
from 師範代Shinya(英語学習のヒントをYouTubeでも発信中)
英語学習の相談を受けていると、
「自分には、どんな勉強法が合っているんでしょうか?」
と聞かれることがあります。
もちろん、性格や英語レベル、使える時間によって、ある程度は予想できます。
コツコツ同じことを繰り返すのが苦にならない人もいれば、同じ教材をずっと続けていると飽きてしまう人もいます。
机に向かってじっくり勉強するのが好きな人もいれば、人と話しながら覚える方が楽しい人もいます。
個別コーチングでは、性格タイプと強みがどこにあるのかを診断するオンラインテストを受けてもらうこともあります。
ただ、僕は「自分に合う勉強法は、始める前には完全には分からない」と思っています。
結局、一度やってみないと分からないことがかなり多いです。
やる前の予想と実際はけっこう違う
たとえば、
「毎日30分なら続けられそう。」
と思って勉強を始めたとします。
ところが実際にやってみると、30分という時間を確保すること自体は難しくないけれど、毎日タイマーを見ながら勉強するのが窮屈に感じるかもしれません。
それなら、
「このテキストを毎日2ページやる。」
と量で決めた方が、意外と気楽に続けられることもあります。
逆に量を決めると、
「今日は全然終わらない。」
とストレスになって、30分でスパッと終える方が合っている人もいます。
これは考えているだけでは、なかなか分かりません。
やってみて初めて感じることです。
単語帳でも同じです。
口コミを読んで、
「この本は評判がいいから、自分にも合うはず。」
と思って買ってみたけれど、何日か使ってみたら、どうもページを開く気になれない。
反対に、最初は地味に見えた教材なのに、1週間くらいやってみたら意外に使いやすくて、そのまま何ヶ月も続いた。
こういうことは普通にあります。
僕も最初から自分に合う方法が分かっていたわけではない
僕自身、英語学習を始めた頃から、自分に合うやり方が全部分かっていたわけではありません。
むしろ逆で、実際にやりながら、
「これは自分には合わないな。」
「これは意外と続くな。」
ということを少しずつ知っていきました。
特に最初の1年間は、試行錯誤の連続でした。
僕は英語がほとんどできない状態から勉強を始めて、その後も20年以上英語学習を続けています。
31歳の時には初めて海外へ行き、カナダで3ヶ月生活しました。
そこからさらに勉強を続けて、英検1級やTOEIC975点まで来ましたが、今でも勉強のやり方を少しずつ変えることがあります。
最近でも、
「この量なら毎日できそう。」
と思って始めてみたら、思ったより負荷が高かったりします。
逆に、
「さすがにこれは多いかな。」
と思っていた量が、実際にやってみたら普通にできることもあります。
僕の場合は、勉強量を増やす時でも、頭の中だけで考えるより、一度やってみた方が早いです。
やってみて、
「これはちょっと疲れすぎるな。」
と思ったら戻す。
「まだ余裕があるな。」
と思ったら少し増やす。
そんな感じで調整しています。
合わなかった勉強法もムダではない
ここで少しもったいないなと思うのが、
「この勉強法は自分に合わなかった。失敗した。」
と考えてしまうことです。
たしかに、せっかく買った教材を途中でやめると、ちょっと損したような感じはします。
僕も教材を最後までやり切らないと、以前はなんとなく気持ち悪さがありました。
でも、ある程度やったうえで、
「このやり方は自分には続きにくい。」
と分かったのであれば、それもけっこう大きな収穫です。
たとえば単語をひたすら書いて覚える方法を1週間試して、
「これは面倒で続かない。」
と分かった。
それなら次は、音声を聞きながら覚えてみる。
それも合わなければ、例文の中で覚えてみる。
こうやって少しずつ候補を減らしていくと、自分が続けやすい形が見えてきます。
最初から100点の方法を見つけるというより、実際に試しながらズレを直していく感じです。
勉強法は性格だけではなく生活にも左右される
もう1つあるのが、自分に合う勉強法はずっと同じではないということです。
学生の時に合っていた勉強法が、仕事をしながらだと合わなくなることもあります。
独身の時には夜に1時間まとめて勉強できたけれど、子どもができたら、その時間を確保するのが難しくなる。
だったら朝に15分やった方がいいかもしれないし、移動中に音声中心で勉強した方が続くかもしれません。
僕自身も、20年以上ずっと同じ形で英語を勉強してきたわけではありません。
生活も変わっていますし、その時に伸ばしたい英語力も変わっています。
以前は必要だった勉強が、今はそれほど必要ではないこともあります。
逆もあります。
なので、
「自分に合う英語学習法を見つけなければ。」
と最初からかなり慎重になるより、
「とりあえず、これを少しやってみようかな。」
くらいでもいいと僕は思います。
1週間やってみる。
合いそうなら、もう少し続ける。
なんか違うなと思ったら、少し変えてみる。
僕も結局、そんなことを20年以上繰り返しています。
自分に合う勉強法は、どこかに完成形として置いてあって、それを探し当てるものではないのかもしれません。
しばらく続けてみて、
「あ、自分はこういうやり方だと意外と続くんだな。」
と後から分かることの方が多い気がします。
P.S.
とりあえず試してみるのに最適な勉強法のビデオ講座を用意しました。
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