from 師範代Shinya
(→前回のつづき)
今回のスピフルの最大の進化ポイントは、
「瞬間英作文トレーニング中にわいた疑問に、AIが質問に答えてくれる」
という機能です。
・自分の作った英文と、正解のニュアンスの違い
・答えの英文を文法的に解説して欲しい
・別解はある?
など、ボタン1つで質問できます。
さらに、もっと深く質問しようと思ったら、LINEアプリ上で自分の言葉で細かい質問ができます。
つまり、チャットGPTのように、言葉でのやりとりもできるのです。
答えの正確さは「今のチャットGPT無料版の回答レベル」と同じぐらいです。
もちろん、答えはいつも分かりやすいとは限らないし、たまに、日本語で聞いているのに、英語で返事が来ることもあります。
そういう時には、「日本語でお願いします」と指示し直さなければなりません。
その点は、まだ完全とは言えない部分はあるでしょう。
ただ、AIは「進化し続ける」という特徴があるので、どんどん改善されていくことは間違いありません。
質問沼に注意
これは、スピフルに限らずチャットGPTを使っている時にもあるあるパターンなのですが、
「何でも答えてくれるがゆえに、ハマると時間がどんどん過ぎていく」
ということです。
1つの回答に対して、「え?じゃあ、このパターンは?」「この言い回しはどう?」「このニュアンスの違いは?」など、細かい部分を聞きたくなってしまうのです。
すると、どんどん沼にハマっていきます。
そして、1つの例文から始まった疑問が広がり、30分~1時間かかってしまうのです。
もちろん、そういう知識の習得がムダなわけではありません。
ただ、AIに日本語で質問している時間は、自分の口から英語を出しているわけではないので、スキル自体はアップしません。
質問する相手が生身の英語の先生であれば、先生の経験上から、
「これ以上は、マニアックな領域になるので、ニュアンスの違いは気にしなくて大丈夫ですよ。」
といったように、行きすぎる前に切ってもらえます。(先生にもよりますが、少なくとも僕はそうしています)
僕の講師としての経験上、生徒さんの質問にすべて答えることが良い場合と、良くない場合があるのです。
AIは、そのあたりのジャッジはできないので、ひたすらこちらの要求に応え続けます。
何を聞いても快く答え続けてくれるAIとのチャットは、エンドレスになる危険をはらんでいるのです。
特に瞬間英作文トレーニングは、スピードを重視するトレーニングです。
自分の作った英文と正解の答えがちょっと違うたびに、AIに細かく質問ていたら、ちっとも先へ進めなくなります。
それはもう、瞬間英作文トレーニングではなく、座学の文法学習タイムと呼べるでしょう。
どうしても気になる時だけAIを使うとか、自分の中で一線を引いておく工夫が必要だと思います。
これは、スピフルだけではなく、チャットGPTなどのAIを使って英語学習、またGoogleで色々と調べ物をする時の、一番の注意点だと思います。
とはいえ、初心者はこの「どこまで調べて良いのか?」のジャッジがムズカしいと思うので、とりあえず最初はAI無しでやってみるのもオススメです。
まずは口がスムーズに動くようになって、瞬間的に英文が言えるようになった後に、「ところで、この違いって何かあるのかな?」というように、深掘り質問してみるのが良いでしょう。
その頃にはもう、細かい違いが気にならなくなっているかもしれません。
・・・つづく。
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