 
 
多少ブロークンな英語でも「相手にメッセージが通じれば良い」という姿勢なので、英会話の最中も、文法ミスを気にしません。
 
 
正確さよりも、スピードとテンポを重視します。
 
 
とりあえず自分の言いたいことが伝わって、相手とコミュニケーションが取れたら、「よくできた!」と自分で自分をホメます。
 
 
 

どちらが早く「話せる」ようになるか?

「英会話(フリートーク)」というジャンルだけに絞った場合、AさんとBさん2人のうち上達スピードが速いと感じやすいのは、どちらでしょうか?
 
 
僕の経験上、大ざっぱな性格のBさんの方です。
 
 
もちろん100%とは言えませんが、確率としてはBさんの方が高いです。
 
 
なぜなら、英会話をテンポ良く進めるためには、「細かいミスを気にせず、メッセージを伝える姿勢」が求められるからです。
 
 
会話の最中に自分のミスを気にしている時には、意識が常に自分自身に向いています。
 
 
「自分の文法は正しいだろうか?」
 
「自分の使った英単語は正しいだろうか?」
 
「ミスしたら自分は相手にどう思われるだろうか?」
 
 
という感じで、意識が自分に向き続けています。
 
 
でも、英会話では意識を目の前の「相手」に向け続けることが大事です。
 
 
相手に意識を向けていれば、多少のミスがあっても「相手がこちらの意図を理解してくれているかどうか?」は分かります。
 
 
もし相手が「ん?」という表情をしたら、もう一度言い直せば良いのです。
 
 
そういう点で英会話の中で「話せた感」を味わえる確率が高いのは、大ざっぱな性格のBさんの方になります。
 
 

楽しい気持ちが大事

英語を話すときには、できるだけ「自分をホメる姿勢」でいた方が良いです。
 
 
できなかった部分よりも、できた部分にフォーカスし続けた方が、英会話はテンポ良く進みます。
 
 
会話が楽しいと感じられと、後味が良くなります。
 
 
後味が良いと「また英会話をしたい!」と感じます。
 
 
場数を踏んで経験値が増えれば、スキルは上がりやすいです。
 
 
反対に「自分を罰する姿勢」で英会話をしていると、会話の最中に重苦しいオーラが漂います。
 
 
すると、英会話が「ツラい修行の場」のようになり、後味が悪くなります。
 
 
何度もツラい修行を繰り返すためには、大きな意思の力が必要です。
 
 
その結果、英会話の経験値が増えないので、上達スピードは遅くなりがちです。
 
 
 

周りの人達から見た場合

ちなみに、周りの日本人から見て「あの人は英語がペラペラだ」と思われやすいのも、やはりBさんの方です。
 
 
途中で何度も考え込んで止まってしまうAさんの姿と、多少ブロークンでも止まらずにガンガン話し続けるBさんの姿を見た場合、周りの人達は「Bさんの方がペラペラだ」と感じる確率が高いでしょう。
 
 
そういう点で、性格が「英会話上達のスピード実感」に大きく関わってくることは間違いありません。
 
 

Aさんタイプの人も落ち込まなくてもOK!

もしここまで聞いてあなたが、
 
 
「自分はAさんタイプだ・・・細かいことが気になっちゃうんだよなぁ・・・ダメなのかなぁ・・・」
 
 
と感じていたとしたら、落ち込まないでください。
 
 
Aさんタイプが「ダメ」なわけではありません。
 
 
今のはあくまで「英会話(フリートーク)」に限った中で、「上達スピードが速いと感じやすいのはどちらか?」をジャッジした結果です。
 
 
英語力全般の伸びのスピードではありません。
 
 
Aさんタイプの人は、たしかに会話のスピードはありませんが、その分「正確さ」を磨くことができます。
 
 
そして、その「正確さ」は、文章を書く時に力を発揮します。
 
 
大ざっぱなBさんタイプの人が英文を書くと、ミスが多くて読みづらい文章になりがちです。
 
 
会話ではミスは一瞬で流れるので気になりづらいのですが、文章になるとミスは目立ちます。
 
 
一方で、Aさんタイプの人は洗練された文法や英単語で文章を書けるようになることが多いので、相手に対して「しっかりした印象」を与えることができます。
 
 
また、Aさんタイプの人は「正解の選択肢を選ぶ数を競う」TOEICのようなテストで力を発揮できます。
 
TOEICの点数を伸ばしやすいのは、間違いなくAさんタイプです。
 
 
よく「TOEICで高得点を取れても、会話ができる証しにはならない。TOEICなんて意味がない!」という批判を耳にします。
 
 
こういう発言をしている人の多くは、Bさんタイプの人が多いです。
 
 
周りの人たちから「あの人は英語ペラペラだ!」と思われているけど、TOEICの点数がなかなか上がらずにイライラして、TOEICに対する批判コメントをしているケースが多いです。
 
 
そういう点では、AさんとBさんのどちらが優れているか?を議論するのは無意味です。
 
 
もちろん、AさんとBさんは両極端な例です。
 
 
実際には中間の性格の人もたくさんいます。
 
 
また、僕のように「このジャンルに関しては細かいことを気にするけど、このジャンルに関してはどうでもいい」という風に使い分ける人も多いです。
 
 
今回はあくまで分かりやすくするために、両極端な例でお話しました。
 
 
・・・つづく。
 
 
 

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