
from 師範代Shinya(英語学習のヒントをYouTubeでも発信中)
僕は3年ほど前に、「Warrior 3S」という名前の懐中電灯を買いました。
(Worriorという英単語は、「戦士」という意味です)
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このジャンルは「タクティカルライト」と呼ばれていて、手のひらサイズながら、最大光量が2300ルーメンという、ものすごく強い光を発します。
もともと買った理由は、護身目的です。
僕は娘が生まれて以来、電車の中で怪しい動きをする人たちに敏感になりました。
東京の駅は人が多いので、たまに怪しい人が自分と同じ車両に乗ることがあります。
そういう人を見ると、僕は脳内で「もし、この人がバッグから突然、ナイフを取り出して振り回し始めたら、どう対処するか?」をシミュレーションします。
自分ひとりだったら、全力ダッシュで逃げるルートを考えたり、すぐに隣の車両に移動することもあります。
車両を変えるだけでも、やられるリスクを下げられるからです。
ただ、ベビーカーに乗せた子どもが一緒にいると、車両の移動ができないことが多いです。
また、暴漢から逃げられる可能性も低くなります。
子どもを抱きかかえてダッシュしたら、間違いなくスピードダウンするからです。
となると、父親の自分が盾になって、武器を持った相手に命がけで戦う状況を、想定しておく必要があります。
でも武道の世界では、「武器を持った敵に素手で立ち向かうのは愚の骨頂」とされています。
かといって、自分が警棒などの武器を常に持ち歩くわけにもいきません。
重いし、かさばるし、場合によっては法律に触れることもあるらしいです。
それに、「いざ戦!」となると、人間の身体は緊張と恐怖で本来の機能が使えなくなります。
特に、手が震えて力が入らなくなります。
だから、筋力に頼る技は、あまり使えません。
そこで一番現実的なのが、護身用の懐中電灯なのです。
ボタンを軽く押すだけで、強烈な光で敵の目をくらませて、その隙に逃げたり、敵の手を懐中電灯で叩いて武器を落としたりといった使い方ができるからです。
自分で食らって気付いた威力
試しに妻にこの懐中電灯を渡して、僕の目に向けて光を放ってもらいました。
すると、目の前が真っ白になってまったく見えなくなり、その後もしばらく目がチカチカして、まともに見れない状態が続きました。
昼真でもこのレベルなので、もし夜だったら、さらに効果は強烈でしょう。
相手のリーチの外側から飛び道具的に使えて、逃げる隙を作れるのが、護身目的ではベストなガジェットです。
女性や子どもでも使いやすく、相手に肉体的なダメージを与えないのも良いポイントです。
もしどうしても戦わなければならない時には、電球の周りについている金属製のギザギザ部分を敵に打ちつければ、素手よりずっと強力な打撃になります。
手が震えて筋力が低下していても、そこそこのダメージを与えられる確率が上がります。
僕は、どこに行くにもこの Warrior 3S を持ち歩いています。
幸い、今までにこれを発動させるような状況に追い込まれたことはありません。
5年保証
ところが最近、そのWarrior 3Sが壊れてしまいました。
ライトがつかなくなってしまったのです。
もう3年も使っているし、仕方ないかなと思ったのですが、ふと保証について調べてみると「5年保証」と書いてあります。
そこで、ダメ元でメーカーに問い合わせてみたところ、本当に新品に交換してもらえました。
アマゾン経由ですぐに送ってもらえたのです!
これは本当にありがたかったです。
そして新品になったWarrior 3Sを見ながら、改めて思いました。
このライト、僕が持っているあらゆるガジェットの中でも、たぶんトップクラスによく使っています。
ただし、最初に想定していた使い方とは全然違います。
一番使っているのは、家の中での捜し物
護身目的で買ったライトですが、実際に護身に使ったことは一度もありません。
では何に使っているのか。
一番多いのは、家の中でなくした物を探すときです。
家具の隙間に何か落とした。
ベッドの下に子どもの物が入り込んだ。
押し入れの奥をちょっと確認したい。
こんなときに、ものすごく明るいライトがあると便利なんですよね。
スマホのライトでも照らせますが、明るさが全然違います。
2300ルーメンの光で、部屋の中での捜し物が、浮き上がって見えるのです!
買ったときには、「家の中で物を探すために、これをこんなに使うようになる」とはまったく思っていませんでした。
昆虫ハンティングにも活躍!
さらに夏になると、別の用途も増えました。
セミの幼虫探しです。
子どもと一緒に夜、公園などでセミの幼虫を探すとき、このライトがめちゃくちゃ役に立ちます。
木の根元や幹を照らしたり、少し離れたところを確認したり。
娘専用に、同じメーカーの小さくて軽いモデルも買って、親子で同時に使っています。
これも、買った当初にはまったく想定していなかった用途です。
今年、娘と2人で行ったマレーシア旅行にも持っていきました。
そこでも大活躍しました。
気づけば、護身用として買ったライトが、家の中でも、子どもとの遊びでも、海外旅行でも使う道具になっていました。
だから、壊れた時にはとても不便に感じて、焦りました。
僕の中ではこの3年で、このライトは生活必需品になってしまったのです。
道具の価値は、買った瞬間には分からない
こういうことって、ガジェットにはけっこうある気がします。
買ったときには、
「これは○○のために使う物」
と考えています。
でも実際にしばらく使っていると、
「こんな使い方もできるのか」
「むしろこっちの用途の方が多いな」
ということが出てきます。
Warrior 3Sも、まさにそうでした。
護身に役立てる目的で買った。
できれば、一度も使わずに過ごせるのがベストだと思っていた。
でも実際には、ほぼ毎日使っている。
探し物をしたり、セミの幼虫を探したり、旅行に持って行ったりしている。
最初に考えていた目的から、どんどん使い道が広がっています。
そしてこれ、英語もかなり似ていると思うんです。
英語も、始めたときには使い道が全部見えない
英語を勉強し始めるとき、多くの人は何かしらの目的を持っていると思います。
海外旅行で話せるようになりたい。
TOEICで点数を取りたい。
仕事で英語を使いたい。
映画を字幕なしで見たい。
もちろん、こうした目的はあった方がいいと思います。
ただ、英語を長く続けていると、最初に思い描いていたものとは違う場所で役に立つことがあります。
僕自身も、英語を始めた頃から今の使い方をすべて想像していたわけではありません。
英語を教える仕事をすることも、YouTubeで英語について発信することも、海外の情報を日常的に見ることも、セブ島へのプチ留学の引率をすることも、娘と一緒に海外へ行くことも。
最初から全部見えていたわけではありません。
続けているうちに、使い道が増えていきました。
むしろ僕の場合、英語は「何か特定の目的のためだけに使うもの」という感覚が、だんだん薄くなってきた気がします。
生活の中のいろいろな場面で、普通に使える道具になっていった感じです。
「何に使うか」を最初に決めすぎなくてもいい
英語学習をしていると、
「これを勉強して、本当に何か意味があるのかな」
と思うことがあります。
特に、まだ英語を実際に使う機会が少ない人ほど、そう感じやすいかもしれません。
仕事でも英語を使わない。
海外旅行の予定もない。
外国人の友達もいない。
そうすると、
「自分は何のために英語をやっているんだろう」
と思うこともあります。
でも、今使い道が見えていないからといって、その先も使い道がないとは限りません。
Warrior 3Sを買ったときの僕も、3年後にマレーシアの昆虫ツアーで使っているなんて、想像していませんでした。
英語も同じで、今はまだ見えていない用途が、これから出てくるかもしれません。
旅行に行ったときに、ほんの一言が通じる。
海外の動画を見て、知りたい情報が分かる。
たまたま出会った外国人と少し話せる。
子どもに英語について聞かれたときに答えられる。
そんな小さな使い道が、後から少しずつ増えていくこともあると思います。
だから英語は、最初から完璧な目的を決めなくてもいいのかもしれません。
「これのために英語をやる」と一つに絞るより、
「英語という道具を一つ持っておく」
くらいに考えてみるのも、僕はけっこう好きです。
道具って、持って使っているうちに、使い方が増えていくものです。
英語もたぶん同じです。
今勉強していることが、数年後にどんなところで役に立つのか。
それは今の自分には、まだ分からないのかもしれません。
でも、そう考えると英語を続けることって、ちょっと面白くなりませんか。
P.S.
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